卒業生からのメッセージ

自分の世界を広げることができた -藤村さん

国税専門官の内定を得ることができました!

ゼミの教授から話を聞き

ゼミの教授から話を聞き
創価大学での1年目は、国研で簿記を勉強し日商簿記2・3級を取得しました。
しかし、毎週日曜日も大学に通うことが嫌になったことから1年で国研をやめてしまいました。
2年目は図書館を利用して空き時間や通学時に読書する習慣を身につけ、さまざまなことや海外に興味を持ちました。
3年次の後期には語学留学にも挑戦し、自分の世界を広げることができました。
ただ自分のやりたいことがわからないままに就活に入ってしまい、内定を得ることができませんでした。
4年次の10月に、ゼミの教授から話を聞いて興味を持っていた国税専門官を受けることを決意しました。
両親から1年浪人することの許しを得たので、それ以上の迷惑はかけられないと思い予備校を使わずにアルバイトによって稼いだお金で参考書を購入し、大学の図書館に通い独学で勉強しました。
卒業後は、アルバイトをしながら毎日地元の図書館にこもって勉強する生活を続け、面接前にはOB・OGの方々に面接対策をしていただき、国税専門官の内定を得ることができました。

経営学部での学びで広がる世界 -宮本博文さん

NPO法人文京区中小企業経営協会理事として。

社会貢献のために

宮本博文さん 顔写真
「中小企業診断士」という名称を初めて聞かれた方も多いことと思います。
これは経営コンサルタントの唯一の国家資格として、ビジネス界では有資格者への評価が高い資格の一つです。
また、資格取得のための受験科目にはMBA(経営学修士<専門職>)課程と共通するところが多いことから、キャリア・アップをめざすビジネス・パーソンからの人気が年々高まっています。また、経営学部での履修科目の多くを、そのまま資格取得に結びつけることができます。
創価大学OBの中小企業診断士も、都市銀行勤務者、商工会議所経営相談員、経営コンサルタント、経営者、企業勤務のビジネス・パーソンとして社会の第一線で活躍しています。コンサルティングの対象も、中小企業だけでなく、大企業、病院、行政機関、地域団体、教育機関など、多方面に広がっています。
「経営学部での学びの成果を社会貢献のためにいかしたい」という方に、チャレンジしていただきたいと思います。

人間主義経営の考え方を身につける -坂本英一さん

「人のため、社会のため」に行動することが
自然と身についた大学生活でした!

自分の可能性を大きく広げられる

坂本英一さん 顔写真
現在、私は企業の営業として自社の商品を売る仕事をしていますが、創価大学で学んだ「人のため、社会のために尽くす」という人間主義経営の考え方が、社会に出た今でも大いに役立っていると感じます。創立者をはじめ、在学中に出会った多くの友人や先輩、教員の方々から学んだ考え方ですが、営業としてお客様と同じ目線に立って行動することは、まさに人間主義なのだと実感することが多々あるからです。営業をして物を売るだけではなく、お客様の悩みを一緒になって考え、その問題を解決できたときには大きなやりがいを感じます。創価大学は自分の可能性を大きく広げられる大学だと思います。

切磋琢磨できる環境

私が創価大学の入学を決めたきっかけは両親の勧めでしたが、実際に入学した後、すぐに高い志を持った同級生や、人としての魅力にあふれた先輩方が多くいることに刺激を受け、また感動も覚えました。創価大学で4年間を過ごせたことで、私自身大きく成長することができました。

思い出の1コマ

思い出の1コマ
私が創価大学の4年間で最も印象に残っているのは、2年間の寮生活です。行事の運営、人材育成、対話など、寮友と切磋琢磨できたことが最高の思い出です。寮生時代にできた友人とは今でも連絡を取り合います。人生の宝物を得ることのできた時間だったと思います。

創価大学時代の経験をいかす -吉田慧仁さん

最先端のITを駆使して
社会に広く貢献できる「人財」になりたい。

やりがいを持って働く

吉田慧仁さん 顔写真
営業職として、大手輸送機器メーカーや機械工業メーカーを担当しています。今の会社を選んだのは「最先端のITを駆使して、世の中に貢献したい」という思いがあったから。仕事はハードですが、その分社会に期待されていることは大きく、優秀な同僚や先輩たちに囲まれた仕事場は、日々成長できる環境だと思います。時には、アメリカにある研究所のメンバーや、上海のシステムエンジニアと協業することも。テクノロジーやトレンドに関する知識や情報を、常に蓄積・更新していくのは大変ですが、その分やりがいも大きいですね。

