経営学部長 あいさつ
~人間主義経営を目指して~

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栗山 直樹 経営学部長

 創価大学経営学部は、時代の変化を常に呼吸し、新しい時代をグローバルに活躍するビジネスリーダーの養成をしています。その特長は、本学独自に掲げている、「人間主義経営」を探求し、担う人材の輩出であります。

 人間主義経営を定義することは難しく、定義したとたん限定的な概念になりかねないのですが、スイスに拠点を置く世界的な学術ネットワークである人間主義経営センター*が打ち出している、「人間主義経営の3ステップ」は私たちが目指すものと大きく共鳴しています。

 第一に、「人間の尊厳性の無条件の尊重」です。人間は手段ではなく、目的であるという原則に則ることです。これは、創立者が指摘される「宗教も国家も、あらゆる運動も決して人間を手段にしてはならない。どこまでも人間を守ることを目的としなければならない。それが人間主義である」とのお考えにも一致するものです。

 第二は、「全ての意思決定における倫理的判断の反映」です。トップから現場の社員まで、部分益にとらわれず全体益に立ち、「資本の論理」でなく「人間の論理」で判断すること。そのような倫理的な判断が組織全体に行き渡らなければなりません。

 そして、第三は、「ステークホルダーとの双方向的対話の拡大」です。組織の経営には多様なステークホルダーとの対話が必要となっています。対話があってこそ他者との協働ができ、共通の目的や利益の模索もできます。創価大学の「対話文化」を最も生かせるのが、経営の分野だと思っています。

 「持続可能な開発」(SDGs)が世界で要請されている今、人間主義経営を担う人材を目指し、ぜひ経営学部で共々に学びましょう!


註)Humanistic Management Center: 世界に広がる学術ネットワークで、スイス・ジュネーブに拠点があります。所長であるキマコウィッツ博士と長年交流し、2016年には半年間、経営学部招聘教授として人間主義経営についての講義を担当され、教員とも研究交流を重ねました。
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