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2017年04月07日 23時14分

Buckingham Diary -5th-

Learningイギリスでの学び

Buckingham Diary -5th-

Jul.15 Fri
みなさんこんにちは!
今回は、2ターム目から始まった専門科目と少人数チュートリアルについて紹介したいと思います。
(中村 茜)
少人数チュートリアル!
大学構内
授業は、講義とチュートリアルで構成されています。講義でだいたいの概要をつかみ、少人数のチュートリアルで疑問を解決して完璧に理解するというのが目標です。
チュートリアルは、前もってしっかり準備をしてクラスで発言をするなどしない限り、出席しているとは認めてもらえないため、チュートリアル授業の前は準備に必死です。
また、私たちの講師兼チューターはとても熱心で厳しく、チュートリアルに準備をして来ていないと、授業には参加させないということもしばしばありました。(笑)
専門科目
専門科目レポート
専門科目レポート
私がいま履修している専門科目は「刑法」と「イギリスの法制度」です。

「刑法」は、本当に面白い内容で、今回のタームでの私の一番のお気に入りの科目です!たまに想像を超えるケース(判例)があり、理解に苦しみましたが…。
刑法の授業では模擬裁判も経験しました。模擬裁判というと名前にすこし緊張しますが、ファンデーションコースのためそこまで厳しいものではありませんでした。しかし準備はとても大変でした。
検事と弁護士は二人ずつで、4人1組のチームに分けられます。シナリオが渡されて、それに関するケースや適用すべき法律を自分達で探して準備します。裁判中のマナーとして、身振り手振りを使って話してはいけないことや、裁判官が知っているケースだったら説明するが、知らないケースだったら説明しないこと、また日常会話と違うため、常に3倍くらい丁寧に話さなければいけないことなど、慣れないことはたくさんありました。

また、私の経験としては、自分の用意していった内容を裁判官に話している途中に矢継ぎ早に質問をされ、自分のペースを保てなかったことを覚えています。最終手段として、もう一度説明させてもらえるようにお願いしました。(笑)その結果、フィードバックとして、柔軟性が足りないと指摘されました。その時に気づいたことは、理解して覚えることは得意でも、自分の言葉として表現することが下手ということです。

日本と欧米の教育の違いとして、日本は「覚える能力」を大事にしていますが、欧米は「考える能力」を大事にしているため、そこに大きな違いがあると気づきました。模擬裁判に勝敗はありませんでしたが、私は私のグループで一番良かったと褒めてもらうことができました!

「イギリスの法制度」については、おそらくクラスメイトほとんどが苦手な科目でした。刑法と比べると、ストーリーがなく、解釈の仕方や、法律ができるまでの手順などを学びます。イギリスとイギリスのルーツを持っている国ではこの制度を学びます。私も苦手ではありましたが、その考え方などは興味深いです。
「今、イギリスの法制度を学べば、多くの国で通用するんだ、頑張ろう!」と、奮起して努力していました!
課題と試験!
専門科目の授業で最も苦戦したものは、課題と試験です。
課題は、イギリスの法制度と刑法それぞれ2000字のエッセイでした。自分達の意見を、より信頼度の高いものにするため、関連する法律やケースを使います。
イギリス法制度の場合、説明よりも分析し、自分の言葉で表現することが求められるため、とても難しかったです。
刑法は、2000字という文字数に苦戦しました。また、ケース(判例)をどのように適用するか、どのように説明するかも難しかったです。

試験では、課題でやった内容を、試験環境の中で行います。時間は2時間で、エッセイは2本です。刑法の場合は、法令全書のみ持ち込み可だったのですが、ケースは覚えるほか手段はなく、また、その場で考えてとにかく書くという作業はとても緊張しましたが、終わったときは達成感でいっぱいでした!
試験の終了後、一緒に勉強している日本人の友達と、カレーを作ってお互いにやり終えたことを褒め合いました!
ひとこと
バッキンガム
難しそう、大変そうにみえますが、私にとって専門科目はとても興味深く、学んでいるという実感があり、とても楽しかったです!
また、さまざまな国からきたクラスメイトとともに学ぶため、いろんな考えに触れることもでき、とても面白かったです!
3ターム目もまた新しい専門科目が始まるので、今から楽しみです!
ページ公開日:2017年04月07日 23時14分
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