大学教育再生加速
プログラム(AP)事業
大学教育再生加速プログラム(AP事業)とは
本学ではこれまでの取組を通じ、多くの科目でアクティブ・ラーニング(以下、AL)を導入しています。そこで本事業では、ALの質的向上により、授業外学習時間の増加と理解度の向上を図ります。この取組を確かにするために、汎用的能力などALの成果測定を行うアセスメント科目(3つのアセスメント・ゲート)を学年進行に応じて用意します。
アセスメントには様々な評価指標を用い、その成果やプロセスを振り返ります。その際、教える側と学ぶ側、双方がその科目が目指す学修目標等の達成にどの程度の関与できたのかを学友、あるいは同僚同士で相互評価し、更なる改善に向けた建設的な自己評価を促します。
ALの成果が評価資料として可視化されることで、教員は授業改善のPDCAサイクルを確実に進めます。また、他者への貢献・社会での価値創造を志向する「創造的人間」の育成を目指す本学にとって、建設的な自己評価能力の育成は必須であり、大学全体の改革構想を進めるものです。
APの取り組み理解のために
APプロモーションビデオⅠ:「アクティブ・ラーニング型授業で学ぶにあたって」
創価大学でのアクティブ・ラーニング(AL)型授業における学習活動や学習習慣について心構えを持ってもらうことを目的とした映像。「従来型授業とAL型授業との違い」や、「AL型授業の狙い」等を収録。
APプロモーションビデオⅡ:「アセスメント科目での振り返りについて」
AL型授業の一部を「アセスメント科目」と定め、定期的に「振り返り」の機会を設定している。その取り組みについての理解を深めることを目的とした映像。具体的な方法や、実施している様子、学生の声や目指す学習者像などを収録。
行事・活動報告
主催事業、参賀事業等の案内・報告を順次掲載していきます。
過去の主催事業、参画事業などの案内報告は、こちらです。
FDフォーラム・Workshopの開催実施
FDフォーラム・Workshopの開催実施
2015年2月22日(日)AP採択記念FDフォーラムを実施いたしました。
2015年2月22日(日)、本学中央教育棟AE452教室にて「大学教育再生加速プログラム(AP)採択記念、創価大学FDフォーラム」を開催し、学内外より大学関係者および学生等、約100名が参加しました。
本フォーラム午前の部では、馬場善久学長の開会挨拶の後、山形大学エンロールメント・マネジメント部の福島信司教授から『教学マネジメントの活性化とIRによる「見える化」「言える化」~「学生を知り抜くため」のEMIRの実践事例から~』と題した基調講演が行われました。IRとはInstitutional Reserchの略で、大学の業務改善や意思決定の支援を行う取り組みをいいます。
講演の中で、福島教授は、山形大学における、学生の価値の創造及びその最大化を目指すマネジメント活動や独自の「総合的学生情報データ分析システム(EMIR)」について紹介。「データに基づいて決断する組織文化を醸成することで、学生の満足度や目標達成感等の向上を中心においた教育改革マネジメント・サイクルが実現できます」と語りました。
午後の部では京都大学高等教育研究開発推進センターの松下佳代教授に『学生に求められる能力とその評価』と題して、学生への学習成果の評価方法が多様化する中で、学習者の実演や作品などのパフォーマンスを通じて学習を直接に評価する「パフォーマンス評価」について言及。そして、パフォーマンスの質を段階的・多面的に評価するための基準表として、様々なタイプのルーブリックの実践事例等を交えながら、学生にとって評価それ自体が学びになるようにデザインすることの重要性を述べました。
また、国立教育政策研究所の高等教育研究部長の川島部長は『アクティブ・ラーニングの展開とFDの課題』の題において、学生の主体的学びを促すための始点として、中央教育審議会の答申で「学修時間」がクローズアップされている点に触れ、学生の学修時間が増加するための授業を企画し、実践することがアクティブ・ラーニングの目的の一つであると講演しました。
本学教育・学習支援センター長の関田一彦教授から「本学の大学教育再生加速プログラム(AP)取り組みの概要」について報告がありました。良質なアクティブ・ラーニング科目の定義として「受講者が科目の学習目標を意識(理解)して学習に取り組み、その結果、授業外学修時間が1時間を超え、授業内容の理解が十分になされている授業」と説明があり、その推進にあたって教員研修の実施や数値目標等について話がありました。最後に川島氏から講評をいただき、今回のFDフォーラムを締めくくりました。
ファシリテーション研修
ファシリテーション研修
2015年1月7日 SPACeアリーナでAP推進チームワークショップが行われました。
講師に鈴木佳子氏(フットステップス)と岩田好司氏(久留米大学)を招きまして、AP推進本部と経営学部推進チームで今後のAP事業の推進にあたり、意見交換、ロールプレイを行いました。今後のAP事業の推進を進めていく上での問題意識の共有とゼミや授業で応用できる手法を議論しました。
アクションラーニング研修
アクションラーニング研修
アクションラーニング基礎講座研修に本学の教員が参加しました。
AP経営学部推進チーム4名が東京渋谷こどもの城において、2日間にわたるアクションラーニング基礎講座に参加をしました。初日の午前はアクションラーニングとは何かをテーマに、午後はプロセスの理解をテーマにしたレクチャーと6人で構成されるグループでの2つのセッションを行い、最後に振り返り(リフレクション)を行いました。2日目は学習コーチの役割と特徴レクチャーと3つのセッションを行い、プロセス導入のステップにポイントと事例を振り返りました。
参加者の声
- 質問会議(一人の問題提示者に対し、質問しながらその問題を明らかにしていくという手法が柱となるセッション)の体験を通して、質問会議をアクティブラーニングの深化のためにPDCAに取り込むことの重要性を感じました。
