「ベートーヴェンと『歓喜の歌』」展を本学で開催します ―世界的偉人の足跡を示す直筆書簡を全文翻訳付で公開―

≪11月13日追記:お知らせ≫11月23日(土)につきましては、中央教育棟で入学試験が行われます。終日、展示鑑賞ができませんのでご注意ください。

創価大学では、「ベートーヴェンと歓喜の歌展」を下記のとおり開催します。

本年はドイツの作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」のウィーン初演から200周年にあたります。これを記念し、本学所蔵のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの直筆書簡(1815年9月、ブラウフル宛)を全文翻訳して公開いたします。この書簡は、有名な「苦悩を突き抜けて歓喜へ」(同年、エルデッディ伯爵夫人宛)と同時期に書かれたものです。

あわせて、民音音楽博物館が所蔵する第5番「運命」の直筆譜復刻版など、楽聖の軌跡を立体的に描きながら、生涯の結実としての「第九交響曲」の実像を、新たな視点を交え、浮き彫りにします。また、東京富士美術館が所蔵する「歓喜の歌」作詞者シラーの直筆書簡、哲学者カントの直筆書簡など、貴重な資料を通し、若きベートーヴェンの人間形成に大きな影響を与えた“時代と人々”を追います。

なお、本学創立者池田大作先生は、終戦直後の青春の苦闘のなか幾たびもベートーヴェンを論じた名著をひもとき、その音楽をレコードが擦り切れるまで聴いて自らを鼓舞しました。そしてベートーヴェンをテーマとする多くのエッセイやスピーチを遺されました。「労苦と使命の中にのみ人生の価値(たから)は生まれる」。創立者の提案で行われた、本学での「第九」演奏会の歴史を紹介すると共に、創立者が楽聖の波乱の生涯とその作品から何を学び、何を後世に伝えようとしたのか、“響き合う魂”に迫ります。

イベント詳細情報
開催日時

2024年 11月 1日(金)~ 12月27日(金) 9時~18時

会場

創価大学 中央教育棟1階エントランスホール(東京都八王子市)

参加対象

どなたでも鑑賞可 ※無料

主催・協力・後援

・主  催:創価大学<制作=池田大作記念創価教育研究所>
・協  力:東京富士美術館/民音音楽博物館
・後  援:駐日ドイツ大使館、八王子市教育委員会

 

 

■オープニングセレモニー
日時:2024年11月1日(金) 12時15分~
会場:創価大学 中央教育棟エントランス

(式次第)
l挨拶 鈴木 将史 学長
l挨拶 ドイツ大使館(予定)
l挨拶 田代 康則 理事長
lテープカット (学生代表含めて7名)
l祝賀演奏 加藤 大樹 ピアニスト・教育学部非常勤講師
l展示解説 伊藤 貴雄 文学部教授

■主な展示品
l「ベートーヴェン直筆書簡」 1815年9月(本学貴重資料)
lベートーヴェン自筆譜復刻版(ピアノ・ソナタ第14番「月光」、交響曲第3番「英雄」、第5番「運命」、第9番「合唱つき」)
lシラー編集誌 『ターリア』 1787-91年 初版本(「歓喜に寄せて」初出誌)
lカント、シラー、ゲーテ、ナポレオン等、楽聖とゆかりの深い人物の直筆書簡
l創立者 若き日の「雑記帳」 1947年頃(ロラン著『ベートーヴェン』への言及)
  ロランの署名入り 『ベートーヴェン研究』 など

■展示構成
l第1楽章 「革命の時代」 ベートーヴェンの生涯①1770-1792 
l第2楽章 「巨匠への道」 ベートーヴェンの生涯②1793-1815
l第3楽章 「第九交響曲」 ベートーヴェンの生涯③1816-1827
l第4楽章 「創立者池田大作先生とベートーヴェン」

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