学生生活ポリシー

学生生活ポリシー

創価大学は、「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」の三つを建学の精神に掲げる大学です。この建学の精神は大学の根本であり、創価大学に携るすべての人が尊重すべきものです。とりわけ、その主体は学生であり、学生一人一人が充実した学生生活を送ることは何よりも大切なことです。
そこで、創大生が学生生活を送るうえで気を付けてほしいことを「学生生活ポリシー」としてまとめました。これは、創大生としての使命の自覚を促し、安全で安心な学習環境・生活環境で勉学に励めるように、また、友達や家族、周囲の人、そしてその資産や財産など、自分と自分を取り巻く人的・物質的資源をしっかり守れるようにと考え、作られました。この「学生生活ポリシー」をよく理解し、本学の諸規程を順守して充実した学生生活を送りましょう。
以下では、「創価大学の学生に求められるもの」「学生生活で留意すべきこと」「具体的な行動規範としての規則、禁止事項、注意事項」の順に提示します。

1.創価大学の学生に求められるもの

創価大学の学生に求められるものは、第一に「学問に徹すること」、第二に「人間性を練磨すること」です。
第一の「学問に徹すること」は、学生としての本分です。「英知を磨くは何のため君よそれを忘るるな」――何のために学ぶのかという問いかけを常に忘れず、徹して学問に励むこと。知識だけでなく、広く深い教養を身に付け、人類の幸福と社会の発展、そして世界の平和に貢献するための土台を作ること。この指針は、学問に徹することとその意味を常に自分自身に問うことを求めています。そして、「労苦と使命の中にのみ人生の価値(たから)は生まれる」――高い目的観に立ちながら、あらゆる労苦を厭わず一層の努力に励み、自分らしい使命の人生を生きること。その中にこそ、価値の創造があることを教えています。これらの指針を心に刻み、学問に徹しましょう。
第二の「人間性を練磨すること」は、学問を修める人間の必須項目です。頭脳を鍛えるだけでなく、精神や人間性を練磨し、豊かな人間性を培うことが求められています。それは、他人の痛みや苦しみを自分のものとして感じられる心、また人間として共有できる心です。そして、さまざまな差異を理解し尊重できる温かな寛容さ、全てを成長の糧としゆく強い精神力、社会の発展や人類の幸福のために行動する勇気――このような豊かな、そして優れた人間性を養っていきましょう。
「勉学第一」と「人間性練磨」に徹し、人類の幸福と世界の平和のために貢献できる人間主義のリーダーに成長していくこと。これが創大生として求められるものであり、創大生の使命です。

2.学生生活で留意すべきこと

創大生としての使命を自覚し、日々の学生生活を送るうえで留意すべき点は、学内における学生生活と学外における学生生活の二側面において存在します。
学内においては、授業・実習・試験・クラブ活動等、一学生として学則や規則、注意事項、マナーに則ってキャンパスライフを過ごすことが大切です。学内は、勉学に関わる授業の出欠や課題、試験に関わるルール、クラブ活動におけるルール、また教員と学生、学生同士などの人間関係の中でのルール、集団生活におけるルールなど、多くの決まりや配慮が必要です。それは自分を縛るものではなく、自分を守るものであるとの意識に立って学生生活を見つめてほしいと思います。
一方で、創大生は学生であると同時に一般市民でもあります。学外では、一般市民として周囲に信頼される誠実な振る舞いが求められています。それは、一般常識や法律に則ること、安全や安心に気を配り無事故に努めること、周囲に迷惑や心配をかけないことなどです。社会から求められる一市民としての義務もきちんと果たしていきましょう。
また、創大生は諸活動において学内だけでなく、学外にもその行動範囲は広がっています。創価大学は課外活動、クラブ活動、ボランティア活動など、学外へ広がる活動や交流が活発に行われるという良き伝統があります。これらの活動においても、創大生として責任ある行動が求められています。無事故で有意義な活動にしていきましょう。
常に、人間教育の最高学府に学ぶ学生としてどういう行動をとるべきか、創大生としての品位・品格を保つよう努力しましょう。
以上、学生生活において留意すべき点のキーワードは、「無事故」「法律順守」「安全」「健康」「品格」です。これに「勉学第一」「人間性練磨」を加え、充実した有意義な学生生活を送ってください。

3.具体的な行動規範としての規則、禁止事項、注意事項

学生生活全般における具体的な行動規範として、規則・禁止事項・注意事項をまとめました。各事項の内容を確認し規則を守って、創価大学の学生としてどうあるべきか自分自身を見つめ、しっかりと行動していきましょう。
以下では、主として学内での活動に関するもの、主として学外での活動に関するものの二つに分けて載せています。
学内
学内:①学業に関すること
学業に励むことは、創大生として求められることの第一です。本学では「創価大学定期試験における不正行為者の取扱いに関する内規」「受講モラルガイドライン」を定めています。次のような行為は停学や単位不認定などの処分に該当することもあります。
 
禁止事項 説 明
カンニング 試験中に他の受験者の答案を見ること、また、他の受験者に答案を見せること。授業中や授業外の課題を行う際に、他人の解答を写すこと、また、他人に解答を写させること。いずれも不正行為です。
盗作 課題やレポート作成などに、他人の文章や考えを自分のものとして提出・発表すること(これを剽窃と言う)。他人の著作物を盗用すること。他人の調査結果のデータを捏造・偽造すること。インターネットからコピー&ペーストすること。いずれも著作権侵害にあたることがあり、不正行為です。
出席の不正行為 他人の学生証を使用して代わりに出席登録してあげる(そう依頼する)、出席登録だけして授業に出席しない、教員に断りなく途中で退室することなど。これらは出席に関する不正行為です
受講マナー ・教員の許可なく入退室をしない。
・教員の許可なく携帯電話等の電子機器を使用しない。
・私語をしない。
・居眠りをしない。

