短大学生課主催SLS（Student Life Support）セミナーの第４回目は、「教養としての美術の見方～ムーミンコミックス展を通して～」とのテーマで、７月27日（水）に短大200教室で開催しました。

３年ぶりに対面で実施した今回のセミナー。講師には、東京富士美術館・学芸員の平谷 美華子氏を迎え、現在開催中の「ムーミンコミックス展」の紹介と、美術鑑賞のポイントなど講義していただきました。その後、東京富士美術館に移動し実際に鑑賞。常設展示の解説も行っていただき、参加した学生にとって、美術を「見る」だけでなく「感じる」、「想像する」ことの面白さを発見できた心豊かなひと時となりました。

以下、参加した学生の声を一部紹介します。

「講義していただいた内容を踏まえ、自分自身で考え、じっと見つめながら鑑賞してみました。ムーミン展では、細かいところまで目を向けるとさらに面白く感じました。常設展では、この時代の背景には何があったのか、何を伝えたいのか等じっくり考えて見ることが出来ました。今回のSLSセミナーを通して、美術館には貴重で魅力が詰まった作品があり、自分の想像力や考え方がより広がっていくことを感じました」

「一枚の作品の中で、時代背景が表されていることがよく分かりました。また、作者の揺るがない気持ちや信じる気持ち、辛い時も諦めない気持ちに感動しました」

「普段はあまり美術に触れることがないので、今回のセミナーを通して感性が少し磨かれたように感じました。また美術館に行きたいと思いました」