2024年02月09日 09時00分

【卒業生の活躍紹介】留学経験が夢と可能性を拓く

外部記事 国際教養学部

    綾部 悠太郎さん (2019年3月卒業)
    「全員が海外へ留学できる」プログラムに惹かれて入学した綾部さん。入学後に英語を使って学ぶカリキュラムに苦戦しつつも、留学を経て学力でも人間力でも大きく成長。現在は、大手自動車メーカーの海外営業部で活躍されています。そんな綾部さんに国際教養学部での経験が今のお仕事にどのように活かされているかを伺いました。

    高校時代はどのように過ごし、どうして国際教養学部を志望しましたか?

    部活動(サッカー)の試合
     高校時代の3年間は毎日朝から晩までサッカー漬けの日々を送っていました。プロを目指して大学でも真剣にサッカーをしたいと考えていましたが、高校2年時の怪我をきっかけに進路について悩み、そのタイミングで母親から話のあった創価大学を進路として考え始めました。「海外に行ってみたい!」2014年に創設された国際教養学部の話を初めて聞いた時、率直にそう思いました。「全員が海外へ留学できる」というカリキュラムに強く心を惹かれ、ワクワクしたのを今でも鮮明に覚えています。そしてその思いのまま、同学部を第一志望として受験勉強を開始しました。高校サッカー選手権を目指し3年次も部活動を続けていましたが、並行して受験勉強にも取り組みました。周りと比べて落ち込んだり、自分に負けそうになることもありましたが、周囲のサポートと励ましのお陰で無事合格することができ、晴れて国際教養学部2期生として入学することができました。

    創価大学、国際教養学部の4年間を振り返ってどのような学生生活でしたか?

    2019年3月卒業式

     一言で言うと「勇気を出せる自分に変われた4年間」でした。振り返ってみると、創価大学の4年間は挑戦する機会が沢山あったように思います。片道2時間の通学、週4日の部活動、学外諸活動への挑戦等、様々ありましたが、その中でも大きな挑戦はやはりAll Englishで行われる国際教養学部のプログラムでした。授業で英語に触れる程度だった高校生活から一変、日々英語でコミュニケーションを取り、英語を使って学ぶ、という国際教養学部のカリキュラムはまさに挑戦の連続でした。初めは失敗を恐れて授業で発言するのも躊躇っていましたが、勇気を出して一歩一歩チャレンジしていく中で、語学面の向上はもちろん、人間的にも大きく成長することができました。また4年間で、多くの素晴らしい縁にも恵まれました。学生生活を陰で支えてくださった職員の方々、学生一人ひとりを信じ真剣に向き合ってくださった教授陣、そして共に挑戦の日々を送った学友との繋がりは一生の宝です。

    その中でも留学期間が貴重だったと伺いました。どのような留学期間でしたか?

    Griffith Observatory LA にて
     アメリカの南カリフォルニア大学(以下、USC:University of Southern California)の留学プログラム(当時は1年間)に参加しました。他大学や創大他学部の留学と比較しても、大学生活の早い時期に全員が留学を経験できるというのは非常に魅力的なプログラムだと思います。私はそれまでの人生で海外には行ったことがなかったので、19歳(当時は1年次後期から留学)での初海外生活は驚きと戸惑いの連続でした。英会話もままならない留学初期、寮スタッフのおじさんが怖い顔で部屋にやってきて何やら早口で話しかけてきた時は、この世の終わりかと思いましたが、そのような一つひとつの体験が若い自分にとっては刺激的で、今思えば、人間的な成長に繋がりその後の学生生活に大きな影響を及ぼしたと実感します。語学面でも、世界各国からの留学生、また国際教養学部の学友と共に励まし合いながら、卒業要件であるTOEFL-iBT80点以上を獲得して留学を終えることができました。

    現地の学生とも積極的に交流していたそうですね!

    秋学期学生代表スピーチ

     USCの留学プログラムには、現地学生と2人1組になりお互いの母国語を教え合うConversation Partnerという制度があり、私はアメリカ人の海軍志望の学生とペアになりました。(私が広島出身被爆4世ということもあり)原爆のことが話題になった際、自分の考えを上手く伝えられず悔しい思いをしたことは今でも鮮明に覚えており、その後の英語学習の大きな原動力となりました。それ以外でも、USCで学ぶインド人学生と知り合い、お互いの人生や将来の夢を語り合ったことは良い思い出です。また、私たち国際教養学部生が所属していたUSC International Academyの秋学期のClosing Ceremonyで、私自身が教授陣の推薦により、スピーチをさせていただく機会がありました。創価大学の代表として、世界各国から集まった学生そして教授陣に創価の哲学を発信できた事は貴重な経験となりました。

    現在のお仕事は自動車メーカーの海外営業と伺いました。学生時代の経験はどのように活きていますか?

    国際教養学部職員(当時)の方と

     学生時代の経験が活きていることについて、1つ目は「英語でのコミュニケーション力」です。仕事では、日常会話とは異なり、理解すべき事柄や伝えたい内容が複雑な場合が多いですが、学生時代に難解な英語文献を読み議論した経験のお陰で、海外の現地人スタッフとのコミュニケーションにおいて価値を発揮できていると感じています。2つ目は「困難な状況でも諦めず最後までやり抜く力」です。学生時代、諸活動と並行してFILAの大量の課題と英語での卒業論文に向き合う日々の中、精神的にも体力的にもしんどいなと感じることが何度もありましたが、それでも全てを最後までやり抜いたという経験が今の自分自身を形成しています。仕事では、コロナや半導体・船不足等の影響で、仕事量も増え、更にこれまで誰も経験したことが無い課題にいくつも直面したりしましたが、一つひとつ諦めずに最後までやり抜くことができたのは学生時代の経験があったからだと実感しています。

    現在の現役生、受験生にメッセージをお願いします!

    杉本一郎教授と
    「将来仕事でロサンゼルスに戻って来ます!」大学1年次USC留学中にロサンゼルスで出会った方々に、私はこんな風に宣言しました。意気揚々と語ったものの、当時は英語での会話もままならず、自分が仕事で海外に行くなど夢のまた夢のように思えました。しかし、一昨年、その夢を叶えることができました。仕事の長期出張でロサンゼルスを訪問し、その方々と再会することができたのです。創価大学に入学する前、私は自分の夢や目標なんてよくわかりませんでした。しかし、4年間で、夢を見つけ、夢に向かって努力できる自分になり、それによって自分自身の可能性を大きく拓くことができました。ただ、それは私一人の力では決してなく、どこまでも私の可能性を信じ励まし続けてくれる人がいたからであり、共に挑戦してくれる仲間がいたからです。創価大学には、皆さんの可能性を拓く素晴らしい出会いが溢れています。ぜひ、創価大学で最高の学生生活を送ってください!

    綾部 悠太郎

      • 卒業年月:2019年3月
      • 出身地:広島県
      • 留学先:University of Southern California, Los Angeles
      • 主な専攻分野:開発経済学, アジア経済学
      • 指導教授:杉本 一郎 教授
      • 好きな言葉:不屈
      • 好きな本:「手紙屋」
      • 趣味:サッカー, ドライブ, 筋トレ
      #サッカー
      #じっとしていられない
      #たくさん食べたい

    ページ公開日:2024年02月09日 09時00分
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