「AIを活用した観光プラン提案」コンテストの表彰式を開催

このたび、11月15日に、本学のAI活用推進の試みとして実施した「AIを活用した観光プラン提案」コンテストの表彰式を開催しました!
本学では、新プロジェクト「Next 創短!2024」の1つとして、『AIで授業をパワーアップ』(「AIを活用した授業」と「AIを活用できる人材育成」)に取り組み始めています。
現在、既にビジネスの様々な場面で生成AIが積極的に活用され始めています。その動向をキャッチしながら、本学では、2023年度においては、春学期より1年次必修科目の授業において生成AIの活用法を学習し、日常の学びの中で積極的に活用することを推進してきました。また、秋学期にはビジネスでの活用をイメージした学びも取り入れてきました。その一つとして、1年次秋学期の必修科目「ビジネスコンピューティング」の授業において、「AIを活用した観光プラン提案」に取り組みました。
取り組みにおいては、生成AI(ChatGPT等)を用いながら、観光プランを練り、「企画書」の作成を行いました。また、企画書の作成にあたって、どのように生成AIを活用したのかをまとめた「AI活用レポート」も合わせて提出するようにしました。
「AIを活用した観光プラン提案」コンテストにおいては、授業での学びをベースに提出された「企画書」と「AI活用レポート」を対象に審査しました。約100件の応募に対し、最優秀賞1件、優秀賞1件、特別賞2件、奨励賞17件が選ばれ、表彰されました。
上位表彰された方と提案プランのキャッチフレーズは次の通りです。
<最優秀賞>
須賀こころさん「岡山の自然と歴史の舞台で織りなす昼夜異色幻景」
<優秀賞>
當瀬晴美さん「でーれー盛りだくさん!晴れの国岡山、大人のソロ活女子旅」
<特別賞>
野中光希さん「桜の魔法、きよすで癒しのひととき」
杉原優里菜さん「小樽の旅、心に残る美と楽しさの融合」
表彰式では、水元学長より賞状と記念品が授与されました。また、次の主旨の挨拶がありました。
「AIは道具でそれを使う人間の側が大事です。上手く使いながら素晴らしい価値創造をする。これからの時代の先駆けとして皆さんは道を拓いたと思います。来年入学する40期生とともにNext 創短2024を新たな節として取り組んでいきましょう。」
受賞者の声の一部を紹介します。
・このたびは表彰頂き、大変にありがとうございます。AIが身近なものになってきている現代で、AIを上手く活用できる力を授業で学べたことは、とても良い経験になったと思っています。これからも今回学んだことを活かして積極的に活用していきたいです。
・AIを一緒に旅行の計画を練るパートナーと思いながら作業ができ、楽しかったです。唯一無二の観光プランにしたいと考え、ChatGPTやGoogle、観光雑誌、SNSを使って観光地を調べ、自分の満足するプランを完成させる事ができました。ChatGPTとのやり取りを重ねる中で、自分がAIを育てているように感じたり、一緒に計画を立てているかのように感じ、AIの利点を体感できました。一方で、提示される情報全てが正しいとは限らないことも学びました。
・AIは瞬時に目的にあった文章を考えることやアイデアを出すことが得意だと感じました。一方で正確な情報をAIから得るのは難しいと分かりました。AIはわからないことがあったとしても自分の知っている情報を組み合わせて実在しないものを提示してくる場合が多かったです。また、こちらの質問の質の高さの重要性も理解できました。実際文章を考えてもらう際には文字数、ワードの指定などをすることでより自分が求めているものに近い答えを返してくれました。この授業でAIを活用してから、ちょっとした時に「AIに聞いてみようかな」という感じで日々の活用に積極的になることができました。これからもAIの特性を踏まえた上で活用していきます。




