創価大学通信教育部は、昨年、開設から45周年の節目を刻みました。卒業生は21,000名(2022年3月現在)を超え、創立者・池田大作先生が示された「学は光」の指針を共有するネットワークは世界に広がっています。
新型コロナウイルスの影響や自然災害が激甚化する中、本学通信教育部ではICT(情報通信技術)化を推進し、自宅にいながらスクーリングの受講、科目試験の受験等、学びを継続できる学修環境を整えてまいりました。この取り組みは、2021年度には「第18回日本e-learningアワード」で「オンライン授業支援特別部門賞」を受賞する等、高く評価されています。また、現在、大学からオンライン会議システムを活用し各都道府県ごとに、学習会、懇談会をオンラインでも実施できるようになり、各地で学生同士の「光友会」活動が活発に行われています。
また、通教出身の教員採用試験の合格者数は累計3,600名(2022年3月現在)を超えました。校長経験者である教職指導講師を全国主要都市に配置し、地元で指導を受けられる体制を整える等、教員を目指す学生への手厚いサポートを行っています。さらに教員となってからも相談に応じるなど、持続的できめ細かい取り組みに力を入れています。
授業科目も2022年度から、創立者の思想を研究する中国の各大学の先生方による「人間教育論B」を、また法学部に「ファイナンシャルプランナー」の資格取得を目指す科目を、それぞれ開設いたしました。
2026年の通信教育部開設50周年に向けて、さらに実り豊かな学びの機会を提供し、本学の「人間教育」の伝統を発展させていく所存です。多くの方が創価大学通信教育部で、光り輝く学びの道への挑戦を開始されますよう心より期待しております。