予防接種 Vaccination

学習
事前学習は、出発の1週間前くらいから始めて、集まれるメンバーは毎日集まって、現地で使う質問表や、研究の目的・意義、調査方法、なぜこの調査方法を選んだのか等について話し合いをおこない、既知の内容の英訳まで終わらせてフィリピンに出発した。
現地でのリサーチ
バランガイのヘルスセンターに行き、予防接種に来ていたお母さんたちにインタビューをした。
私たちの話す英語がなかなか伝わらず、母国語の違う者同士の意思疎通は、とても困難であった。しかし、SAとメンターが通訳してくれたおかげで、何とかインタビューをすることができた。また、フィールドリサーチの他にも、保健省で予防接種についての話を聞くことができ、フィリピンの予防接種の必要な統計情報を入手することができた。
スチューデントアシスタントさん、担当の先生とのエピソード
どんなプレゼンをするかで、メンターのハーリー先生と意見がぶつかった。私たちは事前学習の段階で、自分たちのやりたい研究というものを明確に持っていた。
しかし、今回のプレゼン時間はわずか15分。その限られた時間内に私たちの思い描くプレゼンができるかというと時間が足りず、変更することになり、非常に悔しい思いをした。しかし、このくやしさを、15分間のプレゼンにぶつけていこうとメンバー全員で決意した。
何を学んだか
今回のグループリサーチで、リサーチとは何かという、リサーチの全体像をつかむことができた。事前学習、現地でのフィールドリサーチ、得られたデータの集計、まとめという一連の流れを理解した。また、メンバーみんなで協力して一つの研究をしていくには、一人ひとりの思いを大切にしていくことが重要であると改めて感じた。渦中はとても苦しかったが、このリサーチを通して、一皮も二皮もむけた気がする。日本において、勉強でどんなに行き詰まろうとも、私たちは今回のリサーチを思い出して、どんな困難をも乗り越えていけると確信する。このような力の付く研修をつくって下さった先生方には、本当に感謝の思いでいっぱいである。
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