★創大生らしく不正を許さず、誠実に学問を追究していこう。
学内:②キャンパスマナー
大学構内は、学生が勉学やクラブ活動などの学生生活を送る大切な場所です。本学では「構内環境を静穏に保つためのガイドライン」「学内における集会、掲示、文章配布等に関する規程」を定めています。キャンパスの環境を快適で良好なものに保つために、以下の点を守りましょう。
 
キャンパスマナー 説 明
構内禁煙 大学構内での喫煙は禁止されています。大学周辺(バス停、大学門、駐輪場や駐車場周辺など)も火災防止のために喫煙しないようにしましょう。
構内禁酒 大学構内での飲酒は禁止されています。また、学生行事においてもアルコール類を販売・飲酒してはいけません。
構内の火気禁止 大学構内での火気の使用は禁止されています。教室、実習室、クラブハウス等、学内の施設では火気厳禁とし、火災に注意してください。
構内の騒音禁止 本学では構内環境を静穏に保つため「構内環境を静穏に保つためのガイドライン」を定めています。屋外における楽器・太鼓・歌・伴奏音楽付きダンス等の大きな音量の出る練習等は禁止されています。
学内の集会、掲示、文書配布等 本学では「学内における集会、掲示、文章配布等に関する規程」を定めています。構内及び周辺における集会、文書掲示、文書配布、署名活動等の行為は許可制になっています。学生課で許可を受けてください。
大学資産の保持 本学は創立者をはじめ多くの支援者によって創立された「民衆立」の大学です。本学が管理する建造物、または器物等の損壊行為、汚損行為、不法改築行為等は厳禁です。大学資産を大切に使い、後輩に受け継いでいきましょう。
構内の危険物所持の禁止 本学は非暴力主義であり、大学は学びの場です。大学構内への危険物の持込や所持は禁止されています。
構内の駐輪・駐車 通学にバイクまたは自動車を利用する学生は車両登録(学生課)をしなければ、構内の駐車場・駐輪場を使用できません。自転車も含め、決められた駐輪場・駐車場に留めましょう。
★決められたスペースに整然と駐輪・駐車する。
★必ず施錠する。
構内はきれいに ゴミは、ゴミ捨てのルールに従って決められた場所に捨てましょう。粗大ゴミが出た場合は学生課に届け出て必要な手続きをとること、家庭ゴミは家や寮で処分すること。トイレや教室もきれいに使うように心がけましょう。
学内:③キャンパス・ハラスメント
本学では「学校法人創価大学キャンパス・ハラスメントの防止及び対策に関する規程」及び「学校法人創価大学キャンパス・ハラスメント防止ガイドライン」を定めています。本学は生命の尊厳を守り、人権の尊重を掲げる人間主義の大学です。キャンパス・ハラスメントやいじめ・暴力・差別・搾取など一切の人権侵害を許しません。
ハラスメント(Harassment)とは、相手方の意に反する言動です。本人が意図するとせざるとにかかわらず、相手方を不快にし、差別し、脅威や屈辱感あるいは不利益を与えることです。キャンパス・ハラスメントには次のものがあります。
 
キャンパス・ハラスメントの種類 説 明
セクシャル・ハラスメント 相手の意に反する性的な言動を行い、それによって相手を不快にし、脅威や屈辱感を与え就学・教育環境を悪化させることを言います。上下関係だけでなく友人関係の間でも起こり得ることです。
アカデミック・ハラスメント 指導的立場にある者が、その立場を利用して学生に対し、その態度・言葉・処遇等により、教育・研究上の妨害、嫌がらせ、いじめ等を行い、教育や研究に理不尽な支障をきたす事態を言います。
パワー・ハラスメント 上の地位や立場にある者が下の者に対して、その地位や立場を利用して、人格を侵害するような言動、妨害・嫌がらせ・いじめ等の行為を継続的に行い精神的な苦痛を与えることを言います。
ジェンダー・ハラスメント 性別による差別意識に基づく言動により、相手側に不快感その他の不利益を与え、教育・研究、学習及び労働環境を悪化させることです。

キャンパス・ハラスメントは大学における人間関係を利用して行われるため、学内だけでなく学外での行動もその範囲に入ります。被害にあわないように、また自分の言動で相手の人権を侵害することのないよう気をつけましょう。もしキャンパス・ハラスメントを受けた場合には、近くの教職員あるいはキャンパス・ハラスメント相談員(キャンパス・ハラスメント防止ガイドラインの冊子参照)に相談してください。

<セクシュアルコンセント(性的同意)について>
全ての性的な行為において確認されるべき同意をセクシュアルコンセント(性的同意)といいます。ここでは同意の無い性的言動を性暴力と定義します。
レイプだけでなく、痴漢、盗撮、SNSなどでの性的な嫌がらせ等も含まれます。
実際には、体格差や上下関係によって抵抗できない場合もあります。また、常に意思表示をすることも困難です。
危険やリスクを把握していくことは重要ですが、あくまでも行為を受ける側の被害者は悪くありません。行為を起こす側に責任があるので自分を決して責めず、大切にしてください。学生課や学生相談室、保健センターでも気軽に相談できます。
性的同意を大切にすることで、性暴力を予防することだけでなく、相手を理解することはもちろん、自分自身を尊重し大切にすることもできます。
同意を得られているかどうか、声に出して明確な意思確認をしましょう。
学内:④多様な性のあり方に関する基本方針
性的指向・性自認の多様性について現在では、主にLGBT等(Lesbian・Gay・Bisexual・Transgender及び他のセクシュアリティを含む)といった言葉が使われていますが、いわゆる「性的マイノリティ」であるすべての者が「L」「G」「B」「T」のいずれかに当てはまるというわけではなく、当事者が望んでいる場合を除いて、いずれかに当てはめる必要もありません。
当事者が置かれている状況も様々で、周囲にカミングアウトしている場合とできない場合(したくない場合)、また治療(身体的・精神科領域)を行っている場合、迷っている場合、医学的対応を求める意思がない場合等、様々なケースがありますが、いずれの場合も性的指向や性自認はセンシティブな情報であり、その対応については、当事者の意思をできる限り尊重することが求められます。
人権の擁護と多様性を尊重する本学では、以下のように本学における多様な性のあり方に関する基本方針を定めています。
 

