学部の特長

全員が1セメスターの海外留学を経験

活きた英語力、異文化理解力、基礎学習能力を習得し、「世界で生き抜く力」の必要性を体験します。
※学部外国人学生入学試験Ⅰ型/学部English Medium Programs外国人学生入学試験の入学者は、1セメスター留学プログラムの代わりに日本語プログラムを受講します。

〔国際教養学部独自のプログラム〕×〔本学が有する世界諸大学とのネットワーク〕=グローバルな大学生活を送る4年間!

必須海外留学プログラムの特徴

POINT 1
留学先の授業料を全額免除 !
さらに往復フライト代、海外旅行保険も免除!

留学中の現地大学の授業料は、創価大学の学費を支払うことで免除となります。また、渡航にかかる往復航空券代、海外旅行保険も創価大学が負担することで留学を全力でサポートします。
※上記以外の留学関連費用は自己負担となります。詳細は別途「留学プログラム概要」よりご確認ください。

POINT 2
■英語圏を含む国へ全員が海外留学を経験 

国際教養学部では、全員が提携留学先(北米・オセアニア・アジア)にて、1セメスター(4~5カ月)の海外留学生活を経験します。高校時代に修得した語学力だけでは通用しない世界で、日本の社会とは異なる文化、価値観を受け止め、自分自身を表現していく積極的なコミュニケーション力を鍛えることができます。
 海外生活の中で生きた英語力、異文化理解力、基礎学習能力を修得し、「世界で生き抜く力」の必要性を肌で感じてください!
 ※留学先の詳細は、「留学先紹介」よりご確認ください。

POINT 3
■個人の英語力に合った留学先を選択可能

国際教養学部では、入学してから一年間、集中的に科目として英語の基礎力を固め、1年次終了後に行われる留学の準備をしていきます。留学プログラムでは、一人一人の英語のレベルに合わせて、3つのオプションを用意しています。
1.正課学部授業プログラム
海外大学の正規授業を現地の学生とともに受講し、専門科目を学ぶプログラムです。高い英語力を求められますが、特徴として履修できる科目の選択肢が幅広いことがあげられます。

2.英語学習+α(正課学部授業)混合型プログラム
英語を学習する科目に加えて、一部海外大学が提供している正課科目の授業を受けることができます。履修できる正課科目に制限はありますが、現地大学の大学生と同じ教室で勉強をするため、まさにネイティブの生の授業を体験できます。留学中、英語「を」勉強するだけでなく、英語「で」勉強することにチャレンジしたい学生へのプログラムです。参加するには一定の英語力が求められます。

3.英語力を更に磨く英語学習プログラム
留学先の生活で生きた英語を学びつつ、英語文章作法やプレゼンなどのアカデミックな英語を学習します。国際教養学部での3年次・4年次の英語による専門科目の学習に備え、英語をさらにブラッシュアップしたい学生へのプログラムです。
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いずれも、その後さらに海外での経験を積みたい学生は、任意で学部が主催する短期海外フィールドワーク研修(マレーシア)や大学が提供する交換留学も目指すことができます。

 

留学プログラム概要

#国際教養学部独自のプログラム #世界に広がる友情の輪 #国際性豊かなグローバル人材へ成長

留学期間・修得単位数
  • 期間:1年次修了後から2年次前期修了までの1セメスター(約4ヶ月)
  • 修得単位: 計16単位を認定
    English for Academic Purpose (Study Abroad)・Academic Foundations (Study Abroad),
留学先での滞在形態について

留学先国によって、滞在形態が異なります。大学内の寮、または大学周辺のホームステイ先への滞在が原則となります。
※留学先は2023年度入学生の実績であり、変更することがあります。

大学名 国名 滞在形態
南カリフォルニア大学 アメリカ
ウイニペグ大学 カナダ
グリフィス大学 オーストラリア ホームステイ/シェアハウス
クイーンズランド工科大学 オーストラリア ホームステイ/シェアハウス
オークランド大学 ニュージーランド ホームステイ
マラヤ大学 マレーシア
プログラムの種類と英語能力要件

