2016年02月01日

「まちづくり八王子フィールドワーク」レポート第2回

子育て支援班Aグループ
清野寿美子、松川幸子、市川弘樹、山本広美
「まちづくり八王子フィールドワーク」レポートの第2回は、子育て支援班Aグループの取り組みを紹介します!
フィールドワーク先はどちらですか。
私たちは、「八王子の子育て支援」をテーマに、以下の1~4の施設を訪問し、インタビューを実施しました。4のイベントには、ボランティアとして参加しました。
 
  1. 地域子ども家庭支援センター南大沢(8月25日)
  2. おひさま広場(地域子ども家庭支援センター南大沢)(8月27日)
  3. NPO法人八王子つばめ塾(9月4日)
    ※経済的に苦しいご家庭の子どもたちための学習支援を行う無料塾
  4. オトパ(お父さんお帰りなさいパーティ)in南大沢(9月12日)
    ※市民の方々が「地域」でいきいきと過ごすためのきっかけをつくるイベント
フィールドワークの内容について教えてください。
  1. 「地域子ども家庭支援センター南大沢」では、施設見学のほか、職員の方々にインタビューを行いました。行政の立場から子育て支援施策をコーディネートする上での苦労・工夫などを伺いました。中でも、「子育て応援Beeネット」という子育てに関わるボランティの育成・支援制度をご紹介いただき、私たちもボランティア登録を行いました。
  2. 「おひさま広場」では、「さわやか母乳哺育相談」講座を聴講しました。お母さん・お子さんと実際に触れ合う中で、子育てに関する「生の声」を伺うことができました。
  3. 「NPO法人八王子つばめ塾」では、理事長からお話を伺うことができました。行政を補完するNPOの重要性を感じる一方で、講師・事務員ともにボランティアであることから、運営上の課題が大きいことが分かりました。
  4. 「オトパ(お父さんお帰りなさいパーティ)in南大沢」では、ボランティアとして、子どもたちと一緒にプラパン作りを行いました。実際に小さな子どもを相手にするというのはこんなにも大変なものなのかと思う一方で、子ども達が楽しそうにキラキラした笑顔で帰っていくのはとても嬉しいものがありました。
フィールドワークで得られたことや感想を教えてください。
今までは、ただ知識を詰め込むだけの勉強が中心でしたが、今回、フィールドワークを通して、現地の状況や問題を実際に見ることができ、子育て支援の問題をとても身近に感じることができました。また、調査計画をグループで一から作成することができたので、自分たちでフィールドワークを作っていくやりがい、達成感が大きかったです。公務員という将来の夢のビジョンもつかむことができました。これからもボランティア活動などで、八王子市と深くかかわりあって、学びをより深めたいと思います。(清野)
このフィールドワークでは、「子育て」という大きなテーマのもと、八王子市の職員の方にご協力いただきながら、自分たちの興味や関心に基づいて学習を進めました。調査計画や取材申込みなど、一から自分たちで考えて行動するのは大変ではありましたが、受け身ではない主体的な学びが出来ることはこの授業の最大の魅力だと思いました。実際に子育て支援の現場で働く方やお母さん方のお話を聞いた上で、自分たちの設定した課題の解決策を考えることは難しかったです。子育てに関わる機会の少ない学生という立場と、八王子市の学園都市であるという特徴をどのように繋げればいいのか、と当初はまったく想像していなかった課題に直面しました。私はこの事から、現実の問題に対して常に「なぜ?」という疑問を持ち続けることは自分の世界を拡げることに繋がるのだということを学びました。この経験を生かして、これからの大学での学びをより充実したものにしていきたいと思います。(松川)
今回のフィールドワークは、社会のために大学生ができることは何か、今後自分は何ができるのか、ということを考えるいい機会になりました。実際に、「子育て応援団Beeネット」では、学園都市八王子に多い大学生の参加を行政側は期待しているとのことでした。また、「つばめ塾」では、教師経験を問わないこと、キャリアの参考になること、時間に縛られないことなどから、約半数が大学生であることを教えていただきました。大学生の中には、「何かしたいけれど、何をどうすればいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。私自身もその一人であったため、今回のフィールドワークはとても貴重な経験となりました。また、フィールドワークはグループ学習でしたが、みんな素敵な人たちで、楽しく学ぶことができました。他のグループの研究や発表も大きな刺激になりました。自分のキャリア実現に向けて、大きく成長できた夏休みになったと、私は確信しています。(市川)
このフィールドワークを通して、子育て支援の大切さを知るとともに、実際の現場に行くことでお母さん方や職員の方々の「生の声」に直接触れることができました。お話を伺う上で感じたのは、立場は違えど子育て支援に対する思いはみな同じなんだなということでした。不安そうなお母さん達にインタビューをする中で、お母さん方をもっと安心させてあげられる地域支援が必要だと感じました。フィールド先の南大沢はニュータウンでもあり、子育て支援やお母さん方の活動は比較的活発ではありましたが、やはり孤独なお母さんを減らしていくためにも、お母さんや子ども達を見守っていく地域づくりが欠かせないと強く実感しました。グループ研究での反省点や改善点もありましたが、この経験を次に生かし、より向上心をもって勉学に励みたいと思います。(山本)

ページ公開日:2016年02月01日
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