毛利 眞紀(准教授)

モウリ マキ

専門分野 臨床心理学
担当科目 公認心理師の職責、心理学研究法ほか
研究テーマ 自閉スペクトラム症を持つ人の心理支援、学生相談の実践と研究
研究内容 ゼミテーマ:乳幼児・児童・青年期の発達と心理臨床

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研究者情報詳細

■研究紹介
 大学院では障害や発達の遅れを持つ子どもの臨床的支援に役立てるために、子どもの心理・社会的発達を促す大人の関わり方とはどのようなものか、その要素について研究を行った。その後、大学の学生相談室でカウンセラーとして勤務するようになってからは、自閉スペクトラム症を持つ学生への支援に関する事例研究や、不登校などの学生相談における諸問題について実践研究を行ってきた。近年は、自閉スペクトラム症を持つ人のストレスや葛藤への対処に関する調査ならびに事例研究、大学生の心理的成長の支援に関する事例研究などを行っている。
■研究・教育方針
  研究は、引き続き自閉スペクトラム症を持つ人への心理支援の研究を進める。また、学生相談における課題設定と面接・支援の評価についても関心を持っている。教育方針としては、臨床心理学の基本的知識を身につけながらも、自分の関心のあるテーマを積極的に探究し「このテーマについては他の人に負けないくらい勉強した」と自信を持って卒業できるように学習をサポートしたい。また、実践については、支援の対象となる人やその家族・関係者の役に立てるように専門性と広い視野を持ち、誠実に、柔軟に、根気強く仕事ができる臨床家を育成したい。
■学生へのメッセージ
  臨床心理学の対象は人です。実践では今までに出会ったことの無いような人や自分の理解の範囲を超える出来事を経験することもあり、専門性とともに目の前の人から謙虚に学び続ける姿勢が求められます。書籍や論文から知識を身につけることはもちろん大切ですが、学生のうちからボランティアなどで積極的に現場に出て、支援の対象者や家族、スタッフなどの色んな人と関わり、自分の心と身体をしっかり働かせながら体験的に学びを広げてください。
ページ公開日:2020年04月03日 13時08分
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