2019年09月02日 11時52分

国際寮での経験が心の支えに。世界最高の教育・研究機関、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学院へ進学!

上延 友さん
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学院 進学予定
「国際寮での経験が心の支えでした」と語るのは、国際教養学部を今春卒業した上延 友(うえのべ ゆう)さん(2019年3月卒業)。
今秋には、世界最高の教育研究機関の一つである、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学院へ進学する予定だ。
多様性あふれる国際寮での経験や、必須海外留学の中で関心を深めた紛争問題の解決に向けた研究を行いたい、と決意する。
「型にはまらず、自分自身の学びたいことを、とことん追求していける」ことがFILAの魅力と語る上延さんに、話を伺った。

進路決定、おめでとうございます!ご自身の進路を選ばれた経緯をお聞かせください。

グリフィス大学の現地学生と
 ありがとうございます!オーストラリア・グリフィス大学での留学時、「Islamic Studies」という科目を受講しました。その際、紛争問題の複雑性と歴史的また思想的な奥深さを知り、シンプルにもっと追求してみたいと感じるようになりました。

 帰国後も、授業や読書に真剣に挑めば挑むほど、もっと深く勉強したいと強く思い、中東地域における紛争や歴史にアプローチできるような研究をすべく、世界でも権威のあるロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学院への進学を決意しました。

国際教養学部最大の特徴である必須海外留学生活では、どのような経験をされましたか?

オーストラリア留学中のアクティビティにて
 オーストラリア・グリフィス大学の学部留学コースには、講義形式の授業に加え、現地の学生たちと議論するアクティブ・ラーニング形式の授業があります。講義で学んだ内容をもとに、さらに理解を深めるため、様々なテーマにわたって現地の学生と議論を展開します。
受講当初は、英語力はもちろん、グリフィス大学現地学生の豊富な知識と発言意欲に圧倒され、「このままの姿勢だとまずい」と、とても焦りました(汗)。

 それ以降、一回一回のディスカッションに対し、最高の準備をして臨もうと努力をしました。結果として、学期末には自分も納得のいく成績を取れた経験は、帰国後の国際教養学部(FILA)の授業でも大きな自信となりました。

 また、留学中、難民問題に従事するNGOの活動にも自ら飛び込み、ワークショップ等に参加する中で、全力で学びきることが大事だと実感。その後の進路を決める上でも重要な経験となりました。

国際教養学部での学びは、ご自身の進路にどのように活かされましたか?

 ゼミでは、卒業論文の執筆にじっくり取り組めたことが、海外大学院に出願するための大きな武器となりました。
特に、ゼミの先生と一対一で、何度もリサーチクエスチョンや研究手法について意見交換をできたことは、論文を執筆する際に、大きな支えとなりました。
 また、1年次から、集中的にアカデミックな英語を駆使するための訓練を受けてきたことが、進学に必要なTOEFL iBTやGRE*といった各種試験での高得点獲得に繋がったと思います。4年生になっても、英語から逃げない癖がついたのも、国際教養学部のカリキュラムのおかげだと思います。
 さらに、必須留学後の大学2年次秋学期に参加した、マレーシアでのインターナショナル・フィールドワークでは、適確な問題点をあぶり出す過酷な作業に挑むタフさが身につきました。

*GRE(Graduate Record Examination):教育試験サービス(ETS)が実施する欧米諸国の大学院共通テスト

上延さんは、滝山国際寮で寮長の経験もされたと伺いました。多種多様な学生が共同生活を行う国際寮での経験についても教えてください。

 滝山国際寮では、世界中から集まった創価大学の男子学生・留学生が共同生活*をしています。
多様性に富んだ環境だからこそ、机上では学べないことを学ぼうとの思いで、寮生をサポートするRA(レジデント・アシスタント)に志願し、縁あって4年次には寮長としての任もいただきました。寮運営等と大学院進学に向けた勉強の両立は、とてもチャレンジングでしたが、その分、集中力のある朝の時間を有効に使おうと、毎朝5時に寮の学友と起こしあい、切磋琢磨しながら勉強することで、勉強の質が抜群に上がったと思います。
 
 そして何より、辛いことがあっても、寮生と一緒にお風呂に入ってリラックスしたり、深夜に互いの国の手料理を振るまったりする中で、世界の友と友情の輪を広げることができました。まさに、この国際寮生活自体が、私の学業生活における「心の支え」となっていたと言っても過言ではありません。
寮生の皆には、感謝しかありません!!

*国際教養学部1年生の入寮希望者は原則、国際寮への入寮となります。(一部、首都圏在住者は、入寮できない場合があります)

国際教養学部の魅力はどのようなところにあると思いますか?

 「型にはまらずに、自分自身の学びたいことをとことん追求していける」ことだと思います。リベラルアーツ(教養)と聞くと「専門性が身に付かないのではないか」という懸念もあるかと思いますが、専門性はいくらでも学び次第で身に付けていけるものだと感じました。
個人的には、経済やビジネスの定量的また理論的な視座を身に付けつつ、人文学的な思考にも挑戦できる4年間ほどワクワクするものはないと思います!
 
 また、個性に溢れる先輩・後輩、教授陣と距離を感じずに勉強に挑むことができることは、創価大学国際教養学部ならではの特徴だと思います。自分の考えや物事の見方が、崩れ去ってはまた新しく構築されていく。そんな学生生活はこの国際教養学部でしか味わえないことだと、強く感じます。
 
 そして、高い理想を持ちながら、一つ一つの自己の課題から逃げずに励ましあった学友たち、学問に限らず生活や将来についてアドバイスをくださった教授陣、職員の方々には感謝の思いでいっぱいです。

今後、どのようなキャリアプランを展望されていますか?

卒業証書授与式にて
 まずは、ロンドンスクールでの修士過程を死に物狂いで学び、修士論文を書き上げることに集中していきたいと思います。その後の具体的なキャリアは、あえて空白にしていますが、奨学金等を勝ち取って博士課程に進むことを、現時点での目標にしています。

 ただ、大学院で新しい繋がりを作りつつ、実務の分野への見識を広げ、博士課程に進む前に一度、職務経験を積むことも視野に入れようと考えています。

学部の後輩、未来の国際教養学部生へのメッセージをお願いします。

 ロマンロランの言葉に、
“A hero is a man/woman who does what he/she can. The others do not do it” (Jean-Christophe)
-英雄とは、自分のできることをした人だ。一方凡人は、自分のできることをせず、できもしないことをしようとする。-

とあります。

 これから、自分の思い描いていたこととは違ったり、予想もしなかったことに遭遇するかもしれません。私も挫折や苦しいことを経験したこともありましたが、そういったときこそ、この言葉のように自分の今できることを精一杯やり抜くことが大事だと思います。
どこまでも自分自身を信じて、がむしゃらに突き進みながら、学部で出会う友人を大切に、自分らしく創大生活を謳歌していってください!

上延 友 Uenobe Yu

  • ●入学年度:2015年
    ●出身高校:創価高校
    ●留学先: グリフィス大学学部留学コース(オーストラリア)
    ●主な専攻分野:International Politics, Political Science
    ●指導教授: Prof. Hartmut Lenz
    ●進学先詳細: London School of Economics and Political Science, MSc in Political Science and Political Economy
    ●おすすめの授業: International History in the 20th Century, Contemporary Political Theory, International Bargaining.

ページ公開日:2019年09月02日 11時52分