国際教養学部では、学生の英語能力に適した学習経験を提供できるよう、①語学学習プログラム、②語学学習と一部正課学部授業に参加が可能な混合型プログラム、③正課学部授業プログラムの3つを提供しています。一部留学先大学によっては、英語能力の派遣基準を設定しています。

大学名 授業レベル スコア制限
南カリフォルニア大学 語学学習 なし
ウィニペグ大学 語学学習/混合型 語学学習プログラムについては、なし。
混合型プログラムには、一定の英語スコアが必要。
グリフィス大学 語学学習 なし
クイーンズランド工科大学 混合型/正課学部授業 一定の英語スコアが必要
オークランド大学 語学学習 なし
マラヤ大学 正課学部授業 一定の英語スコアが必要
諸費用について

1セメスター必須海外留学の往復航空券運賃、留学先授業料、海外傷害保険料は免除です。滞在費(寮費・ホームステイ費)・ビザ申請代等は自己負担となります。

品目 費用
留学先大学・プログラム授業料 免除*
日本⇔留学先国 往復フライト代 免除
創価大学指定海外旅行保険 免除
滞在費(寮費・ホームステイ費)・
ビザ申請代等 平均概算

80~100万円*2

*1創価大学への学費は発生します。
*2アジア圏(マレーシア・マラヤ大学)留学の場合は30万~40万円、アメリカ(南カリフォルニア大学)の場合は160~200万円かかります(2023年11月現在)。学生のライフスタイル、インフレ・為替の影響で費用は変化します。特に為替の影響により大きく変動する場合があります。

留学先紹介

留学研修に参加した先輩たちの声を紹介しています!

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学部授業はすべて英語で実施

「歴史・社会・文化」「国際関係・政治」「経済・経営」の3分野を英語で学び、語学力だけではなく、幅広い知識を習得します。

高度な英語運用力に関わるあらゆる技能を身につけ、世界で通用する「交渉力」を修得する。

国際教養学部では、「国際性」「幅広い教養」「実践力」の3つの力を養成し、世界に貢献する人材を育てています。今、国境をこえたグローバルな諸問題を深く理解するためには、英語で情報を収集・分析・発信する能力が不可欠です。そこで、学部の専門科目はすべて英語で行い、英語を運用する4技能(聴解、口頭表現、読解、文章表現)のすべてにわたって、より高度な英語運用能力と世界と交渉できる力を習得します。教員・学生と積極性に意見交換を行う環境での学びを通じて、英語で人に伝える力、国際的なプレゼンテーションスキルも磨きます。

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さまざまな社会問題への学際的アプローチを経験

多くの社会問題をテーマに取り上げ、異なる学問の観点から深く考察していきます。論理的な討論力、データに基づく分析力、英語によるプレゼンテーションスキルを磨いていきます。

 

国際教養学部で学ぶ「3つの分野」

国際教養学部では、「歴史・文化・社会」、「国際関係・政治」、「経済・経営」の3分野に渡る多くの社会問題をテーマに取り上げ、異なる学問の観点から深く考察していきます。各分野で学んだ知識・手法を組み合わせながら、アウトプットすることで、論理的な討論力、データ分析力、英語によるプレゼンテーションスキルも磨いていきます。

歴史・文化・社会

世界が抱える課題を、歴史や文化といった側面から分析します。ルーツをひも解いていく中で、社会問題の根幹にある原因を考察します。

<科目例>
・History of Modernization and Empire
・Global Social Policy
・Modern Political Thought
・Globalization and Society
・Monarchy and Democracy in Modern History
・Education and International Development
・Global Ethics
・Sociology of Media and Communication

国際関係・政治

各国の政治や外交、隣国との関係性を学びながら世界情勢に対する理解を深め、より良い国際社会の在り方を探求します。

<科目例>
・Contemporary Political Theory
・Great Power Politics in the World
・International Political Economy
・International Institutions and Global Governance
・Citizenship and Democracy in a Global Age
・International Relations in Asia
・International Bargaining
・Comparative Politics
​​​​​​​・Nonprofit Organizations and Public Sector