多様な性のあり方に関する基本方針

全ての人間の生命は平等に尊厳性を有するものであり、性のあり方によって、その尊厳性が侵されることがあってはなりません。本学では人権を守り、多様な性のあり方を尊重するため、建学の精神に基づき以下のとおり基本方針を定めます。
一、本学は、全ての人の性的指向、性自認、性表現の自己決定を尊重します。
一、本学は、性的指向、性自認、性表現を理由とした差別を禁止します。
一、本学は、修学または学生生活において、性のあり方を起因とした障害の除去に努め、必要かつ合理的な配慮の実施に向けて努力します。
一、本学は、多様な性のあり方についての理解増進に努めます。


この基本方針に則って、性的指向・性自認の多様なあり方への理解を増進させ、差別や偏見をなくすとともに「性的マイノリティ」である学生が学生生活を送るうえで、特有の支援等が必要となる場合があることから、個別の事案に応じて、次のような取り組みを行っています。
 
本学の対応について
(1) 相談窓口
性的指向、性自認、性表現などの性のあり方に関する相談は、学生課および学生相談室が窓口となっております。相談内容については守秘義務を遵守します。
(2) 具体的な対応について
・氏名と性別の変更
 学生本人の申し出により、自認する性別に基づく通称名、性別を学内で使用することができます。変更には、要望書の提出、学生部長による面談、氏名・性別変更届診断書等の提出が必要となります。診断書が発行されない場合は学生課へ相談してください。氏名と性別の変更に伴い本人に不利益が生じた場合は、本人の責任となることに合意する必要があります。
・個別の健康診断
 定期健康診断において個別の健康診断をすることができます。
・授業における合理的な配慮
 授業時のグループ分けの配慮や、外国科目における呼称の変更などの合理的な配慮に努めます。
(3) 性別情報の取り扱いについて
本学では、当事者の意図しない形で本人の性別情報が公表されることのないよう、性別情報は慎重に取り扱います。証明書等への性別情報の記載の有無は以下の通りです。
<性別情報記載あり> 健康診断証明書、通学証明書交付願等
<性別情報記載なし> 学位記、成績証明書、卒業(修了)証明書、在学証明書等
(4) 多目的トイレの設置
本学ではだれでも使用できる多目的トイレを設置しております。
用語の説明
性的指向(Sexual Orientation)
 人の恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念です。
性自認(Gender Identity)
 自分の性をどのように認識しているのかを示す概念です。「こころの性」と呼ばれることもあります。
性表現(Gender Expression)
 服装や振る舞いなど、自分がどのような方法や行為等で性を表現するかを示す概念です。本学の方針で使用している性表現においては、社会的許容範囲を逸脱する表現方法や行為等は含みません。

★学生課、及び学生相談室では、守秘義務を負った担当者やカウンセラーが対応しますので、安心してご相談ください。
学内:⑤課外活動のあり方と届出
本学では課外活動における安全を確保するため「学生の課外活動に関するガイドライン」を定めています。課外活動は学内だけでなく学外にも広がっています。そのため創大生だけでなく、卒業生や創大関係者あるいは一般の人と関わることもあります。創大生の自覚を持って、無事故で健全な課外活動を行ってください。
ポイント 説明
基本的な考え方 学生の自主的な課外活動はとても重要です。しかし、学生生活の中心はあくまでも正課(授業)ですので、課外活動が勉学の妨げになったり学業がおろそかになったりすることのないように努めましょう。
学外者の届出を 本学の教職員以外の人に継続して指導・支援を受ける場合は、年度ごとに、学生課に届出をし許可を得てください。学外者は本学卒業生を含みます。
合宿・学外活動のとき 合宿や学外活動(行事・試合・公演等)を行う場合は、実施の10日前までに学生課に届け出てください。また、学外活動を行う際には主催団体や外部施設等の規約などを守って、創大生としての品位を保ち、周囲に迷惑をかけないように行動してください。

★勉学第一で、課外活動に参加しよう。
★構内での活動は21時まで!
学内:⑥営利活動の禁止
本学では「学生間の営利行為の禁止に関する規程」を定めています。大学構内であるか否かを問わず、学生間の営利行為は禁止されています(ただし、大学祭など大学から許可される場合は除く)。例えば、チケット販売・通信販売、フリーマーケット、エステサロンなどへの勧誘行為により報酬を得るものなどです。大切な人間関係を壊してしまうことにもなります。また処分の対象となりますので、絶対に行わないでください。

★創大生同士で「金儲け」のやりとりはダメです!
学内:⑦盗難に注意を
構内は創大生だけが出入りしているわけではありません。盗難や置き引き等の被害にあわないために、自分の持ち物は自分でしっかりと管理しましょう。万が一、構内で盗難・紛失があったときは学生課に「盗難・紛失報告書」を提出してください。また、不審者を見かけた場合には、すぐに教職員に連絡してください。

★荷物を置いたまま席をはずさない。
★貴重品類は身辺から離さない。
★体育実技やクラブ活動の時は総合体育館の暗証番号式ロッカーを利用する。
学内:⑧地震に備えて
学生に配布されている「災害対応マニュアル」には、災害に備えて準備しておいた方がよい非常用備品のリストや心得、災害時の対応についての大事な情報が記載されています。財布や手帳などに入れて、常に携帯するようにしてください。「災害対応マニュアル」は創価大学ホームページでも確認ができます。

