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2017/01/18 10:06

高見恭子教授の最終講義を行いました

    今年度で定年退職となる英語コミュニケーション学科の高見恭子教授の最終講義を1月17日(火)夕刻に短大102教室で開催しました。
    会場にはゼミ生をはじめとする学生や教職員が数多く駆けつけ、本学草創期からの教員である高見教授の講義に耳を傾けました。
    講義の冒頭、開会の挨拶として、本講義の主催者となる英語コミュニケーション学科の大谷学科長から挨拶があり、
    楠田教授からは高見教授の紹介が行われました。

    高見教授は「勇気と希望 ~ 私の研究遍歴と若い世代に託したいメッセージ」とのテーマで約40分にわたって講義を行いました。
    講義では、初めに研究活動の原点となったT・S・エリオットとジェームズ・ボールドウィンという2名の作家を紹介。
    続いて、サジャナー・ツルース、ハリエット・ジェイ・コブス、さらに宗教の世界で活躍した女性たちのエピソードを通して、
    高見教授の専門である黒人女性の世界について言及しました。

    そして、近年のゼミナールで、18世紀以降の英米の女性作家の系譜について扱ってきたことを通して、
    「私たちの今日は有名・無名に関らず、身を賭して戦ってきた人々の歴史の上にあります。
    私たちは何を残し、未来の世代に託していくのか、という意識や自覚を持つきっかけになってほしい」と語りました。
    最後に、戯曲家オーガスト・ウィルソンの“人は皆自分自身の歌を歌っている”との言葉を引用し、
    「これからも“自分自身の歌”を歌いながら、ますます活躍していってください」とエールを送りました。

    講義終了後には長年の感謝を込めて、長島教授から花束が贈呈され、参加者全員で記念撮影を行い、最終講義は無事終了しました。
    ページ公開日:2017/01/18 10:06