光り輝く学びの道で価値創造の人生を
通信教育部長 吉川 成司
新入生の皆さん、創価大学通信教育部へのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心から歓迎しお祝い申し上げます。
2026年にわが通教は開設50周年を迎えます。これまでの労苦と使命の礎に立ち、更なる高みを目指して共々に前進を開始してまいりましょう。
2024年度からは、通教での学びを円滑にスタートするための「初年次セミナー」、同じく、これまでの「自立学習入門」を発展的に引き継ぐ「学術文章作法」、有名企業の経営者の理念等を学ぶ「トップに学ぶ現代経営」が開講されます。ほかにも環境問題、データサイエンス、人生100年時代など現代的な教養に関する科目も開講されます。加えて、教員を目指す方、FP、簿記、日本語教師などの資格取得を目指す方のためのコースが設けられています。そして、このような豊かな学びが自宅でできる、オンラインでの学修環境が整っています。
さて、2023年度の夏期スクーリング期間に開催された、伝統の学光祭に際して、創立者・池田先生は、メッセージを送ってくださり、その中で創価教育の父・牧口先生も敬愛された、デンマークの民衆教育の父・グルントヴィの詩を紹介してくださいました。
「啓発の光こそが我々の熱望であるべきだ(中略)ありふれた場所であったとしても/その光が終始民衆の声でなされれば/必ず生命の啓発となる」
グルントヴィが謳った「生命の啓発」とは、内から湧き出ずる「生そのものの光」であり、「生そのものの意味の啓発」なのです。これは、わが通教の永遠の指針「学は光」にほかなりません。この点、創立者は、かつて「学ぶのは充電であり、役立てるのは発電であります。一生、この充電、発電を絶やさずに繰り返していけるようになったならば、その人は必ず人生の勝利者になっていくことは間違いないでありましょう」と語られました(創価大学第1回卒業式での祝辞、1975年3月)。充電と発電を繰り返し、光り輝く学びの道を歩み進めてまいりましょう。