学位論文
審査基準

修士論文ないしリサーチ・ペーパーの審査基準

審査基準と評価方法

(1)修士論文ないしリサーチ・ペーパーでは、テーマ並びに研究方法の適切性、先行研究との関連付け、独創性への努力、結論の論理性、論文構成の明瞭性と一貫性を審査基準として考慮する。なお、規定文字数など要求された形式で正しく書かれていなければならない。
※修士論文の規定文字の基準数は、日本語で40,000字以上、英語で12,000語程度である。また、リサーチ・ペーパーの規定文字数は、日本語で20,000字以上、英語で6,000語程度である。

(2)修士論文ないしリサーチ・ペーパーの評価は、それぞれの評価項目、基準に基づいて行われ、合否の評定規準は、70点以上を合格、69点以下を不合格とする。以下に評価基準表を示す。

審査体制

(1)修士論文ないしリサーチ・ペーパーについては、公開の場で、中間報告ならびに最終報告が行われなければならない。最終報告では、面接試験があり、これに合格しなければならない。

(2)審査委員の体制として、修士論文については3名の教員(主査1名、副査2名)が、リサーチ・ペーパーについては2名の教員(主査1名・副査1名)が論文審査、面接試験を行う。

博士論文の審査基準、評価方法、審査体制

評価基準と評価方法

(1)博士論文の審査においても、前述の修士論文の審査基準は適用される。ただし博士論文の規定文字数は、120,000字以上である。欧文の場合は、A4版用紙で1ページ約350語として、100ページ以上である。

(2)上記の形式的要件を満たした上で、当該学問分野において研究を発展させるに足る知見(学術的価値)が見出せること、また、申請者が近い将来、自立した研究者として当該分野の中で活躍していく能力および学識が認められること、さらに、建学精神にもとづく学究者として、深い責任感と高い倫理観に基づく社会的行動ができること、が期待される。
このため、最低でも次の3つの条件を満たさなければならない。
 ①大学院で研究指導を受けた教員からの推薦
 ②日本経済学会連合に所属する研究学会での報告もしくは国際的に認められた研究機関で報告
 ③査読付き研究学会誌での受理

審査体制

執筆した博士論文について、3名の教員(主査1名、副査2名)による語学力確認も含む口頭試問が実施され、これに合格しなければならない。