グリフィス大学

自然豊かなオーストラリアでの、本格派留学。

大学概要

自然豊かなブリスベンのキャンパスで、本格的な学習体験を。
■スケジュール
・期間:1セメスター(約4ヶ月)
・時期:2月下旬~6月中旬(1年次修了後)
・対象:国際教養学部2年生

■基本情報
・名称:グリフィス大学(ネイサンキャンパス)
・設立:1971年
・所在地:オーストラリアクイーンズランド州ブリスベン
・留学生数:約9,000人(約130ヶ国)

カリキュラムの特徴

学部授業履修コース、または英語学習コースのいずれかを履修。
■Study Abroad Program (SAP):現地の学生と共に学部授業を履修するコース
グリフィス大学の学部生が受講する科目を、一緒に受講します。海外大学の学生とディスカッションを行い、授業を受ける中で本格的な英語力、思考力を鍛えることができます。

 ◇特徴
 -本コースの履修には、一定の成績・語学スコアの条件を達成する必要があります。
 
-グリフィス大学の学部授業を3科目履修します。
 -1つの科目は、基本的に毎週1~2時間の講義と1~2時間のディスカッション形式のワークショップで構成されます。
 
■Direct Entry Program (DEP):英語学習コース
学部授業聴講レベルの語学力習得を目指した本格的な英語学習コース。
プレゼンテーションやディベートの実践、1500文字のエッセイを書き上げるなど、英語での実践力が鍛えられるカリキュラムです。

 ◇特徴
 -本コースの履修に必要な語学スコアの提出は不要です。
 -現地到着後、英語のプレイスメントテストを受験し、6段階のクラスレベルに分かれます。
 -授業は基本的に午前中の実施となります(8.15 am – 12.45pm) 

参加資格(語学能力)

学部授業履修コース:Study Abroad Program (SAP)のみ、学内成績・語学スコアの提出が必須要件となります。

■スコア条件
-IELTS (Academic):6.0 (no sub-score of less than 5.5)
-TOEFL(Paper):550
-TOEFL iBT:71(no score less than 19 in writing, and 17 in all other skills)
※英語スコアの提出締め切りは、原則、1年時の9月末を予定しています。
※TOEFL iTPは条件の対象外となります。

■成績条件
-創価大学1年次春学期の成績GPAが3.0以上が望ましい。
(3.0を下回っている場合は、SAPに参加できない場合があります。)

居住形態

滞在先のホストファミリーと
■ホームステイ
・キャンパスからバスで30~40分圏内のホスト家に滞在
 

研修修了生の紹介

中矢 勇二さん (2017年度入学)

留学期間 2017年9月~2018年6月

Q.創価大学に入学しようと思った理由を教えてください。

未熟で弱い自分を変えるためというのが一番大きかったと考えます。高校時代、軌道に乗っているときは頑張れた一方で、うまくいかないときや苦しい時には、自分ではなく周りの環境を責めることで、ごまかすことが多かったように思います。数学がうまく伸びないのは教材の質が悪いからだ、バスケットの試合に負けたのは相手が私立の強豪校だからだ。というように、自分ではなく周りのせいにすることが少なくなかったように思います。一方で同時に、他の物事に責任を転嫁していては、本当の意味で自分の成長などあり得ないということにも気付きました。転機は受験勉強で挫折した時に来ました。自分で責任を負ってこなかった“自分の弱さの結果“と向き合うことを経て、自分を変えなくてはならないと強く思うようになりました。そして周りを見まわした時、創大に通ってたくましい姿をみせる兄や、創大が掲げる哲学に、自分の弱さを克服できるカギがあると考えました。そうして創大を志望しました。


Q.その中で、国際教養学部を選んだ理由を教えてください。

国際教養学部が自分の可能性を一番引き延ばしてくれる学部だと考えたからです。一つには、英語ベースの学びと留学が自分の中にある世界を大きくしてくれるように思いました。いろんな人と英語を媒介に話していくのを通じて、自分の中に未知や違いを貯めていくこと。実際に日本から飛び出して知らない場所に行ってみる。そしてその場で生き残って見せる。自分と違うものからの刺激をうける。これらは自分の世界、ひいては自分の可能性を底上げしてくれると思いました。加えて、幅広い学問基盤と深い専門分野の習得が社会をみていくのに不可欠であるという思いも自分を後押ししました。以前からニュースに興味があり、社会で起きている難しいことをわかりやすく伝えることができればいいなと考えていました。そのため、複数の視点から物事を解きほぐす幅広い学問的知識と、鋭い目線を可能とする深い専門性を身につけたいという思いがありました。そして、国際教養学部はまさに広さと深さを兼ね備えた理想の形だったので、自分は同学部を選択しました。

 

Q.オーストラリアに着いたときの第一印象を教えてください。

「見たことのない世界」という言葉がぴったりだと思います。広く澄んだ青空、目に入る英語表記の看板、目や髪の色の違う人たち、聞こえてくるネイティブアクセント、新しいことの連続に好奇心と不安を膨らませた当時を鮮明に覚えています。人も自然も道幅も信号の仕組みも違う世界はとりとめないもので、「見たことのない世界」としか表現しようがないように思われます。


Q.学部授業コース(SAP)では、どのようなことを学びましたか?