地震などの大災害発生時に大学から安否確認のメールまたは電話が、学生本人の携帯電話に発信されます。個人の携帯電話等の登録はポータルサイト(PLAS)の個人環境設定から行います。必ず登録するようにしてください。また、電話番号、メールアドレスの変更の際にも、必ず更新登録しましょう。
学外
学外:①通学における交通ルール
大学の周辺は交通量が多く、交通事故が多発します。最近では自転車による事故も目立っており、携帯電話を掛けながら、音楽を聞きながらの事故も起きています。自動車やオートバイ、自転車を運転する時は交通ルールをしっかり守り、油断なく細心の注意を払いましょう。

自転車の交通ルール
注意・禁止事項 説明 罰則
車道通行が原則 自転車は車道が原則で、歩道走行は例外的です。 3か月以下の懲役または5
万円以下の罰金
車道は左側通行 自転車は右側を通行してはいけません。車道の左端を走りましょう。
歩道は歩行者優先 歩道走行が許可されているところでも、歩行者優先で車道寄りを徐行してください。 2万円以下の罰金または科料
並進通行 他の自転車と並んで走行することは禁止されています。 2万円以下の罰金または科料
二人乗り 一つの自転車に二人で乗ることは禁止されています。 5万円以下の罰金
無灯火運転 夜間にライトをつけずに自転車を運転してはいけません。
飲酒運転 お酒を飲んで自転車を運転してはいけません。 5年以下の懲役または100万円以下の罰金
信号順守と交差点での一時停止・安全確認 信号機に従って通行しましょう。一時停止の標識がある交差点では、停止線の手前で一時停止、安全確認をしなければいけません。 3か月以下の懲役または5万円以下の罰金
傘さし運転 傘をさして運転してはいけません。 5万円以下の罰金
走行中の携帯電話使用 携帯電話を使用しながら自転車を運転してはいけません。
走行中の音楽等の視聴 音楽を聞いたり動画を見たりしながら自転車を運転してはいけません。

★スピードの出し過ぎに注意。大きな事故や人身事故につながります。
★交通事故のときは警察を呼ぶ。自転車同士の事故、自転車と自動車の事故、また自転車と人の事故など、自転車で事故に遭遇したときは警察を呼び事故処理をしてもらいましょう。後日のトラブルを防ぐことができます。学生課にも連絡してください。

自転車を安全に利用するために
万が一の交通事故に備えて、TSマークのある自転車に乗りましょう。「自転車TS(Traffic Safety)マーク制度」は、自転車安全整備士が普通自転車を点検・整備して安全の確認をした場合に貼られるマークです。このマークのある自転車は、障害及び賠償責任保険が付加されます。

自転車保険への加入
近年、自転車が加害者となる事故が増えています。自転車を利用する際は、必ず自転車保険に加入しましょう。単独での加入のほか、家族の自動車保険の特約の有無も確認してください。

バイク・自動車の交通ルール
★交通規則に則った運転をする。絶対に交通違反をしない。
★任意保険に必ず加入する。
★バイクのヘルメットはフルフェイスを着用する。
★決められた場所に駐輪・駐車する。
★交通事故を起こしたら、警察に連絡する。被害者になった場合にも必ず警察に連絡し、事故処理をしてもらいましょう。当事者同士で解決したために、後日、治療費の未払い等、問題につながることがあります。また学生課にも連絡してください。
学外:②海外渡航に際して
本学では「学生の課外活動に関するガイドライン 8.海外渡航 9.海外交流校への訪問」を定めています。休業期間を利用して短期留学や旅行などで、海外に渡航する機会があると思います。トラブルも多くありますので、下記の事によく注意してください。
 
  注意事項
海外渡航の準備段階 ・経験豊富な人によく相談する。
・父母、ゼミ担当教員など緊急連絡先を決めておく。
・現地の連絡先や旅行スケジュールを家族に渡しておく。
・旅行業者は業務許可をもった正式な業者であるか確認する。
・海外旅行傷害保険に必ず加入する(※1)。
・新聞やニュース、または大使館に問い合わせて、現地の正確な情報を収集して、紛争や政情不安のある国には行かないようにする。参考:外務省の「海外安全ホームページ」(http://www.anzen.mofa.go.jp/
・ビザの要否、パスポートの残存有効期間の確認をしておく。
大学への必要な手続き 1か月前までに「海外旅行届・海外渡航届」を学生課に必ず提出する(※2)。団体の場合は2か月前に「海外渡航企画書」も提出する。
海外の現地で ・団体での渡航は現地で使える携帯を必ず持参する。(個人の場合もできれば持参のこと。)
・旅行先で車の運転はしない。交通事故に注意する。
・危険な場所には近づかない。夜間の外出は控える。
・見知らぬ人を無条件に信用しない(日本人を狙った詐欺や強盗が多発しています。)
・多額の現金、貴重品を持ち歩かない。スリ、置き引きには細心の注意を。
・パスポートは常にしっかりと身につけておく(国によってはコピーの携帯可)。
・目立つ服装、振舞いをしない。
・盗難や詐欺、違法行為(麻薬には絶対に手を出さない)に巻き込まれないように細心の注意を払う。
・無事でも日本の家族とこまめに連絡をとる。

1 海外で病気や事故で医者にかかったり入院・手術したりした場合、多額の医療費を請求されることが多いです。また、お店などでうっかり商品を破損してしまった場合なども弁償代などトラブルになることもあります。

