教授
髙橋 正
タカハシ タダシ

Profile
専門分野 | 英語学 |
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研究テーマ | 日英語比較。歴史的・認知的視点から英文法を見る。 |
担当科目 | 英語学概論、英語翻訳演習A、英語学研究、日英語比較概説 |
ゼミテーマ | 日英語比較研究、日英文化比較 |
主な経歴・職歴・学歴 | 大阪府 |
その他 | E-mail : tadashit@soka.ac.jp |
専門分野 | 認知言語学・プラグマティックス・対照言語学 |
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研究テーマ | 日英語比較対照研究 |
研究内容 | おもに,次の2点に分けることができる。
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研究・教育方針 | 法助動詞研究と日英語の対照研究を組み合わせて、現在取り組んでいる課題は、日本語の文学作品とその英語の翻訳を比較して、英語と日本語のモダリティの違いを検証することである。アメリカ人翻訳者による日本文学作品の翻訳の中で、各法助動詞が現れている箇所がどのような日本語に対応しているのであろうか。例えば, 義務の意味を表すmustに翻訳されている箇所が、「~しなければならない」「~しなさい」という日本語に対応している場合はわずかである。これらの日本語はmustの意味を表す日本語とされているものである。つまり、mustに翻訳されている箇所は実は様々な日本語に対応している。その背後には、文脈依存と主観性の言語である日本語と客観的把握を中心とする英語のモダリティの違いがあることは明らかである。現在まで,その他,have to, canについて日本語との対応を調査して英語との違いを発表している. 今後はさらにモダリィの日英語の違いを調査して、両言語の違いを生み出す認知的・心理的要因を明らかにしたい。最終的には、このような対照研究が英語話者と日本人の異文化間理解へとつながることを期待している。 |
メッセージ・ひとこと | 人間の特徴の1つは言葉を操ることである。人類に共通する貴重な能力が、様々な言語を生み出し、人間の多様性を形成している。しかし、皮肉にも、そのことが異なる言語を話す人間同士の理解を妨げているのは残念なことである。言語の対照研究の目的は、異なる言語を話す人間同士への理解に貢献し、言語が異なるために生じる様々な摩擦・対立をなくすことでなくてはならない。 |