経済・経営

ビジネスという観点から世界の動向を見つめ、企業や組織が直面している課題を学ぶことで、世界経済が目指すべき未来像を模索します。

<科目例>
・Intermediate Microeconomics
・Intermediate Macroeconomics
・Development Economics
・Predictive Analytics with Machine Learning
・Marketing
・International Trade
・Prescriptive Analytics for Operations Management
・International Business

ピックアップ授業

Education and International Development
教育を通した発展の理論とモデルを考察し、学びと教育の可能性を見出します

グローバル化によって、各国の教育政策や教育制度は相違よりも同一性が見られるようになりました。それが正しいことなのか、文化・民族・国家的な文脈に関係しているのかなどの問題を考えてみる必要があります。この科目では、先進国と途上国における教育の持続的発展の理論と実践を検討します。教育を通した発展の理論とモデルを検討することによって、現地に根付いた知識などから学びと教育の可能性を見出します。

International
Bargaining
グローバル化した世界で外交および政府間交渉の重要性について考察します

グローバル化した社会における外交および政府間交渉について学びます。特に、戦争回避や国際的危機への対応をめぐって国際社会が有効な外交を展開した事例、逆に外国が失敗した事例を取り上げます。本科目では、いかにすれば国際交渉が最大限に有効となるか、外交と実力行使をどのように組み合わせるか、人権侵害や戦争の回避のため国連などの国際機関をいかに効果的に機能させられるか、について注目して考察を深めます。

International
Business
グローバル化時代の国際取引における人間関係、組織、環境などの実態を学びます

グローバル化時代にあって、ビジネスマンは、国際取引における人間関係、組織、環境について知る必要があります。本科目の主な目標は、実際に国際企業で働くかどうかに関わらずグローバル化時代のビジネスを効果的に実施するための道案内をすることです。この科目は受講生が教養ある市民になり、政府の政策に影響を与える主要な課題の理解を深めます。科目修了時には、学生は国際ビジネスの実態を理解できるようになります。

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きめ細やかな学習指導を実現

学生同士のディスカッションや、課題探究型の学習、グループワークなどの参加型の少人数教育により、教員と学生、学生同士の学問的、人格的な交流を実現します。

国際教養学部は、人文・社会科学分野の幅広い学びを提供し、演習等きめ細かい学習指導を通じて専門性を深めていく教育を実現しています。
学部が提供するすべての講義科目で、学生同士のディスカッションや、課題探求型の学習、グループワークなど少人数・学生参加型の教育方法を取り入れています。さらに、1年次から始まる導入科目(英語・数的科目等)ではチュートリアルの時間を設置し、スチューデント・アシスタント(SA)のもと、講義で分からない箇所を気軽に質問できる機会を提供しています。

また、本学部は少人数サポート体制を実現しています。入学後1年間は、熱意溢れるネイティブの英語教員から徹底した英語力の訓練ときめ細かいサポートを受けます。2年次修了時までは、学生5~6人に対し、1名の学部専任教員がアカデミック・アドバイザーとして必要に応じて適切なアドバイスを行う体制を整えています。さらに、3年次からは必修科目として演習I-IIを全員が履修し、担当教員の学習指導のもと、専門分野の学び、研究の進め方を他のゼミ生と切磋琢磨しながら習得していきます。この少人数指導体制により、学生一人ひとりの学びと生活、進路について、より個別的な状況把握と適切なアドバイスを行います。
国際教養学部の教員と学生、また学生同士の交流は学問を鍛えるだけでなく、世界へ貢献できる優れた人材を育成します。

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「寮内留学」ができる国際学生寮

勉強に集中できるように、国際教養学部の入学生で入寮を希望する学生は、留学に出発する前の1年次の間は、国際学生寮に入寮することができます。

留学生と日々をともにし、外国語に触れ、異文化を肌で感じる。

2017年、新しく男女国際学生寮がオープン。この二つの国際寮は、日本人学生と留学生が生活をともにする寮です。
国際教養学部生で入寮を希望する学生は、留学に出発する前の1年次の間、国際学生寮に入寮することができます。
 
