法曹への道

法曹への意欲を確かな成果へ

人間一人ひとりを愛する法曹を育てる創価大学法科大学院。法学部以外の学部出身者や社会人経験者の方についても法曹として活躍するための資質や潜在能力、意欲を総合的に判断することにより法曹への扉を大きく開いています。法科大学院を修了すると学位(法務博士)とともに司法試験の受験資格が与えられます。また、一定の要件を満たした3年次生にも司法試験の受験資格が与えられます。

1年次 基本七法についての基本的知識の修得と体系的理解

「法律基本科目群」として1年次に配当されている、憲法・民法・刑法・行政法・民事訴訟法・商法・刑事訴訟法の基本七法についての基本的知識と体系的理解の修得をめざし、その学修を通じて法的思考能力を養成します。あわせて、法律実務家に不可欠な「リーガルリサーチ・ライティング」「実務法学入門」の履修並びに人間教育の一環として「法哲学」を履修します。
なお、法律基本科目の基礎学習力が十分に備わっているかを判定する進級制が適用されます。2年次に進級するためには、1年次配当の法律基本科目について一定の要件を満たすことが必要です。

2年次 基本的知識・体系的理解の深化と実務に即した問題解決能力の修得

1年次で身につけた基本七法の基本的知識・体系的理解を前提に、具体的な事例・判例を題材とする演習によって実務に即した問題解決能力を修得するとともに、基本的知識と体系的理解の更なる深化を図ります。とくに各演習科目では、理論と実務の架橋を意識した学修をめざします。また、2・3年次のうちに法律事務所などにおけるエクスターンシップや実際の法律相談に立ち会うローヤリング・クリニックを履修することもできます。
また、2年次から3年次に進級するためには、2年次配当の法律基本科目について、一定の要件を満たすことが必要です。

3年次 実務的な問題解決能力の向上と幅広い法律実務の知識の修得と理解

公法系、民事系、刑事系の各科目について、総合的な視点から問題点を分析し、検討することで、より実務的な問題解決能力を向上させるとともに、「展開・先端科目」の履修によって、幅広い法律実務の知識と理解を深め、司法試験に対応できる実力を育み、法曹としての知見を身につけます。あわせて、司法試験合格後の司法修習との連携を視野に入れた民事訴訟並びに刑事訴訟および公法の各実務を学修します。