合格者座談会
2017

努力を惜しまない姿勢に多くのサポートが追い風に難関を一発合格!

2015年の司法試験に見事合格、創価大学法科大学院修了後、初年度での一発合格を果たした5人の先輩に、本学での挑戦の日々、そして後輩へのアドバイスを語っていただきました。

この環境があったからこそ、一発合格を勝ち取れた

──本学入学から卒業まで、特に良かったと感じた点を教えてください。
木暮 私の進学理由は、少人数制であったことと、法律基本科目の演習授業がゼミ形式になっている点でした。実際、教員と学生の距離が近く、疑問の解消もスムーズでしたね。

鷲山 ほかの法科大学院にはまずないのでは?と思うのは、24時間使える自習ブースの存在。自分のリズムで勉強を進められたことが、限られた時間を充実させた大きな要因でした。

上田 本学の最大の魅力は、先輩が後輩を懸命にサポートしてくださること。一番お手本になる合格者からのアドバイスが、ここまで頻繁に得られるのは珍しいことだと思います。

本田 職員の方々が丁寧で信頼できることも大きかったですね。奨学金制度の充実や寮費の安さという違いも感じました。お金の心配なく勉強に集中することができたのが、とてもありがたかったです。

宮野 システムや設備面のほかにも、本学の場合は創立者の3指針に感銘を受けて入学する人も多いのではないでしょうか。

上田 何のために学ぶのか?常に民衆のためであれ。根本的な人生への問いかけを考える機会が与えられ、心ある法曹になるための姿勢を養うことを、ここまで重視しているのも本学の特徴ですね。

辛い勉強の日々を支えた少人数制ならではの密度

──法科大学院時代を凝縮すると、どのような日々でしたか?
木暮 授業の課題に追われて苦しかったこともあったけれど、司法試験に一度も挑戦しないで諦めるわけにはいかない。そんな気持ちで自分と向きあい、勉強に打ち込んだ2年間でした。

本田 私の場合は、不安になるたびに創立者が法曹に期待される3指針を思い返し、その期待に応える法曹になるんだ!と気持ちを奮い立たせていましたね。

鷲山 毎日朝から授業を受けて、夜遅くまで大学で自習をする…変化がなく、自分の実力が伸びているのかもわかりにくい日々で、精神的につらかったことも多々ありました。そんな中での楽しみといえば、同期や先輩・後輩との息抜き。心から励ましあえるのも、少人数制で密度が濃い本学ならではの特色ではないでしょうか。

上田 伸び悩んでいる時や評価が悪い時、先輩からの激励や周りとの励ましあいには、ほんと助けられました。心が折れやすい私でもやり抜くことができた大きな理由だと思います。

宮野 私は経済学部出身で、これまで全く法律を学んだことがなかったので、入学当初はついていけるか心配でした。不安を消そうと勉強に明け暮れた日々。そして、同じ目標をもった同級生とのかけがえのない時間を過ごせた3年間でした。

人間的交流で、学力はもちろん精神面のサポートも充分に

──教員やチューターとの関わりで、印象に残っていることを教えてください。
木暮 入学式の時に、ある教授から勉強する上で大切なことは「なぜ?」と問い続けることだと教えていただきました。これが私の本学での勉強指針となったのです。チューターの方には成績が思うように上がらない時期にアドバイスをいただき、勉強計画を立て直すことで徐々に成績を上げることができました。

上田 司法試験前のこと、教授の方々が「本当は一緒に行って一緒に受けたい。それはできないが、どうか全力で受けてきてほしい」とおっしゃいました。いつも熱心に指導していただきましたが、心から応援してくださっているんだと感動しました。

鷲山 私は日頃からチューターに弱気なことばかり言っていたのですが、司法試験が近づくとさらにエスカレートして何度も泣き言を聞いてもらいました。そのたびに大丈夫と言ってもらって、なんとか気持ちを持ち直すという繰り返しでしたよ。

本田 落ち込んでいる時の精神面の支えはもちろんだったのですが、私の場合は「司法試験は弱点を克服する試験」とチューターに教えていただき、自分の弱点を見つめ直せたのが大きかったですね。

法学未修者からの挑戦だって、創価大学なら大丈夫!

──未修者コースの3人の方へ。1発合格を実現させて原動力は何だと思いますか?
宮野 1年次のポイントを絞った丁寧な授業から2年次以降の演習形式の実践的な授業へ。法学部出身ではない私が基礎をきちんと押さえて進んでいけたのは、先生方が親身になって学生と対峙してくださったから。やる気をもってぶつかって行けば、いくらでも実力を伸ばせる環境があったのです。

本田 教員が授業以外にもオフィスアワーなどで長い時間を割いて学生の質問に答えたり、チューターが毎週懇切丁寧に指導してくれる。基礎力を確実につけるのに、本学は最高の学び舎でしたね。

鷲山 私は既修者コースを受験して不合格となったことで未修者コースへ。残念なスタートではありましたが、今となっては正解だったと思っています。3年間じっくり学んだことで司法試験への充分な土台がつくれましたから。特に自分の積極性を養うことができたソクラテス・メソッドの授業が良かった。自分が主体的に疑問をもち解決していく姿勢を身につけることで、合格への実力もついたのだと思います。

どんな状況でも前進あるのみ道は必ず拓けるから

──最後に、司法試験をめざす後輩へのメッセージをお願いします。
宮野 本学でしっかり勉強すれば、私のような純粋未修者でも一発合格ができます。力のある教員が揃っているので、遠慮せずどんどんぶつかっていってください。もちろん私も卒業生として、サポートしていくつもりです。

鷲山 悩みや不安でつぶれてしまいそうになる時は、支えてくださっているたくさんの方を思い出してください。感謝を忘れず積極的に挑めば、必ず合格への道は開けると思います。

木暮 何のために法曹になりたいのか?どんな法曹になりたいのか?自分を深く見つめて思い返すことも、前進への力になるはずです。教員やチューターからのアドバイスも十二分に活用し、合格へと突き進んでください。

上田 なかなか結果が出ない時は、真摯に自分の実力と向きあって、合格のために何が必要かを考え抜くことが大切。不合格になって泣くよりも、合格するために死に物狂いで勉強して泣く方が、ずっと幸せです。

本田 司法試験に挑戦している人は、みなそれぞれの苦労をしています。その中で培ったものは将来のどこかできっと役に立つ。今の苦労が報われる日を信じて、ぜひともがんばってください!
宮野 大翔の顔写真
宮野 大翔

創価大学経済学部卒
9期・未修者コース
木暮 光恵の顔写真
木暮 光恵

創価大学法学部卒
10期・既修者コース
上田 芙祐美の顔写真
上田 芙祐美

創価大学法学部卒
10期・既修者コース
鷲山 将英の顔写真
鷲山 将英

創価大学法学部卒
9期・未修者コース
本田 康朗の顔写
本田 康朗

創価大学法学部卒
9期・未修者コース