国際学生寮には、男子学生が入寮する「滝山国際寮」と、女子学生が入寮する「万葉国際寮」・「創春寮」があります。日本全国・世界各地から集まった多様な価値観を持つ学生が、ともに学び、生活することにより、文化や言葉の違いを乗り越え、グローバル社会で活躍するために必要な能力を育むことをめざします。

※他学部の入寮希望者が多数の場合、通学圏内の国際教養学部生は入寮できない場合があります。

キッチンでは自国の料理を振る舞い、異文化交流を経験

国際寮紹介ムービー

滝山国際寮(男子国際寮)紹介ムービー

万葉国際寮(女子国際寮)紹介ムービー

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学部短期研修・交換留学

必須留学のあとも、キミの可能性を拓く短期・長期研修が充実。経済発展がめまぐるしい、東南アジア諸国の現場を肌で体験しましょう!

インターナショナル・フィールドワーク(マレーシア・短期研修)

マレーシア社会が抱える課題を発見し、グループで協力しながら創造的な解を見つけ出す経験を。

2年次後期と2年次春季休業期間を活用して、大きく変容する「アジアの現場」を学ぶ科目である「インターナショナル・フィールドワーク I-II 」を実施しています。研修先は多様な文化、宗教、民族が並存しつつ発展を続ける複合社会のマレーシアです。
2年次後期には事前学習として、マレーシアの特性を「歴史・文化・社会」「政治・国際関係」「経済・経営」の視点から、多角的に学び、マレーシアが直面する固有の課題や挑戦に対し、創造的な解を提示するための研究を小グループ単位で開始します。
2週間の研修期間中には、現地の著名な教授陣による講義、マラヤ大学の学生とのディスカッション、企業訪問などを実施。最終日には、現地の教授陣に対し、グループの研究の成果報告を英語で行います。なお、本研修の修了者は4単位を修得することができます。

プログラム概要

研修実施国

マレーシア

現地研修大学

マレーシア公開大学・マラヤ大学

対象者

国際教養学部2年生

研修時期・期間

2年次秋学期および、秋学期修了後の春季休業期間(2月末~3月上旬の約2週間)

修得単位

国際教養学部専門科目 「International Fieldwork I・II(4単位)」を認定予定

研修費用

約30万円(2024年度実績)
※往復航空券、現地大学研修費用、滞在費、食費(一部)、現地交通費、海外傷害保険、前泊ホテル代を含みます。
※成田空港までの交通費・食事代(一部)、お土産代等は別途必要になります。
※通貨レートの変動等の理由により費用が変更になる可能性があります。

奨学金

約7万円支給(平成29年度実績)

募集人数

最大25名

現地宿舎

クアラルンプール市内ホテル

引率教員

1名

研修の流れ

1セメスターをかけて実施する事前研修から2週間の現地研修まで、充実した教育機会を提供しています。

インターナショナル・フィールドワークI:事前研修の流れ
STEP1 事前学習

■講義&ディスカッション
2年次秋学期に2単位分の講義を受講し、マレーシアの歴史、経済、政治、社会、文化、宗教について幅広い知識を得ます。
講義内容を受け、マレーシアの挑戦と課題について、LTD(Learning through Discussion)を通じて、理解を深めます。その中で、それぞれがマレーシア訪問を通じて明らかにしたい問題意識を明確にしていきます。

■グループ決め
本研修の一番の目玉である、グループでの研究を行うため、6名程度の少人数のグループを結成します。

STEP2 チーム毎の研究テーマを協議

■講義を通じて学んだことをベースに、各チーム毎、研究テーマについて協議します。Try and Errorの連続ですが、チームで協同する力を伸ばすことができます。

STEP3 事前報告会

■チーム毎にプレゼンテーションを実施
各チーム、研修を通じて研究したいテーマをまとめ、プレゼンテーションを行います。
お互いのプロジェクトへの質疑応答を通じ、チーム同士では気付けない点が明確になることで、プレゼンテーションの質を向上させることができます。

■先輩によるアドバイス
インターナショナル・フィールドワークを修了した先輩も事前報告会に参加し、各チームのプレゼンテーションにフィードバックを行います。

インターナショナル・フィールドワークII:マレーシア現地研修の流れ
STEP4 マレーシアの現地大学で講義を受講

マレーシア公開大学、マラヤ大学にて、多岐に渡る講義を受講します。
研修生内でも、講義担当者にどれだけ多く質問をできるか、競い合います!