2 以前、海外から旅行中の学生に関して問い合わせがあった際、無届けであったため保険等の適切な対応ができず、本人も家族も大きな損害をこうむったケースがありました。

学外:③喫煙・飲酒のルールとマナー
以下は、健康のために気を付けてほしい喫煙と飲酒についてのルールとマナーです。なお、学内は禁煙・禁酒です。
 
項目 説明
喫煙 ・喫煙は20歳以上と法律で定められています。
・喫煙は健康を損ないます。健康な学生生活また健康な人生のために、喫煙は避けましょう。
・受動喫煙による健康被害もあります。煙や火が周囲へ迷惑になっていないか、周りへの配慮を忘れないでください。
・吸う場合は以下のマナーを守りましょう。
★喫煙場所で吸う(学内は禁煙!)。
★歩きタバコはしない。
★吸殻は灰皿へ。ポイ捨て禁止。
飲酒 飲酒は20歳以上と法律で定められています。飲酒によって事件や事故も発生しやすくなります。適切な量・時間・場所に気を付けましょう(学内は禁酒!)。
★一気飲みの禁止。一気飲みは命を奪う大変危険な行為です。自分がしても、人にやらせてもいけません。
★未成年者、運転する人、体質的に飲めない人に飲ませない。
★飲酒の強要は禁止。罰ゲームなどで飲ませることも駄目です。

★未成年(20歳未満)の飲酒・喫煙は絶対にダメです。
学外:④薬物乱用の禁止
違法薬物(麻薬・大麻・ドラッグ等)の所持・使用・売買は違法行為です(大麻は栽培も禁止)。また、類似の効果を持つもの(ハーブ、薬草など)も同様に手を出してはいけません。これらは悪質な犯罪であり人生を破滅へと追いやります。ダイエットにいい、気分が晴れる、やる気が出るなど甘い言葉に惑わされず、違法薬物等には一切関わらないようにしましょう。
学外:⑤女子学生へ 防犯のために!
若い女性は特に狙われやすい傾向にあります。犯罪を防止するために以下のことに注意して、常に警戒心をもって生活しましょう。
 
チェック・ポイント 防犯のアドバイス
下宿・アパート ・なるべく家主や管理人のいるものを選ぶようにする。
・ 施錠は予備錠、ドアチェーンなどを設けて少なくとも2重に。訪問者に対しては必ず身分を確かめてから戸を開けるなど、慎重に対応する。身分を偽った犯罪も多いです。
・窓の鍵もしっかりかけ、窓を開けたまま寝てしまうことのないようにする。
・洗濯物の干し方には気を配る(痴漢防止等)。
・カーテンをかけて室内が見えないようにする。
個人情報 他人に自分の住所、電話番号を安易に教えないようにする。特に悪質ないたずら電話に対しては毅然とした態度で臨み、不審に思った場合はすぐ110番し、学生課もしくは大学の防災センターに連絡をしてください。
夜道 ・遠回りでも明るく広い道を選ぶ。
・数人で帰るなど一人で歩かないようにする。
・イヤホンやヘッドホンをして音楽を聞きながら、携帯電話の画面を見ながら、歩くのは注意が怠るのでしない。
防犯ブザー ・必ず携行し、いざという時にすぐ使えるようにしておく。
・電池切れがないか確認しておく。
被害にあいそうになったら ・大声を出して助けを求め、人の多いところに逃げ込む。
・不審者を見たら、おかしいなと思ったら、すぐに逃げる。
・安全が確保されたらすぐに110番する。
悪質な手口 地図で道を聞くふりをして車に連れ込む、気分が悪いので肩を貸してほしいと言って体に触るなど、人の善意に付け込む手口も頻発しています。安易に人に近づくことは避けましょう。
学外:⑥安全な生活のために
安全で安心な生活のために、常に警戒心を持ち日頃から危機管理を行って、犯罪にあわないように気を付けましょう。

盗難
ひったくり、すり、住居に侵入しての窃盗など犯罪は身の回りにあふれています。被害にあわないためにやるべきことを以下にまとめました。
 
盗難 防犯のアドバイス
防犯のアドバイス ・バッグなどは建物側にしっかりと持つ。
・自転車にはひったくり防止ネットを使用する。(雑誌等をカバン等の上に置くだけでも効果がある)
・バイクの音がしたら振り向き警戒する。
・裏通り、人通りの少ない道は要注意。明るいところ、人通りが多いところを選んで歩く。
・歩きながらの携帯電話は控える。
すり ・バッグはチャックやボタンを確実にかけ、財布や貴重品が外から見えないようにする。
・ポケットなど外から財布や貴重品が見えるようなところには入れない。
・不審な人達に取り囲まれたら、その場を離れる。
自転車・バイクの盗難 ・自転車を停めたら必ず施錠する。チェーン錠等のカギを付け、前後のタイヤを固定すれば盗難防止の効果も高い。
・忘れずに防犯登録をする。
・バイクは少しの間でも、必ずハンドルロックをして、キーを忘れずに抜く。チェーン錠などで2重ロックをすると、より効果的。
アパートへの侵入 ・外出時と帰宅時、寝る前に、玄関・窓・ベランダの窓・風呂、トイレの小窓の戸締りを必ず確認する。在宅時でも鍵をかける。
・玄関をツーロックに、窓に補助錠を取り付けるなど、防犯設備を充実させる。
・帰省や旅行など長期不在のときは、郵便物・新聞などの配達を止める。新聞が溜まっていると「留守宅だ」と泥棒にわかってしまいます。

★盗難にあったらすぐに届出をしましょう。そのことで不正使用されることを免れます。暗証番号の管理もしっかりする! 以下に盗難・紛失したときの届け先をまとめました。
・キャッシュカード…金融機関、警察
・クレジットカード…カード会社、警察
・運転免許証…免許センター、警察
・携帯電話…携帯電話会社(使用停止連絡)、警察
・学生証…学生課、警察

