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ドミニカ助教による講義

2022年11月14日

国際看護科目の特別講義が行われました!

スロヴェニア共和国※1(以下、スロヴェニア)にあるマリボル大学※2と本学は交流協定を締結しました。10月28日(金)、国際看護特講、国際保健学の履修学生を対象に、マリボル大学のドミニカ・バーブニャック(Dominika Vrbnjak)助教によるオンライン講義(リアルタイム)が行われました。これは、交流協定後初となるものです。

特別講義では、マリボル大学の紹介、スロヴェニアの医療システムについて、EU全体と比較したうえでのスロヴェニアの健康問題について、また、ドミニカ助教が研究する、「スロヴェニアにおける看護師の満足度」についてお話しいただきました。

患者さんへのケアの質を向上させるためにも、看護師としての仕事の満足度が要点となり、セルフケアと管理者による看護師へのケアが重要であると述べられました。

学生の感想
・日本とは違う看護教育、医療システム、直面している課題を知り、その国のやり方にはその国の背景があり、それぞれにあったシステムが重要であると学びました。また、ドミニカ先生の研究を聞き、看護師の満足度を調べ調査し、現状を見直すことは看護のケアの質を上げ、結果として患者さんのため社会全体のために繋がるので、看護師自信が働きやすい職場を目指すことは大事だと学びました!

・これまでは、医療アクセスが不便な地域で地域看護が発達しているとのイメージでしたが、医療水準が高く、アクセスも良好なスロヴェニアにおいて、生活の中での困りごとも看護師に相談できる風潮があると知り、地域看護も様々なかかわり方があることを学びました。また、スロヴェニアのように看護師が地域に密接にかかわることは、適切な家庭看護の教授と必要時に効率よく医療へアクセスできる仕組みである感じました。

・看護師の仕事の満足度に関するリサーチをされていたことが印象的でした。スロヴェニアは平均寿命も高く、インフラも整っている先進国ですが、さらに良い医療を目指しているということ、また看護師の仕事環境を改善することでそこにアプローチしようとしていることに関心を持ちました。自分自身も、良い看護ができる人材になれるよう、常に向上心を持って学んでいきたいと思います。
 
※1 スロヴェニア共和国:スロヴェニア共和国は、オーストリア、ハンガリー、クロアチア、イタリアと国境を接するヨーロッパ中南部に位置し、面積は約2 万273km2(四国とほぼ同じ)、人口は約200 万人、首都はリュブリャナとなります。公用語はスロヴェニア語であり、ドイツ語、英語、イタリア語も話されています。1991 年6 月にユーゴスラビアから独立を宣言し、独立国家となりました。現在は国連と欧州連合(EU)に加盟し、農業と加工貿易が主要産業となっています。

※2 マリボル大学:マリボル大学は、スロヴェニア北東部にある第二の都市であるマリボル市にある大学です。首都にあるリュビアナ大学に次いで、1961年に設立された大学であり、現在17学科において学部・大学院教育を提供しており、国内で2番目の規模を有しています。医学部看護学科は国外の大学とも交流し、共同研究も積極的に推進しています。
ページ公開日:2022年11月14日
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