2021年6月7日、日本IBM執行役員の我妻三佳氏をお招きし、本学でデータサイエンスを学ぶ学生たち向けに「データサイエンスを取り巻く背景と期待」と題してご講演いただきました。講演で我妻氏は、日本のデジタル人材の実情と課題、データサイエンティストの必要性、文系データサイエンティストに求められる資質などについて語ってくださいました。

　我妻氏は「あらゆる産業・業界で、データを前提としたビジネスの変革が始まっています。データを資産化し、データから価値を生み出せる企業への転換が進む中、理系文系を問わずデータサイエンティストが求められています」と語り、学生たちに「変革の時代だからこそ、無限の可能性があります。ぜひ好奇心をもって挑戦していってください」と励ましのエールを送ってくださいました。

　参加した学生からは「文系の思考とデータサイエンスの知見という両側面から、新たな価値提供、社会変革に貢献していけるよう、力をつけていきたいと思います。」また「変化の激しい社会で取り残されずに、価値を示し続けられるよう常に”好奇心”をもって行動していこう、と決意することができました。」との声が寄せられました。

　なお講演会は、共通科目「世界市民教育演習：日本IBM共催データサイエンス演習」の授業内で実施されました。