悪質商法
悪質商法の手口を知って自分の大切な財産を奪われないようにしましょう。楽して得するうまい話には気を付けて、契約の際には慎重に。
特に近年、創大生同士の悪徳商法による被害が急増しています。以下は被害の実例です。

創大の友人から、「20代でかなり稼いでるすごい人がいる。就活の勉強にもなるから話しを聞かせたい」と喫茶店に誘われる。喫茶店では説明担当者(創大関係者の場合もある)がきて「投資システムを使って先物取引をすれば儲けられる」といい、収益をあげた実績データなどを見せる。バイナリーオプションのケースも増えています。
投資システムが記録されているUSBメモリやDVDの購入金額は約50万円。購入後はセミナーに参加でき、人脈が広がるなどと勧誘。お金が無いと断ると「消費者金融・学生ローン」を勧められる。常套句は「みんな借りてるよ」「投資で儲ければすぐ返せるよ」と説得。借りる際は、審査が通りやすいよう「資格講座の受講料」「留学のための費用」などとウソの申告をさせる。契約後、友人を紹介すれば 5万円~8万円の紹介料がもらえると説明し、友人への勧誘を促す。
以上が実際の被害事例です。本学では、規程により大学構内か否かを問わず『学生間の営利行為を禁止』(P15)しています。「勧誘」行為でも『処分』の対象となります。自身が被害にあわないことはもちろん、学内から被害者を出さないためにも、気になることがあれば、学生課まで相談してください。
 
悪質商法の種類 犯罪の手口
マルチ商法 商品を販売しながら会員を勧誘すると手数料が得られると言って、消費者を販売員にして、会員を増やしながら商品を販売していく。会員を増やせば利益になる、「誰でも」「簡単に」儲けられるといった甘い言葉に注意しましょう。
ネット通販トラブル 「1回目90%オフ」「初回実質0円」など、通常より低価格で購入できると広告しながらも、実は定期購入が条件となっている健康食品や化粧品等の通信販売のトラブルが増加しています。通信販売ではクーリングオフ制度は適用されないため注意が必要。
キャッチセールス 街頭などで声をかけアンケートに応えさせるなどして、事務所に連れて行き、化粧品購入やエステの契約をさせる。
アポイント商法 「至急連絡したいことがある」「特別なプレゼントが当たった」など電話やハガキで呼び出し、一対一で商品の購入契約を迫る。
押し付け商法 注文していない商品を一方的に送りつけ、代金を請求する。もし注文していない商品が届いた場合は絶対に手をつけないこと。代金を払う必要はありません。商品を受け取った日から14日間経過したとき、または引き取りを請求してから7日間経過した場合は処分しても大丈夫です。
かたり商法 まるで役所から来たような、まぎらわしい言い方と服装で、消火器、ガス警報器、表札などを売りつける。身分証明書や所属をきちんと確認するようにしましょう。
就職活動につけこむ資格商法 「就職に有利だから資格を取りませんか」と言って高額なテキスト等を売りつける。学生の不安を逆手に取った悪質な詐欺です。資格を取る場合は、講座やテキストの費用、支払い方法、内容をよく調べて、本当に自分に必要な資格なのかよく考えて決めることです。悪質業者は学校の在校生・卒業生名簿などを手に入れ、しつこく電話してきます。あいまいな返事は禁物。はっきりと「いりません」「受講する気はありません」と断ること。

★楽をして儲かる話には気を付ける。
★うっかり契約してしまった時はクーリング・オフの手続きをとる。

【クーリング・オフ制度とは】
購入者は販売業者に対して契約の申込をした日、あるいは契約をした日を含めて8日間(契約によって日数が延びるものもある)であれば、書面(内容証明つき郵便か簡易書留郵便のハガキ)によって申込の撤回や契約の解除を無条件で行うことができます。クーリング・オフを行使した場合は損害賠償や違約金を支払う必要はありません。取引販売業の負担で行われます。困ったことがあれば消費生活ホットラインTEL 188 へ(最寄りの消費生活センターにつながります)。

【成人年齢引下げ】
民法改正により、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられました。親の同意を得なくても自分の意思で様々な契約ができるようになりますが、「未成年者取消権」を行使できなくなります。保護のなくなった成年を狙い打ちにする悪質な業者もいます。消費トラブルに遭わないためには、契約に関する知識やルールを知った上で、その契約が必要か検討する力を身につけること、安易に契約しないこと、何かあれば相談することが大事です。相談窓口として、消費者ホットライン「188」が設置されています。おかしいなと思ったときにはしっかり相談ができることも大事です。

カードローン
 学生になれば、クレジットカードが申し込めるようになります。クレジットカードを使いはじめた人で陥りやすいのが、「お金なしで何でも買える」という誤った考えです。使いすぎで支払が出来ずに借金を作ってしまう学生も少なくありません。毎月の支払に追われ、学業に支障が出ることのないよう気をつけましょう。お金の管理をきっちりすることも重要な学びです。

情報倫理とセキュリティ対策
 情報の活用や情報の発信を行おうとする場合には、その情報が誰のものであるか、誰に影響を与えるか、どんな結果を引き起こすかなどの情報の価値、その影響力、責任をよく認識したうえで行動する必要があります。また、他人からの攻撃や不慮の事故に備えてセキュリティ対策を行ってください。

