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  • 法学部「地球平和共生コース」の授業でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 駐日事務所法務部の葛西伶氏が講義

2023年08月18日 09時00分

法学部「地球平和共生コース」の授業でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 駐日事務所法務部の葛西伶氏が講義

法学部の「地球平和共生コース」(前カリキュラムでは「国際平和・外交コース」)のコース科目のひとつに「国際平和・外交チュートリアル」があります。本科目は、国連や企業、NGOからお招きする実務家によるレクチャーと学生によるグループ・プレゼンテーションを組み合わせた授業で、3年次を迎えた「国際平和・外交コース」生が地球的課題について考えるとともに、コースの想定するグローバルな進路を勝ち取れるようにサポートする授業となります。今年度春学期の本授業にお招きした外部講師を順次、紹介していきたいと思います。


外部講師を招いての最初の回となった5/17の「地球市民社会演習①」の授業では、「難民問題と国連」と題して、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所法務部の葛西伶氏を講師にお招きし、講義を行っていただきました。
葛西氏からは、まず難民とはどういう人か、難民を取り巻く世界の現状と支援、UNHCRの活動、日本における難民についてお話がありました。その中で、「UNHCR難民高等教育プログラム(RHEP)」についての紹介がありました。このプログラムには創価大学も参加しており、2017年4月より毎年学部生を奨学生として受け入れ、2022年度からは大学院生の受け入れも開始しました。RHEP 学生のインタビュー動画も視聴した後、最後に私たちとしてどのような支援ができるのかについて具体的方法について紹介がありました。その後、「6月20日の「世界難民の日」にむけて、日本の人々の難民問題への意識を高めるためにできる企画について話し合う」とのテーマが提示され、グループディスカッションを通じて様々な企画案が出されました。また、ご自身のキャリアパスの紹介もされたうえで、学生からの質問にも丁寧に答えてくださいました。


講義を通して学生からは、「UNHCRの葛西さんのお話を聞いて、UNHCRは日本で教育プログラムを実施していることが非常に印象に残りました。ウクライナ危機のように将来的な帰還をあまり希望しない人や自分で将来を切り拓く意思がある人は受け入れ国や第3国で定住することになります。そのための支援として、教育プログラムを提供し難民の自立を支援するシステムに非常に興味を持ちました。また、「今後日本を含め世界で難民申請が増えることが予想される」と葛西さんが授業内で仰っていたので、日本の難民に対するイメージを変えることが必要なのかなと思いました。なぜなら、多くの人が難民に対してネガティブなイメージを持っているからです。実際に私も大学で難民について学ぶ前までは、難民=難民キャンプに住んでいる人たちというイメージを持っていました。確かにそういう人たちもいますが、全員がそうではなく、学びを深めて自ら難民問題や社会貢献に取り組んでいる人たちもいるというポジティブなイメージをもっと広めていくことが必要だと思いました。」などの声がありました。
 皆さんも「地球平和共生コース」で学び、卒業後のキャリアに繋げていく貴重な機会を手にしてみませんか。

ページ公開日:2023年08月18日 09時00分
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