2025年新年のご挨拶 理事長 田代康則
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素より創価大学・創価女子短期大学の発展のために多大なるご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
1月2日、3日に開催された第101回箱根駅伝に本学陸上競技部駅伝部が6年連続8回目の出場を果たし、総合7位の結果で6年連続シード権獲得という新たな歴史を築くことができました。箱根路を走った選手をはじめ、サポートに徹してくれた選手、マネージャーの皆さん、沿道やテレビの前などから熱い声援を送ってくださった多くの皆様に心から御礼を申し上げます。選手たちは、この経験を生かし、次の目標に向かって出発しました。どうか今後とも応援をよろしくお願いいたします。なお、今回の箱根駅伝出場に際し、多くの皆様から多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。
創価大学は開学以来、創立者池田大作先生が示された建学の精神を根本に、価値創造を実践する「世界市民」の育成に力を注いでまいりました。これまで社会の要請に応えるべく、学部・学科の設置や改編等を行い、学部(通学課程・通信課程)・大学院・女子短期大学を擁する総合大学へと発展し、卒業生は全体で10万人を超え、国内外の様々な分野で活躍しています。
2030年の創価教育100周年を目指した中長期計画「Soka University Grand Design 2021-2030」では、教育・研究・SDGs・ダイバーシティの4分野を重視した取り組みを進めています。計画の一環として、2021年に創価教育研究所を発展的に改称した「池田大作記念創価教育研究所」では、世界市民教育の拠点の構築を目指し、研究者のネットワーク構築および教育・研究成果の発信等に注力しています。
昨年は、創立者池田先生と中国の周恩来総理との会見より50周年を記念する国際シンポジウムを開催し、7か国から45大学・機関の研究者138名が集いました。「対話による平和と発展」のテーマのもと基調講演や論文発表が行われるなど、対立と分断が進む国際社会において文化や価値観を越えた対話の重要性を深め合う機会となりました。
また、創価大学・創価女子短期大学では、学生の成長を経済的な側面からサポートするため、返還義務のない給付奨学金制度の充実や、兄弟姉妹同時在籍者を対象とした奨学金、地方Uターンを希望する学生の就職活動を支援する奨学金、留学生の受け入れや海外への学生派遣を支援する奨学金等を支給してまいりました。
池田大作記念創価教育研究所の多角的な事業展開や、学生が安心して学べる環境を整えることができるのも、ひとえにご父母・保証人の皆様をはじめ、卒業生やご支援、ご協力をしてくださる多くの皆様のおかげです。真心からのご支援に深く感謝申し上げます。
本年も創価大学・創価女子短期大学は、世界の平和と繁栄に貢献する人材の育成を目指し、創立者がご自身の行動を通して示してくださった「学生第一」の伝統を堅持し、理想のキャンパス実現へと教職員一同、邁進していく所存でございます。
結びに、新しい年のはじめにあたり、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。
2025年1月 学校法人創価大学理事長 田代康則