 以下では、学生が関係することの多い事項について注意事項や禁止事項などを載せます。
 
項目 注意事項、禁止事項など
著作権 著作権法で、著作者の権利が保護されています。著作者の権利を侵害していないか注意する対象は以下のものです。①著作物(印刷されたもの、インターネットやCDなどの電子媒体での情報など)。②編集された著作物、データベースとして集積された著作物(二次的な著作権が発生)。③著作物の実演者、レコード等の作製者、放送事業者(著作隣接権がある)。
・コピーガードなど技術的に保護されているものを、解除してコピーすることは避けましょう。
・他人の著作物をインターネットで公開するときには許可が必要です。勝手に公開してはいけません。
・著作物の内容に変更を加え、それを原著作者の著作物として公表することは許されません。
ソフトウェアのインストール ソフトウェアは使用許諾を得て(お金を払って)パソコン等にインストールしますが、通常は一台に一つのソフトウェアとなっています。複数のパソコンにインストールすることができるような契約(サイトライセンスなど)をしない限り、勝手に複数の電子機器にインストールすることは禁止されています。また、そのような行為を誰かに頼まれても断りましょう。
インターネット 次のような行為は禁止します。
・他人や機関などの悪口を書いたり、誹謗中傷したりすること。
・他人のアカウントやパスワードを使って侵入し、保存されている情報を見たり盗んだりすること、あるいはその情報を改変したり削除したりすること。
・受信者の承諾なしに不特定多数のメールアドレスに向けて一括送信するような迷惑なメール(スパムメール)を送ったり、自分が受信したスパムメールを他人に転送したりすること。
・企業や商品の商標を無断で使用すること。
・集めた情報をその許諾利用目的以外で使用すること。
・その他、迷惑になる行為、人を不快にする行為、犯罪行為のすべて。
個人情報 自分の個人情報を守るのは当然ですが、友人の個人情報も守りましょう。ゼミやクラブでの活動を通じて取得した個人情報などを持ち歩く場合は、USBメモリなどに必ずロックをかけ、紛失した場合に個人情報が流出しないようにしておきましょう。
パスワード パスワードはしっかりと管理し、友人でも教えないようにしましょう。また、サイトの管理者と偽ってパスワードを盗む者もいます。くれぐれも気を付けましょう。
ウィルス対策 ウィルスは自分のデータだけでなく、ネットワークを通じて他人のデータまで壊してしまうことがあります。パソコンにはウィルスをチェックし駆除してくれるソフトをインストールし、定期的に更新しておきましょう。また、差出人不明やおかしいと思うメールや添付ファイルは開かない、怪しいホームページを閲覧しない、など日ごろから注意しましょう。
セキュリティアップデート パソコンのOSやソフトウェアのセキュリティアップデートは定期的に行いましょう。
共有設定 不必要にファイルを共有設定にしておかないようにしましょう。共有の危険性をよく認識しましょう。

ソーシャルメディアの利用について
ソーシャルメディアとは、「Facebook」「Twitter」「LINE」「Instagram」などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や「ブログ」など、利用者が自ら情報を発信し形成していくメディアを指します。これらの利用によって大きなトラブルに巻き込まれる事件が多発しています。その特性を理解し、しっかりとルールを守ってください。
 
特性・注意事項 説明
発信元が特定される。 匿名であっても、前後の発言や過去の投稿、IPアドレスから発信元を特定することができます(※1)。匿名でも無責任な発言はしないでください。
瞬時に広がる。 自分が発信した情報は瞬時に世界に広まります。どこでだれが見ていてもおかしくはありません。不用意な発言によって誰かを傷つけることのないよう、また自分自身がトラブルに巻き込まれないよう、責任をもった情報発信を心がけてください(※2)。
削除しても残り続ける。 一度発信した内容は自分で削除しても、完全には削除することができません。どこかの誰かのコンピューターに記録されている可能性があるからです。ずっと残ってもいい内容か、よく考えてから投稿しましょう。
実名での情報発信のリスク 実名で情報発信を行うと、個人情報の流出や暴露の危険性があります。また、実名を勝手に使われ犯罪に利用されるなどの可能性もあります。実名での情報発信はできるだけしないようにしましょう。
他人の実名、写真、行動内容を無断で投稿しない。 他人の写真や個人情報を本人の許可なく掲載してはいけません。他人が一緒に写っている写真も他人の名前も同様です。プライバシーの侵害にあたります。また、写真を掲載する場合は写真に位置情報が記録されていないか確認し、自宅が特定されるなどのトラブル(※3)に巻き込まれないように気を付けてください。
誹謗・中傷する投稿をしない。 悪口や嘘、誹謗中傷は人権侵害につながります。他人の性格や人格を否定する発言や容姿に関する発言はソーシャル・メディア上では単なる悪口では済みません。名誉棄損罪や侮辱罪に該当することがあります。また、軽い気持ちで言った不用意な発言も同様です(※4)。絶対に悪口などの書き込みはしないでください。
また、自分の不用意な発言によって自分自身が非難中傷されたり処分を受けたり(※5)、ときには家族にまで被害が及ぶことがあります。
公開範囲に気を付ける。 公開範囲を設定しましょう。「鍵付き」でもコピーやリツイートされれば公開されてしまうので、写真や個人情報などは出さないようにしましょう。また、Facebookでは写真でむやみに「友達」のタグ付けをすることを避ける、「友達」からの削除は慎重に行うなど配慮も必要です(※6)。
情報が正しいかどうかよく確認する。 掲載されている情報は必ずしも正しいものばかりではありません。間違った情報によって事件に巻き込まれたり、あるいは意図せず加害者になったりすることのないように注意しましょう。デマや嘘にだまされない心構えが大切です。

1 ホテルの従業員が著名人の来店をtwitterに投稿。数時間後にはその従業員と著名人の実名や顔写真がネット上に公開されてしまった。

2 大学生が広島の原爆ドームを背景にダンスをしているところをニコニコ動画に載せ、批判・中傷が殺到し、ブログが「大炎上」した。

3 GPS機能によって写真に撮影場所の大体の位置が記録される。写真から自宅を特定されストーカー被害を受ける事件が発生。

4 飲食関係のアルバイト先でお店の冷蔵庫にふざけて入っている写真を投稿。その結果、そのお店は営業停止に追い込まれ、投稿した当人は多大な損害を与えたとして損害賠償の訴訟を起こされた。

