増井 淳(教授)

マスイ マコト

専門分野 労働経済学
担当科目 労働経済論、マクロ経済学中級
研究テーマ 非正規雇用の活用と労働市場制度

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研究者情報詳細

自己紹介をお願いします。
地元は、雪が多いことで有名な新潟県上越市です。理論系の科目を担当していますが、学生時代に一番好きな科目は世界史でした。今でも歴史に関する本を読むことが大好きで、中国の春秋・戦国時代・三国時代、日本の明治維新頃の話に関心があります。また、ゼミ生とフットサルをすることも大好きです。
研究について教えてください。
正規・非正規の各形態で働いている人々の存在を考慮した経済モデルを用いて、労働者の雇用保護や企業による非正規雇用の利用のしやすさを変更することで、失業や賃金格差にどのような影響がもたらされるかを研究しています。
その研究が進むと、どのような社会貢献が期待されますか。
皆さんは、非正規雇用が増加している現状をどのようにお考えでしょうか?低収入・不安定雇用といった特徴がありますが、失業率や企業業績への影響を考えると非正規雇用を減らすべきかどうかという問に答えることは簡単でありません。上記の研究を通じて、どのような状況において非正規雇用を減らす(増やす)ことが社会的に望ましいのかということを議論できるようになります。
ゼミではどんなことが学べますか。
このゼミでは、行動経済学に関する基本的知識を修得しながら、長時間労働や職場内ジェンダー格差などのトピックにそれらの知識がどう応用されているかを学びます。これまで「人間は合理的に行動する」という前提に立ち議論を展開してきた経済学が、「自分自身の感情や他者への想いに基づく現実の人間行動」をどう説明できるのか、楽しみながら学んでください。
学生の皆さんに一言お願いします。
学生時代にたくさんの知識を蓄えましょう。お金は使うと無くなりますが、知識は使うことで磨きがかかり、また新たな知識の獲得に繋がります。皆さんの中に根付いた知識は独創的なアイデアを生み出す源泉となりますので、幅広い分野に関心のアンテナを張り、多様な知識を身に付けてください。

文系大学院 経済学専攻

  • 専門分野 労働経済学
    研究テーマ 1.解雇規制が正規・非正規労働者の労働インセンティブに与える影響
    2.企業による非正規雇用者利用目的の決定要因
    研究紹介 均衡サーチモデルを用いた労働市場の分析を研究テーマとしています。特に最近は、正規・非正規といった雇用形態の違いをモデルに取り入れて、労働者に対する雇用保護や非正規雇用の利用に関する法制度のあるべき姿について考察しています。
    研究、教育方針 異なる雇用形態の存在を考慮したモデルに基づく分析を今後も継続していきます。その発展の一つとして、非正規雇用者に対して企業主体の訓練が十分に行われるとしたら、それはどのような種類の訓練であり、政府はどのように関与すべきかを考察する予定です。
    労働市場において強く関心をひかれる問題を定め、経済理論がその問題をどう説明できるかを理解し、自分なりに理論モデルを構築するスキルを身に付けることが教育方針です。
    メッセージ 経済理論や数学の学習を苦にしない人、また雇用・労働に関する問題に強い関心を持つ人を歓迎します。

ページ公開日:2017年09月01日
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