合格者座談会
2018

難関突破への切り札 多くのサポートが不断の努力を昇華させる!

2016年の司法試験に合格した5人の先輩に、創価大学法科大学院での挑戦の日々、本学の特色、後輩へのアドバイスを語っていただきました。

創価ならではの環境を存分に享受して合格へ

―本学入学から卒業まで、特に良かったと感じた点を教えてください。
安力川 学部時代に本学の教授から学ぶ機会があり、その熱心さに惹かれて入学したのですが、想像をはるかに超えたサポート体制に驚きました。特にチューターの方々には勉強面だけでなく生活面の細かな悩みまでフォローしていただき、前に進む大きな力になりました。

江森 教員陣もチューターの方々も、とにかく親身になってくれるというのが、本学の伝統ですよね。辛い日々を乗り越えて合格を勝ち得えることができたのは、周りの人々のおかげなのだと素直に思うことができます。

木村 24時間使える学修館の存在も大きい。課題がなかなか終わらない時も、自分専用の自習ブースで時間を気にせず勉強することができましたから。

名古 他大学の法科大学院にはなかなかないシステムや施設が揃っているのがうちの魅力だけど、ひとつだけ選ぶとしたら少人数制。演習授業もゼミ形式だし、質問を待ち構えているような教員の情熱も感じられ、どんどんと出てくる疑問の解決が非常にスムーズでした。

谷村 私たちの入学直前って、司法試験をトップレベルで合格した先輩が次々と出てきた時期だったよね。そういう先輩を育成する環境で学びたいと入学したのですが、実際、すべてがそのとおりだったなと感じています。

辛かったけれど充実していた大きく成長した期間だった

―法科大学院時代を総括すると、どのような日々でしたか?
名古 純粋未修者の私は法学部出身者に比べて行き詰ることが多く、最初はただただ苦しかった。ですが、周りを気にすることなく自分のペースで淡々と努力することを続けているうちに、だんだんと自信をもてるようになっていきました。

安力川 予習や課題に追われて、とても辛い日々でした。そして勉強すればするほど、司法試験合格が遠い世界のように感じて不安で、もう挑戦を辞めようと思ったことさえありました。けれど、ここで辞めたら一生後悔する!必死で気持ちを奮い立たせて勉強していました。

江森 私も同じです。法曹に向いてないのでは?と何度も思いました。でも、次々と出てくる不安を友人とわかちあったり、チューターの方々に相談することで何とか乗り切りきっていました。実際の勉強法では、何がわからないから不安なのかを明らかにすることを重視したのですが、少人数制のゼミ形式での授業が多かったことで、ひとつの不安を長引かせずに解決していくことができました。

谷村 自分もだけど、ほんとみんな、よく勉強したよね。課題に食らいついて行くために、朝まで学修館で必死にということも多かった。今思うと大変ではあったけれど、めざす法曹の世界の扉を開く充実した時間でした。

木村 確かに辛い日々ではあったけれど、司法試験に合格できる実力を身に着けるためなのだから、当然ともいえますよね。自分を大きく成長させるために、越えなければいけない困難だったといえるかもしれません。またうちの場合は、教員やチューターの温かくきめ細かな指導があるわけで、それを考えると、とても楽しい期間だったような気もします。

人間的な交流による教えが、心を支え、学力を伸ばしていく

―教員やチューターとの関わりで、印象に残っていることを教えてください。
名古 純粋未習者でしかも理系出身の私は、頭の切り替えがどうにも上手くいかず、入学当初は何をどう勉強したらいいのかわからなかった。同じ理系出身のチューターに相談……というより泣きついて、なんとか苦しい時期を乗り切ることができました。

江森 私は2度目のチャレンジで司法試験に合格したのですが、1回目の不合格時にチューターのみなさんがまるで自分のことのように親身に相談に乗ってくださったことです。次は必ず受かるんだ!覚悟を決めることができました。

安力川 ある教員に「あなたは実務に向いている。法曹界はあなたを待っている」といっていただけたことで、不得意な短答式試験の勉強にも前向きに取り組むことができました。

木村 民法の授業での「ホームランじゃなくコツコツヒットを打つことも大切。深く追究するより、広く浅くが良い結果につながることもある」という言葉。膨大な課題を前に途方にくれていた気持ちが、すっと楽になったのを覚えています。

谷村 長い実績をもつ実務家教員の方々が、学生ひとり一人と対等に論議して同じように考え悩んでくださる姿に、いつも感動していました。

既修にも未修にも強い!注目される、合格率の高さ

―合格後の司法修習や就活の中で、本学卒業生として感じたことはありますか?
谷村 私が本学への進学を決めた理由でもあるのですが、うちって現役既修者の合格率が高いんですよね。これは広く知られているようで、「規模が小さく歴史も浅いのにすごい!」っていわれることがありました。

名古 私のような純粋未修者についても、司法試験に強いというのが伝統になってきましたよね。入学前から未修者向けのガイダンスが行われていたり、手厚いチューター制度などが功を奏しているのだと思います。

安力川 合格率の高さだけではなく、実務に出てからも創価出身者はみんな優秀だねって。法曹界からの客観評価をいただけて、とても嬉しく誇らしく感じました。

創価の伝統が未来を切り開く 受けてきた恩恵を次の世代へ

―最後に、司法試験をめざす後輩へのメッセージをお願いします。
名古 私のような法学未修者でも、ぜひ挑戦してほしい。法曹になったとき、それまでの経験がきっといかせるはずだから。そして、何のために法曹をめざすのか?自分の原点を忘れなければ、どんな苦難にも立ち向かう勇気だって湧いてくるはずです。

江森 難関ですが、やるべきことをやれば結果はついてくる試験です。自分を信じて、教授やチューターに食らいついて行ってください!

安力川 一人で悩まずに、同じ悩みを通ってきた先輩たちにどんどん相談を。私もたくさんの人に相談して悩みを解決してきた感謝を胸に、これからは受験生をしっかりサポートさせていただきます。

木村 諦めそうになること、負けそうになることもあるけど、支え励ましてくれる人が揃っているのが本学の伝統であり誇り。最後は勝つ!同じ思いで、一緒にがんばっていきましょう。

谷村 ここだから受かった!ということはあっても、ここだからダメだった……そんな後悔をすることはありません。期待と信念を胸に、合格へのすべての体制が揃っている本学での勉強を始めてください。
名古 拓磨の顔写真
名古 拓磨

8期・未修者コース
鶴見大学歯学部卒
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安力川 美貴

11期・既修者コース
創価大学法学部卒
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江森 洋子

10期・既修者コース
創価大学法学部卒
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木村 新一

11期・既修者コース
創価大学法学部卒
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谷村 孝一

11期・既修者コース
創価大学法学部卒