戸田 大樹

保育学

・現職保育者と保育者志望学生の乳幼児に対する言葉かけに関する実証的研究
・フィードバック型保育ドキュメンテーション教材の開発

熟達保育者の乳幼児に対する言葉かけに関する暗黙知、すなわち知識・スキル（解釈や意味づけ、教育的意図など）を形式知化するための実証的研究に取り組んでいます。得られた知見はフィードバック型保育ドキュメンテーション教材に落とし込み、保育者志望学生の実践知向上に活用しています。

本来、保育学は解釈・意味づけの学問であることから、保育者志望学生や現職保育者の保育文脈に対するそれも多種多様となります。しかし、熟達保育者の暗黙知にはある種のカンやコツとも言うべき傾向性、言い換えれば保育の真実があります。それを実証的研究によって明らかにしつつ、そこでの新たな価値の発見を愉しみ合うことが保育学を学ぶ醍醐味です。

聖徳大学大学院児童学研究科　博士後期課程修了　博士（児童学）

保育学はあらゆる学問に通じていると同時に、保育実践そのものに多様性や不確実性、即興性を孕んでいるからこそ、未知な側面が極めて多い学問であると言えます。その未知なる部分を自分自身の研究によって証明し、地域社会へより確かな「保育の知」として発信していきましょう。