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2020年08月21日 17時02分

文学部教員より:この夏、学生の皆さんに読んでもらいたい、触れてもらいたいもの 16~22

「今だからこそ大学生に読んで欲しい、触れて欲しい作品」というテーマのもと、各教員からおすすめの作品を紹介していただきました。
『おうち時間』を活用して、是非、作品に触れてみてください。
 

<戦争と平和の意味を考える>
16. 玉井秀樹 教授推薦:エラスムス『平和の訴え』 (岩波文庫) 1961年
ルネサンスの最も高名な人文主義者とされるエラスムスが、「平和の女神」に託して語る反戦・平和論。


17. 玉井秀樹 教授推薦:トマス・モア『ユートピア』 (中公文庫) 1993年
エラスムスとも親交があったトマス・モアが仮想空間「ユートピア島」訪問記というフィクションを通じて当時の戦争政策を痛烈に批判。


18. 玉井秀樹 教授推薦:草野友子『ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 墨子』 (角川ソフィア文庫) 2018年
「歴史に埋もれていた」とされる古代中国において異彩を放つ「非戦論」。



<国際情勢、文明の在り方をマンガで考える>
19. 玉井秀樹 教授推薦:宮崎駿『風の谷のナウシカ』(全7巻)徳間書店2003年
映画版のその後を読み進めていくと、文明とは何か、生命の在り方とは何かを考えさせる展開が。


20. 玉井秀樹 教授推薦:浦沢直樹『MASTERキートン』(全12巻)小学館2012年
21. 玉井秀樹 教授推薦:浦沢直樹『MASTERキートン Reマスター』小学館2014年
考古学を志すキートンがSAS(英国特殊空挺部隊)の軍務を経験した後、保険調査員のアルバイトをしながら研究者としての就活を続ける。冷戦期から冷戦後の国際情勢にかかわる事件を描く活劇が展開する中で、研究者(知識人)のあるべき姿、家族の在り方などを考えさせる。


22. 玉井秀樹 教授推薦:朱戸アオ『リウーを待ちながら』(全3巻)講談社2017年
富士山の麓の町で強力な感染症が発生。コロナ禍の今、シミュレーションとして読むこともできる。カミュの『ペスト』を合わせて読むと表題が持つ意味がよりよく理解できる。また、続編にあたる『インハンド プロローグ』(全2巻)、『インハンド』もお薦め。

ページ公開日:2020年08月21日 17時02分
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