Vol.8

加塩信子さん

・ 卒業年度・入学期:2010年度卒・25期
・ 所属学科:英語コミュニケーション学科
・ 勤務先等:関東圏内大学病院

創価女子短期大学とわたし

創価女子短期大学開学40周年、誠におめでとうございます。

自身の卒業から14年もの月日が経ってしまったことに驚きつつも、私たちの後にさらにここまで短大姉妹としての繋がりが続いていることに感謝の思いでいっぱいです。

私は、父が医師ということもあり、医師への道は諦められずにいました。幼少期の海外滞在の影響もあり、”ハンガリー医学部留学”という将来を見据えていました。しかし、18歳で異国の地へ留学に行く勇気が持てず、創立者池田先生の元で学びたい!との思いを胸に、2009年、25期生として創価女子短期大学英語コミュニケーション学科へ入学。2年間の短大生活を終え、ハンガリー国立セゲド大学医学部へ渡欧しました。ハンガリーでの学びの日々は紆余曲折ありましたが、無事2020年に医学部を卒業して日本へ帰国。その後、1年間の国試浪人を経て2023年に日本医師国家試験に合格することができました。

私たち25期生は、2011年3月11日に起こった東日本大震災の影響で卒業式が中止となった学年です。
しかし、卒業時に創立者池田先生にいただいた、
「人間は、どんな悲嘆にも屈しない。一人も残らず、幸福を勝ち取るために生まれてきました。乗り越えられない艱難は絶対にない。試練が大きければ大きいほど、それに立ち向かって粘り強く戦い続ける。それにこそ、人間の究極の勝利の力が引き出されるのであります。これが、人生と文明を貫く歴史の法則であります。
『持続』こそ、成功の母であります。『持続』こそ、幸福の泉であります。『持続』こそ、勝利の光なのであります」
とのご指導を胸に、ハンガリーでの医学部生活を成し遂げることができました。

2023年より研修医として働き始め、2年間の研修医生活を終え、2025年4月より関東圏内の大学病院で脳神経内科医として働いています。

在学時に読んだ書籍「創立者と私」では、女性教育を通して、「太陽のような女性」の育成を目指されていました。職場環境が変わり、自分自身の非力さを痛感する日々ですが、自分自身が成長し、人を励まし、希望を灯せる存在でありたいと思っております。この創立者の想いを、今こそ私たち短大姉妹が引き継いでまいりましょう!

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