ウズベキスタン大使が本学に設置されているナワイー像に献花しました

2月7日(金)、ウズベキスタン共和国駐日大使館のムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ駐日大使一行が本学を訪れ、本学池田記念講堂の前庭に設置されているウズベキスタンの詩人アリシェール・ナワイーの生誕584年(生誕日:1441年2月9日)を記念した献花式に出席しました。
アリシェール・ナワイー(1441年~1501年)は、ウズベク文学の祖とされ、詩人、学者、音楽家、書家として活躍したのみならず、政治家としても領内の争いの調停や減税のため市民に尽くし、自費を投じて慈善事業や学芸保護を行い、中央アジアでは今もなお多くの市民から尊敬されています。ナワイー像の設置は、2004年3月26日。創立者池田大作先生がスピーチ等でナワイーら中央アジアの偉人の生涯や詩を紹介されてきたことに対し、イスラム・アブドゥガニエヴィチ・カリモフ元大統領から寄贈の発案がありました。同国最高会議関係者、同国芸術アカデミー総裁、像の彫刻家らが大統領からメッセージを携えて駐日大使とともに来学され、除幕式が行われました。

鈴木将史学長は挨拶のなかで、「このナワイー像は日本とウズベキスタンの友好親善を象徴するものです。分断と対立を深める世界においてナワイーの精神は、ますます光彩を放っていると感じます。民衆の幸福のため生涯をかけて精神闘争を繰り広げたナワイーの信念と行動、そして英知の言葉に学び、文化の対応を幾重にも広げてまいりたいと思います」と語りました。
ムクシンクジャ大使は、本学とウズベキスタンとの学生交流が進展していることへの喜びを述べつつ、「ナワイーと池田大作氏が私たちに残してくれた偉大なる遺産は、永遠に人類の心と歴史に残っていくと確信しています。創価大学に学ぶ留学生に両国の架け橋になってもらいたいと思います」と語りました。

<池田記念講堂のナワイー像の台座に記された言葉>
全ての人々よ 憎しみあうことなかれ 互いによき友人たれ 友情は人のなすべき道なり

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