研究科長
あいさつ

温かな心と冷静な頭脳をあわせもつ
創価教育の法曹の輩出をめざして

法科大学院研究科長 加賀 譲治
法科大学院研究科長
加賀 譲治
創価大学創立から3年目の1973年、本学第1号司法試験合格者が出ました。戦後創立された高等教育機関の中では快挙といえる結果であり、世に「創価大学法学部あり」と知らしめる合格となりました。それ以降も、旧司法試験に合格する後輩の流れは途切れることなく続き、現行の司法試験の合格者も数多く輩出しております。これもひとえに学生・院生諸君の「創立者池田先生の創立の思いに応えよう」という情熱に基づく真剣な勉学の結果であると同時に、彼等の勉学を指導し支えた本学法学部・法科大学院の教員の懸命な努力、そして1期生以降の法曹の先輩方の激励と支援の賜物であると、心より感謝している次第です。

わが法科大学院の開設直後に発刊された「創価ロージャーナル」第1号に、創立者が巻頭言を寄稿してくださいました。「法科大学院の最大の使命が、21世紀を担い立つ『新たな法曹人』の育成にある」と述べられた上で、「『人間のため』『民衆のため』『正義のため』-この信念こそが法律家の永遠の原点である」としつつ、「『邪悪を正す冷徹な知性』と『人間を愛する温かな慈愛』、そして『勝利を決する強靭な魂』をあわせ持った法律家を育成することは、人類と地球の未来への『平和の準備』の聖業にほかなりません」と、本学の法科大学院のめざすべき永遠の指針を示されました。

創立者の示された21世紀の法曹人とは、真に人間のために戦う、温かな心と冷静な頭脳をあわせもつ者といえるのではないでしょうか。

本学法科大学院においては、これまでの日本の裁判官・検察官・弁護士並びに法律研究者が築き上げてきた法的思考法と論理性をわが国の知的財産としてこれを貪欲に学ぶとともに、平和・人権を最大に重視する新たな法理論を学んでいきたいと考えております。
法曹への道を進もうとされているみなさまが、創価大学法科大学院の門をくぐられて、栄冠を手にされ、偉大なる法曹人となられることを心より期待しております。