2月下旬、いよいよマレーシアに向けて出発です!
STEP5 現地大学の学生とのディスカッション・アンケート調査の実施

マラヤ大学の通常授業にも参加し、講義内容について学生とディスカッションを行います。
また各チームは、現地の学生に対し、アンケート等を通じて自分たちの研究に必要な調査を実施します。
大学内だけではなく、マレーシアの街の外に出て情報収集するチームも。それぞれのテーマを深められるデータを収集し、仮説検証を行います。

STEP6 収集した情報の分析

その後継続される講義を受講しながら、自分たちの仮説と調査結果の精査を実施。プログラム後半で実施するプレゼンテーションでの発表・提案内容に活かしていきます。

STEP7 マラヤ大学東アジア研究学科の学生とのディスカッションを実施

最終プレゼンテーションの一歩手前。マラヤ大学東アジア研究学科の学生に対し、各チームが自分たちの提案についてプレゼンテーションを実施します。現地の学生から見たら、自分たちの提案はどう見えるのか、ディスカッションを通して新たな気付きを得ることも。
ホテルに帰ってからも、チームメンバーとのディスカッションは続きます。

STEP8 最終報告会

マレーシア公開大学の教授陣に対し、1セメスターを掛けて準備し、チームで協力しながら導き出した成果を発表します。
教授陣も真剣勝負で、各チームの研究成果を評価します。

STEP9 日本へ帰国!

最終日の夜はナイトマーケットも散策。本場マレーシア料理を堪能してから、日本へ帰国します!

研修成果
マレーシア論文雑誌への記事を投稿

研修で取り組んだプロジェクトの内容を論文として発表した結果、5名の学生の論文がマレーシア政府監修の論文雑誌である"Social Innovation"に掲載されました!

修了生インタビュー
佐藤 由美子 Yumiko Sato

入学年度:2014年
研修参加時期:2016年春季
出身県:東京都
出身高校:創価高校

マレーシア研修における取り組みを教えてください

International Fieldwork で経験した事前授業、および2週間のマレーシアでの現地研修での発表をもとに、マラヤ大学主催の国際会議(International Conference on Social Inovation)で論文内容を発表をしました。この会議へ参加させて頂いた理由に、これまでの勉強を何かの形でアウトプットしていく機会がほしいということ、またマレーシアの経済発展に貢献していきたいという思いがありました。

国際教養の研修プログラムでマレーシアに2週間滞在し、経済の状況がまだまだ不安定な現地の様子を目の当たりにしていました。国際教養学部で学んだことを、世界で起こっている問題の解決に役立てることはできないだろうかと思いチーム4人で挑戦をしました。
発表では、マレーシアの地方経済に注目し、経済をさらに活性化させるための地域の食を用いた大会を提案し、その経済効果を分析しました。
国について研修で学ぶ中で、マレーシアはマレー系、中華系、インド系等の多くの文化が集まる多民族国家であるという特徴や、地方と都市の経済格差がある国であるということを学びました。

私達はその地方経済発展のために、国の政策という大きな単位からではなく、地方自治体の力を用いていくこともできるのではないかと考え、マレーシアならではの食文化を活用することを提案しました。

マレーシア政府監修の論文雑誌「Social Innovation」
本研修がその後の進路にどのように影響しましたか?

