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2023年11月20日

産学連携講座「社会貢献と経済学」第9回授業が行われました

 11月16日の4時限に、社会貢献と経済学の第9回授業が行われ、今回は、株式会社ソーシャルプランニング代表取締役の竹井善昭氏を迎えて行いました。
 
 竹井氏は、「社会性」と「経済性」の両立の観点から、ソーシャルビジネスやCSR(企業の社会的責任)/CSV(共通価値の創造)/SDGs(持続可能な開発目標)を軸に約50分にわたって講義を行いました。講義の冒頭、歴史的に著名な経済学者の話をされながら、経済学の本質について言及。竹井氏は「経済学とは社会課題解決の学問である」と述べられ、現代社会の最大の課題は経済格差であり、その原因として、行き過ぎた資本主義や極端な短期利益の追求に求められるのではないかと話されました。そこから、コロナ禍を経て、今は公益資本主義が企業のトレンドになっており、注目されていることを述べられました。最後に、自身がプロデューサーとして携わっている女性支援の団体の活動について、話をされて講義を終えました。

 竹井氏の講義の後、学生はグループごとに分かれ、ディスカッションを行いました。その後、竹井氏との質疑応答が活発に行われました。

 以下、参加した学生の声です。
  • まずは、「社会貢献でメシを食う。」(竹井善昭 著)めちゃくちゃ面白かったです。そして、今まではNPOやNGO中心の話でしたが、今回は企業の話、企業と社会貢献のお話でした。CSR(企業の社会的責任)とか、BOPビジネスとか。これらは企業にしかできないことだし、「CSR報告書の中で重要なのはテーマの分かりやすさである」こととか、「社会貢献は未開のブルーオーシャン、競合のいない新たな市場である」こととか。今回の講義では本当に価値のある知識をたくさん、学べました。
  • SDGsの不都合な真実については、あまり知らなかったので少し衝撃でした。特にコバルトの件。また、難民問題についてもとでも難しい問題だと思いました。個人的に、講義がとても分かりやすく、CSV,CSR,MDGs,SDGsを今までで1番分かりやすく説明されてました。自分たちが実践したら考えるうえで広い目で見れるように意識したいと思いました。
  • 今日の授業ではSDGsについて深く考えることができた。女性のジェンダー問題をなくすために、今のうちに出来ることはたくさんあると思うし、何事も考えることが大事なのだと思った。SDGsはいつも身近に感じるけど、このように考えることはなかったのでこの期間があって良かったなと感じた。
  • この授業の教科名である「社会貢献と経済学」が、どのように双方が結びついているのかを今までで一番理解できた講義でした。経済学は社会問題解決の学問であるというお話がありました。私の就職活動の軸として、社会貢献性の高い仕事に携わるというものがあるため、私が今まで学んできた経済学は私が行いたいと考えている社会貢献に生かすことができることに歓びを感じました。
  • 今回の授業で感じたことは、現状に対する問題に対処するのではなく、未来を見据えた上で行動に移すことです。確かに電気自動車などは排気ガスこそでないですが、その電気を作るために多くの排気ガスを出すなど、本末転倒な事態が起きているなと思うことがよくあったので、実際にもそういった事があるのだなと思いました。自分のこれからの生活にもその時に正しそうなことではなく、長い目で見た上で本当に必要なものを、見定めていく必要があるなと思いました。
ページ公開日:2023年11月20日



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