留学日記(イギリス・バッキンガム大学英語DD5期 2018年11月26日)

みなさん、こんにちは!くわちゃんです!
少し前の話になりますが、11月11日は第一次世界大戦の終結記念日でした。本年は100周年の節目の年であります。今回のDD日記では、イギリスで行われる二度の世界大戦の戦死者を追悼するRemembrance Day(リメンバランス・デイ)をご紹介します。

毎年、10月ごろからPoppy Appeal (ヒナゲシ募金)と言うキャンペーンが始まります。Poppyとは赤いヒナゲシ花のことです。このPoppyが追悼の象徴になった背景は諸説ありますが、一説によると19世紀にナポレオン戦争で荒廃した欧州各国の戦場では、戦死者の遺体の周囲に赤いヒナゲシが生え、荒れた土地がヒナゲシの野原に変貌したと言われています。また、1914年に勃発した第一次世界大戦が終わり、戦場を埋めるように育ってきたのが赤いヒナゲシの花だったそうです。こうしたところから、欧州では戦争とヒナゲシの花との関連が意識されるようになったと言われています※。
募金をすると写真の様な、ヒナゲシの花をデザインしたピンバッジや、紙製のブローチをもらうことができ、それらを服に付けるのが習慣の1つとなっています。去年は、詳しい意義を知らなかったのですが、調べてみると興味深かったため、今年は募金をし、ヒナゲシの花を着用することにしました。

11日の朝には、イギリスの全土で追悼のセレモニーやパレードが行われました。Buckinghamでは、地元のコミュニティを中心に結成されたパレードが町の中心部から教会を目指して、伝統楽器であるバグパイプを演奏しながらの行進が行われました。寮のお世話係さんに教えてもらったので、見学に行きましたが、Buckinghamにこんなにたくさんの人がいるのかと思うくらい、多くの人がパレードを見に来ていたので、戦没者に対する追悼の意識の高さを目の当たりにしました。
パレードのゴールである教会では、戦没者の名前が読み上げられ、国家斉唱をするなど、とても厳かな雰囲気で行われていました。日本では8月15日の終戦記念日を大切にしています。近年では、終戦記念日を知らない若者が増えているなど、戦争の歴史に対する感覚の希薄化が問題視されています。私たちの様な若い世代が歴史を学び、未来への責任を担っていく責任があると思います。バッキンガム大学、創価大学で学んだことや、経験を無駄にすることなく、自分にできることは何なのかを、考えることが大切ではないかと思いました。
バッキンガム大学では新校舎の建設が、着々と進んでいます!噂によると、近日オープンとのことです!オープンした際は、DD日記にてレポートします!ぜひ、お楽しみに!まずは間もなく始まる、最終試験を乗り越えていきます!
くわちゃん
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