マレーシア研修を通して得られた経験は、私のキャリアを考える上で大きく影響しました。
日本とは大きく異なるマレーシアという国について、経済や歴史などを学問的な分野で幅広く学べたことは、これからも変化しつづける国を見ていきたいという興味や日本だけでなく他の国への貢献も考えていきたいとの視野を広げることができました。
また、私は東南アジア地域への興味が増し、現地での学びを得るため大学3年後期から休学をしシンガポール経営大学へ留学を行いました。
これらの経験から、将来は日本だけでなく、成長するアジア市場へ貢献できる人材になっていきたいと考えております。

インターナショナル・フィールドワークの全参加者が、後輩への受講を薦めています。

JIAMING HOU
コウ カメイさん

(2023年度参加)

マレーシアの人々は本当に親切で、このフィールドワークに参加して本当に貴重な経験となりました。文化的課題チームのリーダーとして取り組み、さらに個人的に調査を進めたいとまで思うことができたことが自身にとっての成果です。今後は大学院でこのリサーチメソッドを積極的に取り入れたいと考えています。

ASO Yoshihito
麻生 誉人さん

(2023年度参加)

ケリンチの住民が政治的な開発関係者によって強制移住させられたことが文化やコミュニティの弱体化につながったとの仮説を立てていました。しかし、実地調査の結果、ケリンチのアイデンティティは強固であり、強制移住の影響を受けてもそのアイデンティティが損なわれることはなかったことが明らかになりました。ケリンチの人々のプライドがしっかりと根付いていることが、興味深い発見でした。

MORIKI Hiroyuki
森城 博之さん

(2023年度参加)

このフィールドワークを通じて、学習した分野の疑問を見つけ出し、それをまた質問して解決していく為の基礎力を身につけることができたと自負しています。現地の人々と関わる中で、受ける刺激は想像以上でした。2週間フィールドワークを支えてくださった方々や仲間との経験は自分の宝となっています。

ITO Masaki
伊藤 勝輝さん

(2023年度参加)

フィールド・リサーチをするときは、積極的に質問するように心がけました。人前で話すのはまだ苦手で改善しようと努力してきました。プレゼンでは少し準備不足で満足のいくものができませんでしたが、さらに経験を積んで成長していきたいと思います。現地マラヤ大学のサポートスタッフであるバディーの皆さんは、機知に富んだ学生だったので、的確なアドバイスをもらうことができ、大変勉強になりました。

SHIRATORI Yuka
白鳥 友香さん

(2023年度参加)

フィールドワークを通じて、クリティカル・シンキング、問題解決能力、プレゼンテーション能力を得ることができたと実感しています。特にバディーの皆さんはとても親切で、ホスピタリティに溢れていて、とても感謝しています。

KATO Momoka
加藤 百々華さん

(2023年度参加)

この研修を通して、英語力の向上とプレゼンテーションスキルを磨きたいと考えていました。特に、短期の実践的なプログラムに興味を持ち、プレゼンテーションを通じて成長することができると期待し、このフィールドワークを履修しました。現地でのフィールドワークという目標を明確に持ち、秋学期の1セメスター間、準備に取り組むことができる点が特に魅力的でした。

YAMADA Kaori
山田 香織さん

(2023年度参加)

研修ではマレーシアにおける社会問題を分野別に分かれて研究し、発表しました。実際に現地のローカルコミュニティの方々に取材し、マラヤ大学での授業に参加する事で、現地の問題を言葉だけでなく、自身の経験を通して学ぶことができたことが大きな成果です。今回の研修で学んだ事を必ず創大建設に寄与していけるよう、更に勉学、諸活動に励んで参ります。

MURASE Yuna
村瀬 侑水さん

(2023年度参加)

過去に参加された先輩の話を伺い、このフィールドワークにトライしました。さらなる海外経験を通して世界から学びたいと考えていました。マラヤ大学学長、マレーシア国際イスラム大学学長はともに気さくで人格者でした。なかなか普段接することのできない方と接することができ、貴重な経験となっています。

MIKI Ayaka
三木 綾華さん

(2023年度参加)

私の出発前の目標は、マレーシアで現地調査を行い、私たちが事前に準備した計画が現地の人々にどのように受け止められるかを知ることでした。今回のフィールドワークを通じて、その目標を十分に達成し、より深い洞察を得ることができました。ちなみに、マレーシアの暑さと食べ物の辛さには衝撃でした!

