合格者座談会
2015

夢を諦めないこと!挑戦し続けた先に道は開ける

2013年の司法試験に見事合格し、司法修習生となった5人の先輩に創価大学法科大学院での挑戦の日々、本学の魅力、後輩へのアドバイスを語っていただきました。

創価大学法科大学院なら法学未修者でも合格できる!

──みなさん、司法試験合格おめでとうございます。2013年は創価大学法科大学院から22名が合格し、大きな成果を残すことができました。
淺尾 僕は本学を卒業後、働きながら3回目の挑戦で合格しました。夢を諦めずに本当によかった。同期がたくさんいるのは心強い限りです。

山本 私は寮で北田さんと同部屋で、二人とも合格しました。お互い切磋琢磨しながら、時間がいくらあっても足りないくらい勉強をしましたよね。

北田 はい。私はアメリカ創価大学で一般教養を学び、法学未修者として法科大学院に進学しました。信頼する先生が、「海外経験のある人が法律を学ぶことに意義がある。法学部出身以外でも大丈夫」と、熱心に勧めてくださって、心が動きました。

延時 僕も大学時代はロシア文学を学んだ法学未修者です。高校時代から弁護士になりたいと思っていたのですが、非法学部出身者でも法科大学院に進めますので、まずは興味があった分野が学べる文学部に入りました。試験に合格した今だから言えることですが、その順番は間違いではなかったですね。

北田 本学は法学未修者でも親身になって受け入れてくれます。勉強は人一倍苦労しましたが、その分、一生涯の友も得ることができました。
──合格をしたみなさんの勉強スタイルを後輩に教えてください。
中林 勉強はいくらやってもキリがないので、途中でも区切ることです。僕は授業中は新しいことを吸収する時間として気持ちを集中させ、復習で自分のものにするタイプです。24時間利用できる学修館へ夜な夜な通って・・・。苦しいけれど、思いっきり勉強できる幸せも感じていました。

山本 私は試験日から逆算して綿密な計画表を作り、それに沿って勉強をしました。今、どんな勉強をやるべきかわかっていたので、焦ることなく丁寧に勉強をしました。

中林 僕は時間が足りなかったのに…、山本さんは余裕がありますね。

山本 でも、計画表をチューターのものを参考に作成したら、「真似してはダメ、自分で考えないと実行できないよ」と怒られました。司法試験は自分の今の能力と合格ラインまでが能力の差であり、その差は十人十色だと思います。

延時 僕は最初、答案の書き方さえもわからず点数がつかなかった経験があります。その時は落ち込むというよりも悔しかった。その時はメラメラと力がわいてきて、「悔しい」と思うことが僕の勉強スタイルかもしれません。

教員もチューターも親身に本気でバックアップ

──教員やチューターとの思い出を教えてください。
中林 ある教員はいつも学生の発言に対し、「それはなぜか?」を繰り返し聞いてこられるので、それが物事を深く掘り下げて考える訓練になりました。

淺尾 民法の教員が「机上の勉強として法律を学ぶだけでなく、現場に行きなさい」と。僕は社会人になって試験に合格したので、身をもってその言葉の意味がわかりました。チューターと一緒に裁判所で裁判の傍聴をし、その帰りに勤務先の法律事務所に連れて行ってくれた体験は、僕の心に大きく残りましたね。

山本 私は2年次の春休みに地元で2か月、入院をしました。そのとき、研修中の本学の先輩が病院へ何度も勉強を教えに来てくださいました。私は先輩のサポートがなければ合格できなかったと思います。このような合格者による献身的なサポート体制は本学ならではの良さでしょう。

延時 授業は少人数制のクラスで、わからないことは教員に即、質問できました。チューターは「困った人を助けたい気持ちを忘れるな」といつも気合を入れてくれて…。このような人間的な交流が、本学の強みではないでしょうか。

信念を持って自ら選んだ道を突き進め!

──将来、どのような法曹になりたいか教えてください。
淺尾 社会人経験をいかして、法的な悩みを抱えた個人の方や中小企業の経営者の方と一緒になって真剣に問題解決に取り組んでいくことができる弁護士になりたいです。

北田 私は多国籍企業の労働問題を学んだ時、国際社会における日本企業の影響の大きさを知ったことから弁護士をめざしました。初志貫徹で、語学力をいかした企業の国際的サポートができたら嬉しいです。

延時 僕は専門分野に特化するのではなく、街のかかりつけ医のような弁護士になりたいです。庶民の立場で、実力のある法曹になりたい。

山本 私も依頼者に寄り添う生活者の味方になりたいです。離婚や相続、子どもの権利など、困ったことを抱えている女性の代弁者として。

中林 僕は専門分野を決めずに、まずは幅広く挑戦します。信念と実力を兼ね備えた弁護士が憧れです。
──これから司法試験合格をめざす後輩にメッセージを。
中林 本学は教授陣、カリキュラム、チューター、学修館、寮、奨学金制度など、環境面は完璧に整っています。あとは自分のがんばり次第。努力を怠らなければ必ず合格します!

山本 自分は無理だと1%でも思うと、試験本番で弱さが出てしまいます。あくまでも強気で、自分を信じて突き進みましょう。

延時 勉強をしていると視野が狭くなりがちなので要注意です。くじけてダメになりそうなときに、自分はどうして法曹になりたいのか明確なものを持つとがんばれると思います。

北田 私は法学未修者に司法試験に挑戦して欲しい!法学以外の勉強をしてきた人は法曹になったとき、強みを発揮できるはずです。

淺尾 現在、法曹界は激動の中にあります。けれども本学はどんな環境の変化にも振り回されず、建学の精神のもと、自らが選んだ道を突き進んでいこうとする人が集まっています。このような環境下で諦めずに挑戦し続けた先に司法試験の合格があります。後に続く後輩を心から待っています。
中林 勇也の顔写真
中林 勇也

創価大学法学部卒
8期・既修者コース
山本 華子の顔写真
山本 華子

創価大学法学部卒
7期・未修者コース
延時 潤一の顔写真
延時 潤一

創価大学文学部卒
7期・未修者コース
北田 美由紀の顔写真
北田 美由紀

アメリカ創価大学卒
5期・未修者コース
淺尾 弘一の顔写真
淺尾 弘一

創価大学法学部卒
3期・未修者コース