橋本梨世さん
・ 卒業年度・入学期:2023年度卒・38期
・ 所属学科:国際ビジネス学科
・ 勤務先等:北海道 旭川市役所
創価女子短期大学とわたし
創価女子短期大学が開学40周年を迎えられること、心よりお祝い申し上げます。卒業生として、この節目に想いを寄せられることを大変うれしく思います。
私は現在、地元の北海道に戻り、市役所で勤務しています。配属先では、認定こども園に対する補助金業務を担当しています。直接子どもと接するわけではありませんが、その成長を支える基盤づくりに携われていることにやりがいを感じながら日々の業務に努めています。補助金の支給は、申請受付から審査、補助金の給付に至るまで決められた期間で正確に行う必要があり、時間がない中でも一つひとつを丁寧に審査し、最後まで責任を持ってやり遂げることが求められます。業務を進める上で大変なこともありますが、働きながら子育てをする保護者や子どもたちの安心に繋がっていると思うと大きなやりがいを感じます。
そうした仕事に向き合う上で支えになっているのが、短大での学びです。入学前の私は、「創立者が創られた学校」という認識しかありませんでした。けれど実際にはいつもそばで温かく創立者に見守っていただいているような安心感の中で、思い切り挑戦できる環境がありました。学びも友情も、そして自分を信じる勇気も、短大で大きく育てていただいたと思います。私にとって短大での青春二歳は、人生を変えてくれた原点そのものです。
また、共に笑い合い、語り合った友人たちの存在も何よりの宝物です。卒業後も悩みを打ち明け、励まし合える仲間がいることは、この上なく心強いことだと感じています。あのキャンパスで生まれた友情が、社会に出てからも私を支え続けてくれています。
40周年を迎えた創価女子短期大学は、新たなステージへと歩みを進めます。2026年度以降の学生募集が停止となりましたが、短大精神とそこでの学びは、私たちの心の中でこれからも永遠に生き続けます。私たちが悩み立ち止まるときも、前へ進もうとする瞬間も、あの2年間の学びが必ず力になってくれるでしょう。「冬は必ず春となる」です。これからもそれぞれの場所で輝いていく短大生と共に、母校を胸に歩んでまいります。
創価女子短期大学とわたし
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