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2024/02/07

【2年連続!!】本学の学生が立案した都民提案「介護の魅力PR事業」が、東京都の事業として予算案に計上されました

本学の青野ゼミでは、東京都が実施する「都民による事業提案制度(都民提案)」を活用して4つの事業提案を行い、昨年6月に応募しました。そのうち都民投票において得票第4位で事業化対象候補として選定されていた「介護の魅力PR事業」の提案について、東京都の令和5(2023)年度事業として予算案に計上されました。昨年度、短大生が提案し事業化された「働く女性のウェルネス向上事業」(令和5年度事業として4,900万円の予算計上)に引き続き、2年連続で本学学生の事業提案が採択されたことになります。

 

都民提案は従来の発想に捉われない新たな視点から都政の喫緊の課題を解決することを目的として、東京都で2017年度から実施されているものです。「都民が提案し、都民が選ぶ」ことで、都民の声を直接施策に反映させる、都政参画の新たな仕組みとなっています。

 

本学学生(国際ビジネス学科2年 廣部文美さん)は、ゼミの活動の中でSDGsに掲げられた社会課題を自分事にするために、介護職の魅力を伝え、人材不足解消に向けた調査を進めてきました。都の調査によると、令和12年には都内の65歳以上の高齢者の割合は23.8%、令和22年には27.8%に達する見込みで、これは都民の4人に一人の割合になります。また、「超高齢社会」を迎える中で介護士を始めとした介護人材が不足している現状を踏まえ、今回、本制度を利用した事業提案に取り組みました。

 

今年度、都民提案として過去最多の計847件の事業提案が寄せられた中から、都民投票(投票総数37,119票)を経て8件の事業が選定されました。本学学生が提案した「介護の魅力PR事業」は、得票数3,026票の投票を得て、得票第4位にて事業化対象候補として選定されました。そして、この度の東京都の予算編成において、「長寿社会の実現」を図るものとして5,700万円の予算案が盛り込まれました。

 

提案:「介護の魅力PR事業」

介護職の人材不足解消に向けて、介護職の魅力を伝える動画を制作し、普及啓発を行う。

学生コメント(国際ビジネス学科2年 廣部文美さん)

この提案が事業化されることが決まり、そして、令和6年度の予算案に計上していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。この提案に至るまで、ゼミの仲間たちと励まし合い切磋琢磨することができ、ゼミ生の皆にも感謝しています。今回、東京都でも課題となっている「超高齢社会」と介護業界の人材不足について、少しでも課題解決に繋がるような提案ができないかと悩み、介護職の魅力を伝え、人材不足の解消に繋がることを目指して、今回の提案を考え抜きました。この提案を通して、社会課題を他人事ではなく自分事として捉えていくことの大切さを学ぶことができたと実感しています。今後、この事業を通して、長寿社会への実現に少しでも貢献することができればと念願しています。

ページ公開日:2024/02/07