Kato Miki
加藤 美樹さん

(2023年度参加)

このフィールドワークを通して、なぜマレーシアに来たのかを自分なりに再確認できてよかったです。プレゼンテーションの発表では、体調に苦しんだものの、参加メンバーは本当によく頑張ったと思います。メソドロジー(調査メソッド)の学習は有益で、メンバーのプレゼンテーションの発表は大変興味深く、他のグループからの発表を通じて大きな学びがありました。個人の発表スタイルや独自のアイデアに触れることで面白さを感じました。毎日が刺激的で、マレーシアにもっといたいという思いが強くなりました。マラヤ大学学長との交流は大変有意義でした。私たちの意見を理解しようとする姿勢に感銘を受け、大変話しやすかった印象を持ちました。社会に対するポジティブな回答は自身の学びになりました。マレーシア国際イスラム大学学長は親しみやすく、学生の意見を真摯に受け止める姿勢が伝わってきました。

GOTO Nao
後藤 直央さん

(2023年度参加)

今回の研修では、新たな自分に挑戦したいと考えていました。研究でも日常生活でも、曖昧な受け答えをせず、素直になることを心がけました。そうすることで、他のメンバーや仲間とも本音でコミュニケーションが取れるようになりました。また、プレゼンテーションの準備では、もっといろいろなアイデアを出したかった点が反省です。しかし、疲れすぎて頭がうまく働かなかったこともありましたが、来学期を通してさらにさまざまなスキルを身につけていきたいと思います。

MINAGI Yuki
皆木 結希さん

(2023年度参加)

私たちのグループは主要都市の低中流階級のコミュニティに焦点を当ててリサーチしました。この研修の個人的な目標は、自分の生活環境を変えてみること、そして、異文化での価値観や幸福度について考えることでした。グループ研究では、内容の議論が難しかったですが、自分なりに渡航前の目標を達成することができました。それでも、グループメンバーや現地の仲間、先生方、マレーシアの人々の優しさに支えられ、思慮深さや思いやりなど、マレーシア人の生活スタイルや文化、考え方など新たな視点を得ることができました。

MURAI Yoko
村井 陽子さん

(2023年度参加)

杉本先生にこのフィールドワークを勧められて履修しました。秋学期に1セメスター分、しっかり座学で学んだことを、現地で実際に訪問し勉強することに興味がありました。実際に行ってみると、マレーシアで異文化経験の瞬間を幾度と出会いました。私にとって貴重な経験になっています。

Ishihara Mifu
石原 海風さん

(2023年度参加)

私は目的として、課題解決力を探すためにこの研修に参加しました。マレーシアという発展途上国に初めて行くこともあり、経験したことのない留学をしたいと考えていました。現地のマレーシア人はとても親切で、心から人のために働いていると感じました。

KITAHARA Chinatsu
北原 千夏さん

(2023年度参加)

世界にいろいろ行ってみたいと思っていたので、このフィールドワークを履修しました。現地で教授陣の前でプレゼンを実際に実践してみると、反省点もあり、もっと英語力を上げたいと思う素晴らしい機会になりました。

KANO Hana
狩野 巴那さん

(2023年度参加)

マレーシアのハナフィ教授のような素敵な人たちや、素敵なバディーたちと一緒に学べたことに感謝しています。このフィールドワークでは、マレーシアの人々に感動し、助けられ、地球市民とは何か、人に親切にすることの大切さを学びました。勉強面での具体的な能力の向上はもちろんですが、それよりももっと人間性を成長させることができたと実感しています。

Eguchi Hidemi
江口 秀美さん

(2018年度参加)

今回の研修に参加させていただいて、勉強面はもちろん、異文化理解を深めることができ、また一緒に参加した友人とも、お互いに成長し合えるような関係を築くことができました。また、マレーシア国内の様々な場所に訪問させていただき、自分の視野を広げ、日本では知りえないイスラム教の知識など、多くの知的刺激を得ることができました。本当に素晴らしい経験となりました。大変さと、楽しさが共存する、本当に密度の濃い忘れられない2週間でした。

Yamada Taiki
山田 大暉さん

(2018年度参加)

どちらかというとインプットが多かった国際教養学部の必須留学や、学部授業と違い、自分たちの創造性を発揮する機会となりました。留学よりも密接なコミュニケーションをグループ内や研修メンバーと行うことができ、第2の留学とも言える充実した研修となりました。

