大西 克明(准教授)

オオニシ カツアキ

専門分野 宗教社会学
比較宗教学
研究テーマ 1.近代日本宗教史
2.宗教運動論
3.新宗教研究

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研究者情報詳細

研究紹介 近現代の宗教運動、特に仏教系新宗教を含む広義の近代仏教運動を研究してきた。
博士課程では宗教社会学及び宗教運動論の立場から、近現代の法華系在家仏教運動を取り上げた。
文献研究のみならず質的・量的調査を活用した実証的研究を心がけている。
現在は、宗教社会学の理論研究や、現代宗教論、近代法華仏教研究、
東アジアにおける新宗教の展開などを研究している。

最近の業績
『近代仏教スタディーズ』(共著、法蔵館、2016年)
『シリーズ日蓮4―近現代の法華運動と在家教団』(共著、春秋社、2014年)
「日本新宗教と法華経」(『東洋哲学研究所紀要』34号、2018年)
「新宗教と近代性」(『東洋哲学研究所紀要』33号、2017年)
「自然災害と仏教者の活動」(『東洋学術研究』55-2号、2016年)
研究・教育方針 近現代における宗教は、ナショナルレベルの社会統制やミクロレベルの
近代人の宗教的諸欲求に応答したことにより、
重層的に構成されてきた。その重層的な現象を解明することを目指している。
そのためには堅牢な構想力と精到な実証性が求められる。
研究においては、大胆で柔軟な思考力も必要とされるが、それと同様に、
綿密で緻密な検証過程が重要であると考える。学生は対等な一研究者であるとの姿勢で、
真摯な議論を行ない、共に高め合う存在として研究を進めていきたい。
また、比較宗教学の基盤となる方法論も習得してもらいたいと考えている。
学生へのメッセージ 試行錯誤と七転八起は研究の常だと思います。
失敗から学ぶことで価値が高まる過程が研究の醍醐味です。
自らの研究テーマに対する妥協なき取組みを期待しています。
ページ公開日:2020年04月03日
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