准教授

船橋 亜希子

フナバシ アキコ

Profile

専門分野

刑法、医事法

研究テーマ

刑事過失論、医療過誤

研究内容

刑事過失論を研究しています。過失は、注意義務違反と定義されますが、注意義務の内実は必ずしも明らかではありません。そこで、注意義務の判断基準について、予見可能性との連関性に着目しています。とりわけ、一般通常人に比べて高い知識・能力を有する医師に求められる注意義務についてその基準をどのように考えるべきか、加えて、新しい技術や方法がいつから守るべき注意義務として要求されるのかに関心があります。また、研究の端緒が医療過誤と薬害の両面を併せ持っていた事案であったことから、医事法と生命倫理、特に医学研究の場面での研究倫理にも関心を持って研究してきました。

担当科目

刑法総論、刑法各論、演習Ⅰ〜Ⅳ、卒業研究、GLP科目(GLPゼミⅠ、GLPチュートリアルⅠ〜Ⅷ)など

*GLP:Global Lawyers Program /法曹コース

ゼミテーマ

刑法・医事法研究:刑法事例の検討を通じて法的思考力と論理的思考力を養う

ゼミ紹介

刑法は、1年秋学期に刑法総論、2年春学期に刑法各論が配当されており、それ以降は自主学習に委ねられます。本演習は、刑法総論・刑法各論で学んだ基礎知識を前提に、刑法事例を検討します。事例検討では、関連する裁判例と学説を検討して理解を深め、ゼミ生同士で忌憚なく議論し合って互いに高め合うことのできるゼミを目指します。また、ゼミ生の希望がある場合には、医事法や生命倫理の論点にも取り組みます。

主な経歴・職歴・学歴
  • 明治大学法学部卒業
  • Friedrich-Schiller Universität Jena(ドイツ)留学
  • 明治大学大学院法学研究科博士前期課程修了
  • 明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学
    明治大学法学部助手、東京大学医科学研究所特任研究員、創価大学法学部専任講師を経て、2026年から創価大学法学部准教授。博士(法学)。
所属学会・団体

日本刑法学会、日本医事法学会、日本生命倫理学会、医療の質・安全学会

主な論文・著書
  • 過失犯における予見可能性の対象について――具体的予見可能性説と危惧感説の対立構造を中心として――(明大法研論集49号)
  • 「刑事医療過誤」をめぐる20年――医療者と法律家の相互理解に向けた議論の整理――(Law&Practice14号)
メッセージ・ひとこと

犯罪と刑罰を扱う刑法では、日本語であるにもかかわらず、専門用語が理解しづらく、最初は苦労をするかもしれません。しかし、外国語を学ぶように、一つ一つ意味を理解し、専門用語を用いて一文を作り、徐々に長い文章を作れるようになりましょう。こうして基礎を身につけながら、判例や学説について、共に考え、楽しく学びましょう。