准教授

和足 憲明

ワタリ ノリアキ

Profile

専門分野

政治学・行政学・地方自治・公共政策

研究テーマ

①大都市財政の比較分析
②中央省庁の不祥事と検察捜査

研究内容

現在、大きく分けて2つのテーマを進めています。
第1に、大都市(たとえば、横浜市や大阪市などの政令指定都市)の財政赤字を比較し、その原因と解決策を探るというものです。
第2に、中央省庁の不祥事と検察捜査との関係というものです。とくに、中央省庁間で検察捜査の帰結に違いがあることや、第2次安倍政権とそれ以前とで検察捜査自体に違いがあることに関心を持っています。

担当科目

初年次セミナー、RESAS社会分析スキル、地域コミュニティ論、NPO論、演習Ⅰ、演習Ⅳ、卒業研究、八王子まちづくりフィールドワーク、公共政策ワークショップA、公共政策ワークショップB。

担当コース

公共政策・行政コース

ゼミテーマ

公共政策研究:政策リサーチのやり方を身につける!-仮説検証による問題解決の技法-

ゼミ紹介

【目的】
①政策リサーチの方法論を学ぶ
②自ら課題を見つけ、問題解決の思考方法を使ってその解決法を考えることができるようになる。
③仲間と協力して1つの課題に対するリサーチを進めることができるようになる。

【ゼミの概要】
政策リサーチの方法論を学んだ上で、各自が関心のある現代の公共政策の課題に調査し、「リサーチクエスチョン→仮説の提示→検証」という一連のリサーチ手順を体験することにより、実践的な政策リサーチの手法を身に着ける。「地方創生アイデアコンテスト」「大学コンソーシアム八王子学生発表会」「公共政策学会 学生政策コンペ」など外部のコンペに参加する機会も積極的に設け、身に着けたスキルを第三者に対してアウトプットすることを通じて、政策リサーチの手法に加え、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力も鍛えていく。

【具体的流れ】
①テキストの輪読を通じて政策リサーチの方法論を学ぶ
②各個人で「リサーチクエスチョン→仮説の提示→検証」までを1回経験(ミニレポート)
③グループごとに「八王子市の政策課題」について調査
④外部の政策コンペに応募し発表する

主な経歴・職歴・学歴

<学歴>
2002年   京都大学法学部 卒業 
2004年   京都大学大学院法学研究科修士課程 修了
2004年 京都大学大学院法学研究科博士課程 進学
2010年 京都大学大学院法学研究科博士課程 満期退学
2012年   京都大学大学院法学研究科博士課程 修了 博士(法学)

<職歴>
2005年 日本学術振興会 特別研究員
2010年 京都大学大学院法学研究科 助教
2011年   京都大学大学院文学研究科 COE研究員
2013年 イリス経済研究所 主任研究員
2015年   いわき明星大学教養学部 助教
2018年   いわき明星大学教養学部 講師
2019年 大阪成蹊大学マネジメント学部マネジメント学科(現・経営学部経営学科)准教授
2021年 創価大学法学部 准教授

所属学会・団体

日本行政学会、日本政治学会・日本公共政策学会

主な論文・著書

【著書】

  • 和足 憲明『地方財政赤字の実証分析―国際比較における日本の実態―』ミネルヴァ書房
    2014年4月

【論文】

  • 和足憲明(2021)「政令指定都市における財政赤字の比較分析:1975-2014」日本行政学会編『年報行政研究第56号 行政における調査・学習・教訓導出―福島第一原発事故を中心に』ぎょうせい。
  • 和足憲明(2016)「地方財政赤字の分析枠組と日本の時系列分析」『いわき明星大学人文学研究科紀要』 第13号。
  • 和足憲明(2014)「地方財政規律を取り戻す統治構造改革」『公明』2014年8月号。
  • 和足憲明(2010)「地方財政赤字の政治経済学―日米英独仏5ヶ国比較―」日本政治学会編『年報政治学2010-Ⅱ ジェンダーと政治過程』木鐸社。
  • 和足憲明(2010)「地方財政赤字の政治経済学―日米英三ヶ国比較―」日本行政学会編『年報行政研究第45号 行政学と共同研究』ぎょうせい。
メッセージ・ひとこと

私は学生のみなさんが社会で生きていく力を身につけるお手伝いをします。具体的には、時代が変わっても必要となるような社会科学の考え方です。「問題の現状分析→原因の特定→解決策の提示」という思考パターンを身につけていきます。これは現代社会における洞察力・観察力・分析力の基礎となり、学業・仕事・家事と人生全般に役立ちます。ぜひ大学でともに学んでいきましょう!

また、ビジネス書を読んで、勉強法・整理術・時間術などを学びましょう。学業・仕事・家事と多くの場面で活用できるスキルです。そうしたスキルについても取り上げていきます。