日々、自分を磨く

創価大学時代で学んだ企業分析の手法や、問題解決のための論理的思考法はもとより、学生のキャリアサポートをする組織でイベントの統括責任者を務めた経験は、今の仕事に大いにいかされているなと感じます。仲間をまとめるコミュニケーション能力や、先読みして準備を整える段取り力などを身につけることができました。その中でも特に、仲間を尊敬し、情熱を持って周りを巻き込むリーダーシップを学べたことは、大きな糧になっていますね。創大卒業生として、社会に広く貢献できる「人財」になるためにも、自分を磨く努力をし続けたいと思っています。

思い出の1コマ

思い出の1コマ
大学3年次の冬、部長を務めたスノーボード愛好会の引退式で、後輩、同期、先輩たちからの「吉田が部長でよかった」という言葉に感激。愛情と情熱を持つことが、リーダーの条件であることを教わりました。

創価の教えが未来をひらく-大竹節子さん

卒業式の日の強い誓いと創立者の言葉に
卒業後も励まされました。

海外で働きたい

大竹節子さん 顔写真
卒業式の日、「必ず世界に通用する一流のビジネス・パーソンになる」という強い決意をしました。大学卒業後、3年間マーケティングの仕事をしていたのですが、海外で働く夢を捨てきれず、英国のホテルに有給インターンシップを申し込みました。しかし結果は惨敗。諦めかけた矢先にホテルから「履歴書をオーストラリアに送った」と連絡が入ったのです。その後、オーストラリアにあるマリオットホテルにインターンが決まり、2009年で渡豪5年半。現在は同ホテルの正社員として、フロント業務、日本語翻訳、マリオット会員の推進長、新人教育担当などの業務に携わっています。働き始めた当初は、言葉の壁を感じ劣等感でいっぱいでしたが、創価大学時代に学んだ、一人ひとりを大切にする精神を思い出し、なんとか乗り切ることができました。

どんな状況でも負けない力を

学生時代は学生自治会の国際センターに所属し、毎日留学生とともに過ごしていました。創価大学には多くの留学生がいて、WLCなど語学習得にも力を入れており、国際人として教養を磨ける最高の学舎です。また海外で働いている今、大学時代に学んだ企業のグローバリゼーションは、大変役立っています。創立者の「人と比べるのではない、自分の無限の可能性を信じ、自分は自分らしく!」という言葉に何度も励まされたように、みなさんもどんな状況にも負けない力を身につけてほしいと願っています。

思い出の1コマ

思い出の1コマ
休み時間、放課後の多くを各国からの留学生と過ごしました。大学にいながら言葉だけではなくさまざまな異文化に触れ、視野を広げることができ本当に楽しかったです。利害関係のまったくない学生時代に築いた友情は今も続いており、この世界中に広がった友情のネットワークは私の人生において最高の宝です。またそれぞれが世界中で活躍しており、その報告を聞く度に私自身にとっても勇気の原動力となります。

世界で活躍する先輩-小笠原 稔さん

世界中の子どもたちに希望に満ちた目の輝きを。

ILOへの夢が実現

2006年1月から、念願かなって、スイス・ジュネーブにあるILO(国際労働機関)のIPEC(児童労働撲滅国際計画)で仕事をすることになりました。
きっかけとなったのは、大学1年生の春休みに西アフリカヘ一人旅をしたこと。その時の体験がすごくショッキングだったんです。物乞いの子どもだとか、病気の子どもだとか、子どもがかわいそうで…。ただアフリカの子どもたちは元気があって、目がキラキラしている。でも、年齢が重ねると目が死んでいくように感じました。夢が実現できない世の中なのかなァ、子どもたちがずっと夢を持ち続けられる世の中になればいいなァ、と思ったわけです。
その後、ILOのIPECにインターンシップに行く機会があり、世界の児童労働の問題に取り組んでいるのを間近に見て、将来は絶対ここで仕事をしようと決意しました。

