2024年04月18日 10時00分

《お母さん、ありがとう #6》親へ贈る言葉

    今伝えたいのは、
    「期待するのをやめないでくれてありがとう」という気持ち


    国際教養学部4年生 黒川 良江さん
    ―今、ご両親にどのような思いを伝えたいですか?

     とにかく感謝を伝えたいです。ここには書き切ることが出来ないほど支えてもらった自覚があって、もはや申し訳ないくらいです。特に、コロナ禍で福岡の実家からオンライン授業を受講していた1年次には、へこたれた時に話を聞いてもらったり、喝を入れてもらったりしました。実は、その頃は転学部を考えていたのですが、「ここで逃げていいの?」と親に核心に触れられた時に、ふと今までの努力が思い出されて悔しくなったのを覚えています。言い換えれば、意外と悔しがるほどに頑張っていたのだと実感できました。4年生の今、伝えたいことは、期待するのをやめないでくれてありがとうという気持ちです。
    ―どのような高校時代を過ごしましたか?

     高校時代は友人に恵まれ、楽しい日々を過ごしました。所属していた吹奏楽部ではホルンパートのリーダーと学生指揮を兼任していました。7時半からの朝の課外授業がとても苦手で、九州にしか存在しない学校文化だと知った時は地団駄を踏みました。
    ー国際教養学部に入って変わったことは?
     やってみれば意外と何とかなると学びました。例えば、自分以外のほとんどが留学生である中でグループワークと発表が毎回ある授業が怖かったのですが、行ってみれば意外と教授や周囲のクラスメイトが支えてくれ、乗り越えられた経験があります。また、その頃に友人が口にした「まあ失敗しても死ぬわけじゃないし」という言葉にも影響を受けました。人はどのような苦しい状況においてもある程度は何とかなるし、そう簡単に倒れるわけではないのでどうにか乗り越えなければならない。そういう胆力が身についてきた気がしています。
     国際教養学部に入って、苦難や孤独を感じたことも何度もありました。同じように悩み苦しむ友人も何人もいました。それでも実際に国際的に視野を広げ、英語の能力を上げることができました。挑戦的な学部であり、そこには成功も成長もありますが、確実に挫折や失敗、苦痛もまた存在します。その苦渋を人生の糧にできたらいいなと思っています。

    ―最後に受験生に一言お願いします!
     自分の性格や状況を一番知っているのは自分でしかないので、自己分析は本当にしっかりしておくことと、周囲の評価は気にしないことが自分の自信に繋がると思います。頑張ってください!
    ページ公開日:2024年04月18日 10時00分
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