2024年度「自立学習入門講座72~77」の概要
通信教育部 教授 有里 典三
学習支援推進室は、2015年4月から「レポート作成講義」のための副教材として「自立学習入門講座」の連載を始めました。2024年3月までに累計71回のラインナップがそろいました。どの講座内容も学生の皆さんからの要望にこたえて具体例を数多く盛り込み、演習形式を採用するなど、レポート学習にすぐに役立つ有益な情報が掲載されています。これまでの講座内容は、①読書論、②文章論、③情報検索の方法、④情報の整理方法、⑤論理構成の方法、⑥パラグラフ論、⑦推敲の技術、⑧直接引用・間接引用の方法、⑨経済学・法律学・教育学・人文学など分野別にみたレポート作成のポイントなどに分類できるでしょう。過去71回分の連載記事については、学光ポータルのデジタル副教材「レポート学習のための自立学習入門講座」として閲覧できますので積極的にご活用ください。
さて、2024年の新学期からは「学修支援だより」に年間6回にわたって「自立学習入門講座72~77」の連載が始まります。ここでは、新年度のスタートに当たって、72回から77回でとりあげるコンテンツの概要について紹介しますので、皆さんのレポート学習に役立てていただければ幸いです。
学修支援だより5月号「自立学習入門講座72」…【平和学】のレポートのまとめ方と注意点
平和学関係のレポートをまとめるときのコツ、留意点、論証形式、陥りやすい誤りなど、この分野で必要とされる特有のアカデミック・スキルについて解説します。仮のレポート課題を設定して、それに答える形で模範解答を示し、2,000字程度の模範的なレポート文例を紹介します。A評価が得られる模範的なレポートと皆さんが作成した実際のレポートを詳細に比較して、利用できる具体的なアカデミック・スキルを学び取ってください。自学自習の際に活用しやすいように「演習問題」と「解答・解説」を付けます。4,000字程度。
学修支援だより7月号「自立学習入門講座73」…【物件法】のレポートのまとめ方と注意点
物件法関係のレポートをまとめるときのコツ、留意点、論証形式、陥りやすい誤りなど、この分野で必要とされる特有のアカデミック・スキルについて解説します。仮のレポート課題を設定して、それに答える形で模範解答を示し、2,000字程度の模範的なレポート文例を紹介します。A評価が得られる模範的なレポートと皆さんが作成した実際のレポートを詳細に比較して、利用できる具体的なアカデミック・スキルを学び取ってください。自学自習の際に活用しやすいように「演習問題」と「解答・解説」を付けます。4,000字程度。
学修支援だより9月号「自立学習入門講座74」…レポート作成講義「Aタイプ」のまとめ方と注意点
レポート作成講義Aタイプのポイントは、①効率的にテキストを理解するための読み方と、②探し当てた情報の適切な整理の仕方にあります。そのために、「トップダウン式の読み方、パラグラフ単位の精読の仕方、テキストの批判的な読み方」の要点について教授します。また、効率的な「情報カードの作り方」と活用の仕方について説明します。自学自習の際に活用しやすいように「演習問題」と「解答・解説」を付けます。4,000字程度。
学修支援だより11月号「自立学習入門講座75」…レポート作成講義「Bタイプ」のまとめ方と注意点
レポート作成講義Bタイプのポイントは、①全体を「序論・本論・結論」の3つのパートを意識して論理的に構成すること、②パラグラフ・ライティングの技法を身に着けてわかりやすいパラグラフを作成する文章力を身に着けること、が主な課題になります。特に後者のパラグラフ・ライティングの技法については、「1パラグラフ・1主題」、「題目文と補足文の役割関係」、「パラグラフの統一性・連関性・展開」など、論理的なパラグラフを作成するためのアカデミック・スキルに習熟することが不可欠となります。そのために複数の例題を使って具体的に説明します。この場合も、自学自習の際に活用しやすいように「演習問題」と「解答・解説」を付けます。4,000字程度。
学修支援だより1月号「自立学習入門講座76」…レポート作成講義「Cタイプ」のまとめ方と注意点
レポート作成講義Cタイプのポイントは、①推敲の技法、②直接引用・間接引用の方法、③正しい論証形式についての理解、が主な課題になります。特に推敲の技法については、全体の論理構成の面からの推敲、文章作法の面からの推敲、原稿作法の面からの推敲のそれぞれについて正しく理解しておくことが必要です。そのために複数の例題を使って具体的に説明します。この場合も、自学自習の際に活用しやすいように「演習問題」「解答・解説」を付けます。4,000字程度。
学修支援だより3月号「自立学習入門講座77」…新設科目【初年次セミナー】の学修報告書のまとめ方と注意点
新設科目の初年次セミナーの学修報告書をまとめるときのコツ、留意点、論証形式、陥りやすい誤りなど、この分野で必要とされる特有のアカデミック・スキルについて教授します。仮の学修報告書の課題を設定して、それに答える形で模範解答を示し、2,000字程度の模範的なレポート文例を紹介します。A評価が得られる模範的な報告書と皆さんが作成した実際の報告書を詳細に比較して、利用できる具体的なアカデミック・スキルを学び取ってください。自学自習の際に活用しやすいように「演習問題」と「解答・解説」を付けます。4,000字程度。
以 上
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