在学中に、アフリカ・ガボンの日本大使館へ

ILOに行くためには大雑把に言うと、修士号と語学と職務経験が必要なのですが、修士号と語学はなんとかなるかなと。ちなみに僕は英語が苦手で、フランス語を自分の武器にしようと、フランスに1年間交換留学にも行きました。
問題は職務経験。それで博士課程の時に外務省の専門調査員の試験を受けて合格し、アフリカのガボンという国の日本大使館へ行きました。専門調査員とは、簡単に言えば、現地の政治や経済の状況を調査して、日本の外務省に報告する役目。大使館員のサポートですね。
ガボンの公用語はフランス語で、日本の2/3くらいの広さに100万人しか住んでいなくて、ほとんどがジャングル。石油が採れるため、アフリカの中では豊かな国で、治安も良く、楽しい3年間を過ごしました。

フランスでの経験

ガボンでの任期が終わりかけたとき、大使館の上司から「フランスの日本大使館で専門調査員を募集しているから、やってみないか」と言われました。それはフランスからアフリカを見るという仕事で、今度はパリヘ行くことになったんです。
フランスでの3年間は、とても視野が広がりました。フランスにいれば、アフリカ全体が見られる。加えてフランスの日本大使館ともなると、いろいろな方々が出入りしているので、日仏双方の政府関係者や研究者など数多くの人たちとの人脈を作れましたし、フランスという国際的にも重要な国で、外交を含め、ダイナミックな世界の動きを間近に見ることができたのは、良い経験になりました。

ジュネーブ勤務へ

肝心のILOですが、フランスでの任期が切れる前に、日本の外務省のアソシエイト・エキスパート試験を受けました。これは国際的なキャリアを積みたいと思っている若い人たちのための試験で、合格すれば、本人の希望や適正に合った国際機関に派遣されるというもの。もちろん僕はILOを志望して、合格通知をもらいました。
アフリカ旅行でショックを受けてから、ガボンに3年、フランスに3年と視野を広げてきましたが、ようやく本当に自分のやりたい仕事に就くことができました。ILOでは、フランス語圏アフリカにおける児童の強制労働や児童兵士の問題などに取り組み、子どもに子どもらしい生活を取り戻すためのプロジェクトを担当する予定です。
世界各国から集まった人たちの中で自分がやっていけるのか、心配もありますが、なんとか頑張りたいですね。派遣期間は2年で、そこで成果が出ればILOに残れるという制度ですので、それをクリアすることが当面の目標です。

在学生へのアドバイス

もし国際的な仕事をしたいと思うなら、まず世界に行ってみること。あれこれ考えず、夢や目標があるのだったら、まず行ってみる。百聞は一見に如かずです。私でいえば、思い切ってアフリカに行ってカルチャーショックを受けたことが、その後の道を決めましたから。留学でも研修でも旅行でもいいので、とりあえず実際に行ってみることをお勧めします。

会計士資格を取得-村田 弘美さん

卒業後半年で会計士資格を取得。今も勉強の毎日です。

国研で、公認会計士資格に挑戦。

高校生の頃から公認会計士になりたいと思っていて、その目標達成のために経営学部に入学しました。創価大学では国家試験研究室の会計士課程で、楽しく勉強することができました。卒業半年後に資格を取得でき、当時「6大監査法人」と言われていた中で創価大学の卒業生の方が一番多かった監査法人トーマツに入社し、現在9年目になります。
いま会社では会計監査、つまり大企業の経営状態を客観的に外部からチェックする仕事のマネージャーとして働いています。精一杯仕事をしながら、勉強を続けてキャリアを積み重ねているところです。

医療の世界に貢献-原 日出男さん

コンピュータを通じて医療の世界に貢献。

阪神大震災時は、病院のシステム復旧に奔走

入学当初は公認会計士をめざして簿記2級を取得。でも3年の時、ゼミで意思決定支援システム研究を選択したことで、コンピュータの有効性を実感するようになり、IBMに就職しました。主に大規模病院のシステム担当として、医療の最先端をいく電子カルテシステム、画像フィルムレスシステムの構築などのプロジェクトでインフラリーダーやプロジェクトマネジャーとして活動し、札幌から沖縄まで幅広いお客様と仕事をさせていただいています。阪神大震災の時は兵庫県尼崎市の複数の県立病院を担当していたのですが、自転車でシステム復旧に走り回り、お客様に大変感謝していただけたことを今でも鮮明に覚えています。
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