本学文学部の森下達講師の著書『ストーリー・マンガとは何か 手塚治虫と戦後マンガの「物語」』が出版されました

本学文学部の森下達講師の著書『ストーリー・マンガとは何か 手塚治虫と戦後マンガの「物語」』が、9月22日に青土社より出版されました。
出版にあたって森下講師は、「手塚治虫を扱う研究書や評論は世の中にたくさんありますが、表現なら表現に、物語性なら物語性に絞って論じられており、両者の絡み合いを問題にするものはそれほど多くありません。本書はまさにこの点を論じており、戦後初期の手塚作品において描かれる物語がどのように変化していったのかを、そのマンガ表現様式の変容と結びつけて読み解いていくものです。マンガという表現領域が、現在のわたしたちが思い浮かべるような物語メディアになっていった過程を理解する上でも、重要な一冊になったと自負しております。興味がある方は、手にとっていただければ幸いです」と述べています。
教員情報

准教授
森下 達
モリシタ ヒロシ
- 専門分野
ポピュラー・カルチャー研究
- 研究テーマ
- 戦後日本における特撮映画・SFジャンルの形成と変容
- 手塚治虫の初期マンガ作品における物語と表現