准教授

蝶名林 亮

チョウナバヤシ リョウ

Profile

専門分野

哲学・倫理学

研究テーマ

(1)メタ倫理学・メタ規範学(自然主義的な道徳的実在論,実践的規範性と認識的規範性の関係,個別主義と一般主義の論争,など)
(2)応用倫理学(医療倫理[インフォームド・コンセント],都市環境の倫理,福祉倫理,自殺,など) 
(3)その他(信念の倫理,信仰 faith の性質,人文学の社会的影響,仏教の現代的展開,など)

担当科目

Introduction to Humanities, Philosophy I, Introduction to Philosophy, 現代文明論,Metaethicsなど

ゼミテーマ

(1)現代の哲学諸分野における論争の検討(特に倫理学,認識論,形而上学)
(2)哲学を活用した社会的諸課題の分析・考察(社会福祉に関する哲学的諸問題の考察,など)

主な経歴・職歴・学歴

東京都
創価大学 文学部 人文学科(人文学士)
ブリストル大学大学院哲学研究科(MA in Philosophy)
カーディフ大学院哲学研究科(PhD in Philosophy)
カーディフ大学大学院生講師(Cardiff University, Postgraduate Tutor)

所属学会・団体

日本哲学会、日本倫理学会、日本科学哲学会、応用哲学会、日本イギリス哲学会

主な論文・著書

単著
『倫理学は科学になれるのか-自然主義的メタ倫理説の擁護-』(勁草書房、2016年)

編著
『メタ倫理学の最前線』(勁草書房、2019年)

共編著
『ヒューマニティーズの復興をめざして-人間学への招待』(勁草書房、2018年)

論文
「自殺の悪さについての哲学的な議論の調査」(『社会と倫理』第32号、2017年)
「自然主義的道徳的実在論擁護のための2つの戦略」(『法と哲学』第2号、2016年)
「道徳的個別主義を巡る論争-近年の動向-」(Contemporary and Applied Philosophy, vol.6、2015年)など
"Moral Explanation of Moral Judgements", 2023, Theoria, vol. 89, Issue 6, pp. 891-909. 

メッセージ・ひとこと

[For] the growing good of the world is partly dependent on unhistoric acts; and that things are not so ill with you and me as they might have been, is half owing to the number who lived faithfully a hidden life, and rest in unvisited tombs (George Eliot, Middlemarch).

その他

趣味 : スピッツ

専門分野

哲学(主に倫理学)

研究テーマ

①メタ倫理学(実在論と反実在論、自然主義と非自然主義、倫理学と経験科学、規範的性質とその他の性質の関係、道徳的個別主義のメタ倫理学上の諸問題、など)
②その他の倫理学(医療における説明、福祉倫理、自殺、謝罪の倫理学、など)
③その他の哲学関連の研究(信仰の性質、牧口常三郎の価値論、仏教と哲学的問題の関係、など)

研究内容

現在の研究プロジェクト
(1)局所主義的な道徳的実在論の擁護(比較政治学や社会心理学における正・不正、慈悲・冷酷などの道徳上の価値の説明的な役割の検討)
(2)道徳的性質とその他の性質の関係に関する研究(道徳的個別主義の枠組みにおける道徳的性質の例化にまつわる諸問題の検討)
(3)謝罪の倫理構築に向けた研究(謝罪という行為について、謝罪すべき時・すべきでない時、不誠実な謝罪)

研究・教育方針

研究については、自分が興味を持ち、価値あると信じた研究課題に、たとえすぐに成果がでなくても、じっくりと取り組んでいきたいと思っています。 大学院での教育方針についてですが、私が研究者として得た知見の中で有益なものについてはなるべく学生さんに提供していきたいと思っていますが、学生さんの研究課題についてわからないこともたくさんあると思うので、「共に学ぶ」というスタンスで授業ができればと思っています。

メッセージ・ひとこと

何か聞いてみたいことがあれば、大学院への進学の有無に関わらず、お気軽にお声がけください。(メールを頂ければお返事いたします)

研究テーマ

牧口常三郎の価値論について