2025年新年のご挨拶 学長 鈴木将史

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新年早々、箱根駅伝にて本学駅伝部が総合7位、6年連続シード権獲得という素晴らしい活躍を見せ、幸先のよいスタートをきることができました。駅伝関係者ならびに全国・全世界で本学をご支援くださっている方々に深く感謝いたします。
創価大学は1971年、創立者・池田大作先生によって、「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」を建学の精神として開学しました。以来、国内外の社会課題に正面から向き合い、その解決を目指して価値を創造する「世界市民」を育成してまいりました。
開学時より、教育プログラムの国際化や海外の大学との学術交流を推進し、現在は世界69ヵ国・地域、263大学と学術交流協定を結び、交換留学や研究交流を行うなど、多様や価値観や背景を持つ人々が学び合うキャンパスを実現しています。学生の活躍も目覚ましく、昨年の実績として、司法試験では本学法科大学院生(修了生含む)から6名が合格し、開学以来の合格者の累計は454名となりました。さらに、学外のビジネスコンテストでの優勝、硬式野球部の全国大会初の準優勝、世界大学チアリーディング大会での金メダル、外務省専門職員採用試験での3人合格するなど多彩な分野で日頃の活動成果を発揮し、素晴らしい結果を残しました。その他、昨年の主なトピックスについては「2024年 創価大学10大ニュース」をご覧ください。
2030年を目指した中長期計画「Soka University Grand Design 2021-2030」では、「価値創造を実践する『世界市民』を育む大学」をテーマに掲げています。こうした人材を育成するため、昨年、全学的な学部・学科の設置構想等の計画を公表しました。2026年4月に社会課題を解決する力を養う「経済経営学部ビジネス学科(※)」の開設を予定しています。また、理工学部には省エネ・創エネ技術で環境問題の解決を図る「グリーンテクノロジー学科(※)」と、生命科学を軸にウェルビーイング社会を創出する「生命理工学科(※)」の設置を構想しています。さらに、学科の教育内容と特色をより明確に伝えるため、法学部の法律学科を「法律政治学科」、教育学部の教育学科を「心理・教育学科」へと名称変更を行う予定です。詳細については、「2026年度の学部・学科の改組」をご覧いただければと思います。
本年も創立者池田先生が示された建学の精神を根本に、多様性豊かなキャンパスで学生一人ひとりの可能性を開花させていけるよう、教職員一同、一層努めてまいる所存です。
(※)仮称・設置構想中。計画予定であり、変更となる場合があります。
2025年1月 創価大学学長 鈴木将史