5 消防団員が消火活動中に被災した家屋や消防団員らの写真をfacebookに投稿。さらに「火を消すのは消防署の役目で消防団員はほぼ見てるだけなんですよ。」と事実と異なるコメントまで投稿。後日、懲戒処分を受けた。当人は友達の中だけで見るものと思い、軽い気持ちで載せてしまったと話した。

6 アメリカでは「友達」から削除されたことに恨みを持った殺人事件が発生。

ネットでのトラブル
違法ダウンロード

違法配信されている音楽や映像は、私的利用のためのダウンロードでも著作権侵害(※)となり罰せられます。著作権の侵害にあたらないか十分に注意してください。軽い気持ちでやったことでも、結果は重大です。詳しくは著作権情報センター(http://www.cric.or.jp/)を参照。

※ 違法行為の例
  • 販売またはインターネット上に公開されている音楽・映像等をコピーし、動画公開サイトや自分のウェブサイトにアップロードしたり自分のPC等にダウンロードすること
  • コピーガードされた音楽CD、DVD、Blu-ray Disk に含まれるコンテンツを、PCのソフトウェアを利用してハードディスク、USBメモリ、携帯音楽プレーヤ等にコピー(リッピング)すること。
出会い系サイト
携帯電話のメール等に頻繁に出会い系サイトの案内が届くことがあります。このサイトのほとんどが悪質なものです。うっかりそのサイトを利用すると勝手に登録されてしまい、数日後に使用料などの名目で法外な金額を請求されます。ひどい場合には、直接電話がかかってきて請求されることもあり、精神的に追い詰められます。出会い系サイトは絶対に利用してはいけません。

身に覚えのない請求(架空請求)
「身に覚えのない請求(架空請求)」のメールが届いた場合には、以下のような対処方法があります。
  • 指定したアドレスからのみ受信できるようにする
  • メールアドレスを変更する
  • 架空請求には絶対応答しない、無視する
  • 消費生活ホットライン(TEL188)や学生課に相談する。
学外:⑦ヘイト・クライム、ヘイト・スピーチの禁止
本学は人権の擁護と多様性を尊重する大学です。人種、肌の色、民族、宗教、性別、性的志向、身体障害に対する偏見や差別が原因となる犯罪=ヘイト・クライム(憎悪犯罪)に加担したり、あるいは、それら偏見や差別を原因とする憎悪の念を込めた言葉を使うこと=ヘイト・スピーチを行ったりすることは、決して許されません。このような偏見や差別による言動は絶対に許さないという断固たる信念と態度で臨みましょう。
学外:⑧健康管理
健康は、学問・生活・活動あらゆることの基本になります。そして健康は自ら努力し勝ち取っていかなくてはならない財産です。健康であるために食生活や睡眠時間にも注意し、溌溂とした学生生活を送りましょう。また、学生時代に心身共に健康であり続けるための方法を身につけましょう。
 
ポイント 注意すること
食事 必要な栄養素がきちんと摂れるように考えて食べましょう。また、飲み過ぎ・食べ過ぎ、食べ忘れ、まとめて食べるなど、不規則な食事にならないように一日3回規則正しく食べるようにしましょう。
睡眠 寝る時間の確保も大事なことです。睡眠不足は勉学や生活に支障をきたします。よく寝て心と体をリフレッシュし活力ある毎日を送りましょう。
身体面 健康診断は必ず受けましょう。体に不調を感じたら、学内であれば保健センターが相談にのってくれます。また病院の紹介もしてくれます。
精神面 最近やる気が出ない、食欲がない、眠れないなどの心の不調にも注意しましょう。学内であれば学生相談室やこころ元気科でも精神面のサポートをしてくれます。気軽に相談してください。
学外:⑨一般市民として守るべきこと
大学生も自分が住む地域の住民です。一般市民として守るべきルールに則って生活しましょう。

騒音
アパートで集まる、楽器を演奏する、公園や川原でバーベキューや花火をするなど、特に大人数で集まる場合には、周囲に迷惑をかけないよう時間帯や音量、周囲の環境への影響などに注意しましょう。また、バスの中や電車の中など公共交通機関や公共の場での大声でのおしゃべりは、周囲の人の迷惑になります。自分の出す声や音が騒音になっていないか、常に相手の立場に立った行動をとりましょう。

火の用心
アパートでの火の始末をきちんとしましょう。集合住宅で火事になった場合は、多くの人の命や財産を奪うことにもなります。日頃から消火器や火災報知器などを点検し、また使用方法なども確認し、万が一に対応できるようにしておきましょう。

ゴミ出し
特にアパート暮らしをする学生は、ゴミ収集のルールを厳守し、地域住民の皆さんに絶対に迷惑をかけないようしてください。また、屋外で出たゴミは持ち帰って処分しましょう。ゴミの不法投棄は犯罪です。

○迷惑駐車
近年、他人の駐車場やコンビニエンスストア等の駐車場に長時間にわたり、無断で駐車し、警察に通報されるといった迷惑駐車が多発しています。絶対に迷惑駐車をしないようにしてください。
連絡先一覧
  • 教務課 042(691)2203
  • 学生課 042(691)2205
  • 国際課 042(691)8200、8230
  • キャリア・センター 042(691)3523
  • 教職キャリア・センター 042(691)9331
  • 防災センター 042(691)2169 日・祝日・夜間緊急連絡先
  • 学生相談室 042(691)8226
  • 保健センター 042(691)9373
  • キャンパス・ハラスメント防止委員会 042(691)2202
  • 消費生活に関する相談:八王子市消費生活センター (042)631-5455
  • 渡航情報に関する問合わせ:外務省領事局領事サービスセンター(海外安全相談班)03-3580-3311