ワークショップ・フィールドワーク

様々な分野の専門家を招聘して学生主体で行うワークショップ、また、学生が様々な場所を訪問し、現場の声を聞き、イベント等に参加するフィールドワークにより、課題設定力、問題分析力、実践力を身につけることができます。

ワークショップ・フィールドワークの特徴

法学部では、大学での学びと実務の最前線を結びつける、また理論と実践とを架橋する発展的な授業を展開しています。ビジネス、公共政策、国際社会など様々な分野の専門家を招聘して行う学生主体のワークショップ(参加型グループ学習)や、学生が実際に様々な場所を訪問し、現場の声を聞き、イベント等に参加するフィールドワーク(現地調査)により、学生は課題設定力、問題分析力、実践力、プレゼンテーション力等を身につけることができます。法学部生に人気のある魅力的な授業になっています。

ビジネス&ロー・ワークショップ

ビジネス&ロー・ワークショップ
「ビジネス&ロー・ワークショップⅠ」では、各種法律職の実務家や企業内の法務担当者、「ビジネス&ロー・ワークショップⅡ」では野村證券や国際開発金融機関、「ビジネス&ロー・ワークショップⅢ」では銀行・証券・保険業界など、様々な専門講師陣を招聘してワークショップを行い、学生自身の関心や問題意識を高めるなど自律性を促す授業になっています。

学生主体で学ぶProject-Based Learning(課題解決型学習)形式の授業であり、学生がグループごとに課題の具体的設定、資料収集から分析、プレゼン内容の組み立てに至るプロセスを、自主的に行っていきます。このワークショップを受講することにより、職業の一端を見ることができ、その後の就職活動や就職後の社会人生活にも役立つことが期待されます。

公共政策ワークショップ

公共政策ワークショップ
政策研究を通して問題解決能力を実践的に習得する
公共政策ワークショップは、〈理論と実践の相互作用〉によって問題解決能力を高める法学部の専門科目です。「公共政策ワークショップA」では、中央省庁や地方自治体など公共政策の最前線で活躍する実務家からの報告を受け、ディスカッションを通して政策の現状と課題を学習します。さらに、「公共政策ワークショップB」では、学生たちが実際に各自の政策領域を担当して、「現状分析―課題設定―解決策の提案」という政策立案の実践にチャレンジし、プレゼンを行います。

ワークショップのテーマは「地方創生」、「女性の活躍推進とワークライフバランス」、「子どもの貧国」、「高齢者のいきがいづくりと介護支援」、「観光とシティプロモーション」、「多文化共生と地域コミュニティ」、「環境まちづくり」など多彩なテーマを扱います。
公共政策ワークショップは〈理論と実践の相互作用〉によって問題解決能力を高める授業であり、受講生から数多くの公務員が輩出され社会の第一線で活躍しています。

地球平和共生ワークショップ

地球平和共生ワークショップ
本授業は、外交官や国連職員、NGO職員等、国際舞台の最前線で活躍する方々を講師として招聘し、理論と実務のつながりを学んでいきます。具体的には、地球的課題としての「平和」「人権」「開発」「環境」という4つのイシューに応じてグループを作り、その担い手としての「国家」「国際機関」「NGO」「企業」(ビジネス)といったアクターを関連づけながらテーマを設定します。そして、講師を迎えるにあたって、学生自身が主体的にグループでリサーチを進め、それをふまえてプレゼンテーションを行うことで課題を深め問題意識を共有します。また、各自が質問事項を考えて事前に講師にお送りし、それを受けて実務家を招いてワークショップを行います。そして、学生による主体的な演習(グループでのリサーチと発表)と実務家講師によるワークショップを組み合わせることにより、地球的諸課題の解決と人間の尊厳や自然との共生に立脚した21世紀世界の秩序構築の可能性と課題について考えます。その意味で、本授業は理論と現実(実務や政策)の双方の視点から学ぶことで両者の架橋をはかる授業となっています。

まちづくり八王子フィールドワーク

まちづくり八王子フィールドワーク
フィードワークで政策を学ぶ「地域連携プログラム」
地元・八王子市との地域連携によって、市の政策担当者とともにまちの課題を考える授業です。ここでは、公共政策論の授業での理論的な学びをもとに、フィールドワークを通して政策課題を実践的に探求します。

このプログラムでは、①フィールドワークに先立って、「経営企画課」から八王子市の長期ビジョンについて説明をしていただき、さらに「子どものしあわせ課」や「市街地活性課」などの各担当部署より市の課題や施策について講義を受けます。②その後に、市の職員の協力の下にフィールドワークやインタビューを実施し、実際にどのような政策課題があるのか、現地調査をおこないます。③その成果をもとに、グループワークを通して学生の視点から課題を解決するための政策アイデアを考え、最終成果報告会において市の担当職員の前でプレゼンをおこない、講評を受けます。産学官連携を活かした法学部の特色ある授業です。

「大学における赤ちゃんふれあい事業」(2022年)のように、学生たちの提案した企画が実際に八王子市の事業として実施されるなど、学生の学びの向上とともに地域社会への貢献にもつながる充実したプログラムとなっています。
 

人間の安全保障フィールドワーク

人間の安全保障フィールドワーク
本授業は、2年次春学期の「人間の安全保障論」で学んだ基礎知識をふまえて、国連機関、官公庁、NGO、企業、平和資料館等を訪問し、視察・インタビューなどのフィールドワークを通して地球的課題への理解を深め、キャリア設計にもつなげていくことをねらいとした体験型の授業です。具体的には、「平和」「人権」「開発」「環境」の4つの分野のもとで学生のグループを作り、各グループが分野に応じた訪問先やテーマについて事前のリサーチを進めます。そして、夏休みを中心に東京および近郊の国連機関をはじめ諸機関を訪問してインタビューを行い、それらの機関が地球的課題やSDGsにどのように取り組み、人間の安全保障の実現にどのように関わり、また課題を抱えているのかについて考えていきます。その後、フィールドワークの内容、成果について、全体での調査報告会においてプレゼンテーションを行い、最後にそれを調査報告書という形でまとめます。地球的課題の解決に向けて「平和」という価値を探究し、社会の変革を目指すためには理論だけではなく、自ら現場や実務家に触れ、現実との関係性のなかで主体的に考え、行動し、感じること、すなわち実践との融合がより大切となります。フィールドワークを通じて、その力と広い視野を養っていきたいと思います。

地球平和共生フィールドワーク

八王子市郊外の里山で活動しているNPO組織など様々な実務家から、自然との向き合い方、かかわり方の作法を学び、また、学生が実際に里山などでの自然保全活動や環境再生活動に参加することにより、自然・地に足の着いた視点をもって衣食住について考えていきます。

このフィールドワークによって、誰でも始めることのできるものとしてSDGsを理解し、さらにはそれを批判的に再構成していく力を育んでいきます。自然との関わり合いの中で自分を見つめ直し、地球と大地への理解と共感を深め、未来の社会をデザインできる人材が育つような内容になっています。
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