研究科長からの
メッセージ

研究科長からのメッセージ

法学研究科長 黒木 松男
法学研究科長 黒木 松男
法学研究科は、激動する人間社会にあって、「人間のため」「民衆のため」「正義のため」という信念を持ち、優れたリーガル・マインドと、グローバル・センスを備え、建学の精神の中にある人間主義に基づいた法学・政治学の学問研究と法律実務に精通した専門的職業人・研究者を養成する研究機関です。激動する人間社会にあって、その時代に即応した法創造・法構築・法解釈が求められます。時代・社会のニーズは何か、時代・社会が求めているルールとはなにかを探求することは、その時代ごとの永遠の課題です。創価大学法学研究科の使命は、このような時代に即応した新たな法創造・法構築・法解釈を担う有為な専門的職業人・研究者を社会に輩出することにあります。

近年、様々な問題化している社会現象が、日本の国内及び海外で生起しております。例えば、目を世界に転じれば、自国第一主義・保護主義の思想が徐々に強まりつつあること、かつては難民受け入れに寛容であった国々が不寛容になる国々が増加していること、英国離脱によるEUの不安定な状況、軍事力を誇示する風潮が広がりつつあることなど、今後世界が調和して平和的に共存できるかどうかの難題が突きつけられています。また、日本国内を眺めても、少子化・超高齢化問題、憲法改正問題、働き方改革問題、自然災害への対応問題、自動車の自動運転や人工知能の進化に伴う問題、企業不祥事問題など、種々の法的な諸課題・諸問題が山積しています。

例えば以上のような人類が抱える諸問題・諸課題に対して、「人間のため」「民衆のため」「正義のため」という視座を堅持し、飽くなき研究心をもって社会に貢献する専門的職業人・研究者になることを希望する皆さんに是非入学してほしいと思っております。

法科大学院の創設によって、法学研究科の入学者は全国的に減少してきましたし、法学研究者志望者も減ってきました。本学にも同じ状況がありますが、解決しなければならない法的諸問題・諸課題が目の前に横たわっている以上、それらに果敢に取り組む皆さんの入学を心よりお待ち申し上げます。