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2017/10/25

インドネシア元大統領夫人による講演会を開催しました

インドネシア共和国の故アブドゥルラフマン・ワヒド元大統領のシンタ・ヌリヤ夫人が、10月24日(木)に創価大学を訪れ、創価大学大教室棟において、創価女子短期大学の学生を対象に記念講演会を行いました。

今回の講演は、「宗教の差異を超えるイスラムの平和精神」と題して行われ、短大生とインドネシアからの創価大学留学生をはじめ、本学教職員が参加しました。同夫人による講演会は、2012年6月以来2回目ともなり、夫人は、短大生との再会を喜んでいました。

夫人は、イスラムの精神とは本来、「平和と安穏、幸福を追求するもの」であり、「人間性の価値を高めていくもの」であると述べ、今こそ人類は、宗教の差異を超えて平和の潮流を築いてきた池田先生やワヒド元大統領の偉大な行動に学び、実践するべきであると訴えました。

また平和精神を広げる担い手としての女性の使命についても言及。女性は「生命を慈しむ心」、「平和を愛する心」を持った存在である。互いの心を尊重し合う女性の連帯が平和な社会を映し出すと語りました。そして、『香峯子抄』について触れ、同書には女性が平和を開いていくための手本が示されていると語りました。

講演終了後には、創価大学の馬場学長から、夫人に対して、「創大最高栄誉賞」が授与されました。

以下、参加者の声です。「大変素晴らしい講演で感動しました。シンタ・ヌリヤ女史の女性としての強さを感じました。『母は人類にとっての最初の学校』というお話がとても印象的でした。女性に対する差別や宗教による争いをなくす為にも、女性としての誇りを持って、強くたくましく私らしく生きようと決意しました。」(現代ビジネス学科1年)、「本日の講演を通して、イスラムの教えと我々創価の哲学との共通項を見出すことができました。お話の中で一番印象に残った『インドネシアの多様性の中で生きる女性たちの連帯』に、21世紀の女性の可能性を感じました。最後の質問のお答えで”学ぶこと”を強調されていました。女史をはじめとする偉大な女性たちが今まで築いてこられた女性の権利の上に私たちは学べていることに感謝は尽きません。必ず力をつけ、より良い社会を築いてまいります。」(英語コミュニケーション学科1年)
ページ公開日:2017/10/25