- 研修の受講に際して、大学教員として同僚間の問題解決、学生リーダーであるSA学生間の問題解決にいかに応用されるべきかを考慮しながら進めました。
- 今後は授業にどのように導入するか、SA学生をどのように育成するかを検討するべきという意見もありました。
PA(プロジェクト・アドベンチャー)・SA研修実施
PA(プロジェクト・アドベンチャー)・SA研修実施
プロジェクトアドベンチャーとは
プロジェクトアドベンチャ―(以下、PA)とは、アドベンチャーの持つ力を学校教育の場で活用するために開発された体験型の教育手法です。 国内では、学校教育における「クラスづくり」はもちろん、企業やスポーツチーム対象の「チームビルディング」など様々な分野に適用されています。グループで様々な課題解決活動を行い、グループの信頼関係を築きながら、その中で気づいたことや学んだことを、グループのメンバーと共有し、他の場面でも活用できる学びへと転換していきます。
SA研修実施
SA研修を実施いたしました。SAとはプロジェクトアドベンチャーでのサポートを行うシニアアドバイザーです。
当日来てくれた高校生に遊び方をレクチャーするため、SAがプロジェクトアドベンチャー当日に実施するプロジェクトアドベンチャーの内容について研修を受けました。
プロジェクトアドベンチャーの内容は大きく2つの種類があります。
アイスブレイク
ラインナップ、キャッチアップ、ネームトス、あやとりを行う�アイスブレイクでは初対面での不安な気持ちや緊張した雰囲気を和やかにする目的があります。
パイプライン、オールアボードを行う問題解決
課題をどうすれば達成できるかをグループで意見やアイディアを出し合いながら、協力して課題を達成する目的があります。
推進委員会 実施報告
推進委員会 実施報告
委員会実施報告
第1回 AP定例会 10月3日(金)
SA、TA採用について審議を行い。交付申請について確認を行いました。
第2回 AP定例会 10月8日(水)
SA、TA採用について審議を行いました。
第3回 AP定例会 10月17日(火)
SA再募集の採用可否について審議を行いました。
第4回 AP定例会 10月21日(火)
今後、一年間の経営学部AP 推進の流れについてとSA使用申請書について審議を行いました。事務局よりSA採用者一覧について報告がありました。
第5回 AP定例会 10月31日(火)
ファシリテーション研修のスケジュールについて審議しました。
第6回 AP定例会 11月14日(金)
ALマスター研修、SA研修案について審議しました。経済学部説明会実施について報告がありました。
第7回 AP定例会 11月21日(金)
APコーディネータ、3月に実施する研修の内容について審議をしました。
第8回 AP定例会 11月28日(金)
教員研修、愛媛大学との共同研究、看護学部からの要望について審議を行いました。
第9回 AP定例会 12月5日(金)
1月7日教員研修について審議しました。事務局より(APアルバイトの件・予算執行状況報告の件)の報告がありました。
第10回 AP定例会 12月12日(金)
1月7日教員研修(内容)、教員研修の場所について、審議いたしました。事務局よりAPアルバイトの件・予算執行状況報告の件の報告がありました。
第11回 AP定例会 12月19日(金)
1月7日教員研修、3月経営教員研修、ルーブリックについて審議を行いました。
第12回 AP定例会 1月16日(金)
ルーブリック、2月APフォーラム、懸案事項について審議を行いました。経営教員からSA研修の途中経過、1月7日研修について報告がありました。
第13回 AP定例会 1月23日(金)
ルーブリック、外部評価について審議を行いました。2月APフォーラム、アクションラーニング研修レポート、八戸工業大学より依頼状、関西国際大学視察出張申請・AP研修会・参加教員の報告・確認を行いました。
第14回 AP定例会 1月30日(金)
SPACeピア・サポート学生組織結成、全学協議会への事業内容報告について審議を行いました。ハイパフォーマー指標作成、2月APフォーラム(現状報告)、外部評価委員、アクションラーニング研修レポート、AP研修会、経営学部説明会日程について確認と現状報告を行いました。
第15回 AP定例会 2月13日(金)
H27年度調書、包括協定について審議をしました。
ハイパフォーマー指標、ル-ブリック、卒業生調査、2月APフォーラム、外部評価委員、経営学部科目担当表、SA使用報告書について報告・確認を行いました。
第16回 AP定例会 3月6日(金)
H27年度調書、先進事例視察報告、各ルーブリック、AP研修会について現状報告を行いました。
AP評価委員会
第一回AP評価委員会 2月22日(日)
参加者:外部評価委員、学内推進本部
評価委員ご紹介、本取り組みの説明、評価コメント、意見交換を行いました。
講師派遣・視察受け入れ
講師派遣・視察受け入れ
講師派遣
本学から講師を派遣しました。
9/16「アクティブらーニングの魅力と難しさ」 桜美林大学
12/12「アクティブラーニングの時代」 中部大学
12/13「アクティブラーニングと創価大学の取り組み」 私連大学 私立大学フォーラム
12/10「創価大学のピアサポート ラーニングコモンズ“SPACe”を中心に」 東京工科大学FD講演会
視察受入
各大学から視察の方が大学に視察に訪問されました。
■福岡工業大学 様 (2014年12月19日)
LTD学習法を活用した反転学習の授業見学、ALでの学び方の取得内容を視察されました。SAの活動内容および ALアセスメントや成果についてご教授頂きました。
■山口大学 様 (2015年1月8日)
LTD学習法を活用した反転学習の授業見学、ALでの学び方の取得内容を視察されました。SAの活動内容および ALアセスメントや成果についてご教授頂きました。