Kitamoto Rinka
北本 梨華さん

(2018年度参加)

1年次のアメリカ留学とは異なる地で経験を得たく、この研修に参加しました。事前研修から最後のフィールドワークまで、学ぶ内容量はとても多かったのですが、その分成長できたことは確かです。マレーシアが中所得国とはいえ、日本よりも発展している点もあり、手本にできるものもたくさんありました。この研修で得たものを、今後の大学生活だけでなく社会に出てからも活かしていきたいです。

Yannbe Mayuko
山家 万由子さん

(2018年度参加)

現地に赴き、五感を通して得た学びに、大満足の2週間を過ごすことができました。一つの課題に向き合う際に、異なる物事を関連付けるプロセスの重要性を実感しました。これが国際教養という学問が持つ意義であると思うし、これからの私自身の学びに対する姿勢の核となると確信することができました。また、グループワークの中でディスカッションを重ね、「自らがどう貢献することで、グループとして最高の力出せるのか」ということを真剣に考えるきっかけとなりました。

Yamamoto Nao
山本 菜緒さん

(2018年度参加)

事前学習ではマレーシアをはじめ東南アジアに関する基礎知識を学ぶことができ、現地での授業やディスカッション等に生かすことができました。現地では学生との交流や観光を通してマレーシアの人々の人柄の良さを感じ、現地のマラヤ大学やマレーシア公開大学の授業レベルは高かったものの、毎日吸収できるものが多かったと感じました。何より、1学期(約5か月)に及ぶグループワークを通じて、学問的にも人間的にも大きく成長できたことが、この研修の一番の収穫だと思います。

Kuse Tetsuro
久世 哲郎さん

(2018年度参加)

2年次春学期での海外留学では、ほとんどの学生が初めての異文化体験をし、帰国後の秋学期からアカデミックな学びが始まります。このインターナショナル・フィールドワークでは、2年次までに鍛えた英語力とアカデミックな学びを生かし、力試しともいえる「アウトプット」体験をできる貴重な機会になりました。
「英語を使ったアカデミックな学び」は、まだまだ始まったばかり。このフィールドワークで思い切り自らの課題に挑戦し、ぶつかっていく中で、できたこと・できなかったことは、3年次からの学びへの姿勢を変えるきっかけにもなると思います。

Ishino Miki
石野 美貴さん

(2018年度参加)

今回のフィールドワークではプレゼンテーションのトピックを一から決めて、リサーチを行い、現地の講師や学生にインタビューを実施するなど、今までの授業では経験できなかったことに挑戦できる機会が多くありました。この研修を通じて、今までFILAで学んできたことをアウトプットする良い機会になったと感じます。研修中は納得がいくプレゼンテーションができるまで、何度も繰り返しグループのメンバーと話し合ったことが印象的です。現地の担当教員にプレゼンテーションする最終日の前日は、朝の5時まで準備を行い、当日は自信をもって発表することが出来ました。FILAでの学びはとても意義があるもので、それらをより良く吸収するためにも、この研修への参加を是非お勧めします!!

Kobayashi Takami
小林 孝美さん

(2018年度参加)

FILA(国際教養学部)の授業で、何度もグループワークは経験してきましたが、ここまで濃いグループワークは初めてでした。グループ内で何度も考え直し、現地では毎晩ミーティングを行いました。途中、議論が思うように進まず、苦しいときもありましたが、最終的には良いプレゼンをすることができたので、とても充実した良い思い出になりました。

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タイ・タマサート大学との学部間交換留学

国際教養学部では、タマサート大学教養学部との学部間交換留学プログラムを実施しています。英語で行われている教養学部の授業を受講するほか、タイ語を学ぶ授業を受講し、地域のNGO、ボランティア活動に参加するなど現地の人々と触れ合う機会にも恵まれています。留学期間は8月から翌年5月の10か月間で、対象は国際教養学部の3、4年次です。このプログラムで留学する学生には、大学から10万円の国際奨学金と海外傷害保険費用が付与されます。

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