政治学(Introduction to Politics)や国際関係学(International relations)、国際教養学部に関連する科目に重点を置いて学ぶ傍ら、「Genres of Journalism」などの授業を通して海外の視点で語られるジャーナリズムなど、多様な分野の学習ができます。
政治学では、自由、平等、民主主義などのコンセプトとその相互関係の理解、また、これらを物差しとして様々なイデオロギーを分析していくという内容です。同授業の課題のリサーチペーパーでは、民主主義とMarxismを取り扱い、政治学の難しさと面白さを実感することができます。また、ジャーナリズムの授業ではオーストラリア人学生とともにプレゼンテーションのペアを組み、リサーチやリハーサルなど頻繁に話しあう機会がありました。現地学生とコミュニケーションをとる機会が多いこともSAPの魅力の一つです。


Q.留学中に参加したサークルやボランティア活動はありますか?

自身がバスケットボールを小学生時代から続けてきたこともあり、オーストラリアではグリフィス大学のバスケットボールサークルに短期間参加していました。オーストラリア、カナダ、台湾、韓国などいくつかの国籍が交わったサークルで、コミュニケーションは共通語の英語でした。試合中、「Shoot it!!」などといったバスケットボール特有の表現が飛び交っていたのもおもしろかったです。また、あるオーストラリア人の2m近くある上背には絶望を覚え、カルチャーショックを文字通り体に叩き込まれました。加えて、近くのバスケットゴールのある公園では、たまたま出会ったオーストラリアの小学5年生と一対一をして戯れていました。バスケットボールをしながら対等に言葉を交わす小学生は、オーストラリアの平等と個人主義の現れかと気づき、同時に違和感を覚えなくなった自分を発見しました。サークルやボランティアはこういった“違い“をみつけられる絶好の機会だと思います。


Q.留学中、苦労したことはありますか?

留学中は苦労の連続でした。まずは、英語という言語の壁にぶつかりました。海外留学の美点ではありますが、日常的に英語を通して人と交流するので相手の言うことを聞き取れなかったときには毎回聞き直し、知らない単語は教えてもらい、うまく伝わらないときは何度も言い換えてチャレンジしました。英語が上達してブレイクスルーを感じるまで、これが毎日ボディーブローのように効いていたことを覚えています。続いて、後期のSAPでは英語力というよりも圧倒的なリーディング量に苦労しました。授業前に読んでおいてねと言われたリストを見れば、ざらに40ページを超えているときもありました。実践していく中で慣れてしまいましたが、当初、眠い目をこすって夜中まで机に向かっていたことはいい思い出です。最後に、英語がある程度が上達してきてコミュニケーションが取れるようになると、今度は人間関係に悩むようになりました。大学寮の7人フラットで一緒に暮らしていたメンバーとの出来事なのですが、自分の隣の部屋に住むメンバーが夜中に騒音を出すことがありました。自分とその人と一緒に話し合って解決したまではいいものの、それが原因でお互い距離を置くようになってしまいました。帰国の直前に勇気を出して再び話しあって仲良くなれましたが、同じ空間を共有していたためなかなかのストレスでありました。


Q.留学を振り返って成長したと思うことはありますか?

大きく分けて英語力、行動力、精神力の点で成長を実感しています。言うまでもないかもしれませんが、留学中は英語を使って学習と生活をしているので、多かれ少なかれ英語力は向上します。特に、留学中だからこそと思ったのが、“生きた英語“を習得できることです。速いテンポで会話のキャッチボールをしたり、学問的なディスカッションでネイティブの輪に入ってみたり、実際のネイティブにかこまれた環境で育まれた英語は日本で学ぶ英語とは一味違うと考えます。また、行動力の向上は、どこか消極的であった自分の中で特別に価値をおいているものです。留学中は授業の選択から課題、自由時間の振り方、ボランティア、クラブ、TOEFL、アコモデーションまで、たくさんのことを自分自身で決定して行動に移さなければなりませんでした。その繰り返しの中で自然と行動するのが当然のことのようになっていきました。バスケットボールサークルに飛び入り参加したのも、公園にきた少年と一対一をしたのも、この行動力の現れだと思います。最後に、上記で記述した苦労したことを経て、精神的にタフになっているのも実感します。感受性が高く、心が揺れやすい傾向があった自分ですが、留学後、嫌なことや苦しいことがあってもあまり動揺しなくなりました。これらの成長はこれからの将来でかならずや力になると信じています。


Q.創価大学の進学を希望している人に向けて、メッセージをお願いします。

創価大学は良い大学です。創価大学には志をもつ仲間がいます。あなたを必死にサポートしてくれるスタッフがいます。とことん真剣に付き合ってくれる優秀な教授陣ばかりです。だから、この大学で己と全力で向き合い続けたならば、どこまでも成長することができると確信しています。

創価大学のキャンパスでお会いするのを楽しみにしています。

とある1日のスケジュール

7:00 起床
7:30 ABC Newsを見ながら朝食
8:00 キャンパスの外周をランニング
9:00 大学図書館で勉強
12:00 昼食
12:30 レクチャー (90分)
14:00 大学図書館で勉強
15:30 ワークショップ (60分)
16:30 気分転換にお気に入りの曲を聞きながら散歩
17:00 ABCのドラマやコメディーショーを視聴
18:00 夕飯
19:00 図書館で勉強
23:30 就寝
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