掛川 三千代(教授)

カケガワ ミチヨ

専門分野 環境政策、環境管理、環境経済学、政治的エコロジー
担当科目 演習 I - IV (持続可能な経済に向けて)、Development and Environment、国際開発協力論、共通基礎演習(持続可能な社会を目指して。英語クラス)など
研究テーマ メコン地域諸国における環境政策と遵守強化の為の手段、気候変動対策

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研究者情報詳細

自己紹介をお願いします。
神奈川県出身。途上国での開発援助支援、特に、環境政策改善及び人材育成の為、これまでに、国連開発計画(United Nations Development Programme)、在ラオス日本国大使館、外務省、JICAベトナム事務所、環境省等で勤務し、政策レベルから、プロジェクトの現場での経験を積んできました。カリフォルニア大学(サンタクルーズ校)の博士課程では、カンボジア、ラオス、ベトナムで、開発プロジェクトが実施される際の環境及び社会セーフガードの遵守状況について分析し、これら諸国の庶民が、確実に守られ、且つ裨益していく為の開発プロジェクトの実施プロセス及び効果的な政策の実施について研究しました。
研究について教えてください。
メコン地域諸国(主に、カンボジア、ラオス、ベトナム)における、環境政策の遵守を強化していく為の手段について研究しています。また、この地域での気候変動対策(緩和と適応策)が、開発計画に、どのように取り組まれていくべきかについても研究しています。
その研究が進むと、どのような社会貢献が期待されますか。
途上国において、より良い環境管理が進み、持続可能な社会の構築に貢献できます。また、長期的には、地球規模での環境保全の強化及び気候変動対策にも貢献が期待できます。
ゼミではどんなことが学べますか。
持続可能な開発とは何かを考え、その為の経済・社会フレームワークを開発経済学、国際開発学等のアプローチを使って考え、行動をとっていける知識と智恵をつけることを目指します。今、世界では、地球温暖化対策を考慮し、グリーン経済や循環型社会の構築への動きが一層強まっており、また「持続可能な開発目標」(SDGs)の達成に向け、世界レベルで各国、各組織、各個人の努力が様々に始まっています。これら世界的な課題、特に途上国での課題が、日本の経済活動や開発援助と、どのように連動しているのかを思考し、皆で討議をしながら解決への方途を模索し、実践力を養っていきます。最終的には、学生一人一人の目標の実現に向けた力をつけていくことを目指します。
学生の皆さんに一言お願いします。
これからの時代は、どの分野においても、世界各国との協調や協力なしでは、仕事が進まない時代です。よって、世界の課題に関心を持ち、自分が、また日本が、どのような協力関係を築いていけるのかを、常に考えて行くことを期待します。また、経済問題の解決の為にも、経済面のみを見るのではなく、環境問題、気候変動の課題、社会の課題等を考慮しながら解決策を検討していけるよう、広い視野と知識、知恵を培っていくことを期待しています。
ページ公開日:2019年04月16日
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